富裕層上位1%の排出量はグローバルサウス50億人分の量に
記事のポイント
- 世界の富裕層上位1%が排出するCO2はグローバルサウス50億人分に相当する
- 国際NGOは大量のCO2排出が生産高を減少させ、飢餓や貧困につながったと指摘
- この国際NGOは豪華ヨットや自家用ジェット機などの使用制限を求めた
国際NGOオックスファムは10月28日、「炭素の不平等」に関する最新報告書を公表した。同NGOは昨年、世界の上位1%の富裕層によるCO2排出量は、グローバルサウスの貧しい国々に住む50億人の排出量に匹敵すると指摘した。今年の報告書では、超富裕層による消費と大量のCO2排出が世界の生産高を減少させ飢餓や貧困につながっているとし、プライベートジェット機や豪華ヨットの使用制限などを求めた。(オルタナ副編集長=北村佳代子)