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富裕層上位1%の排出量はグローバルサウス50億人分の量に
富裕層上位1%の排出量はグローバルサウス50億人分の量に

富裕層上位1%の排出量はグローバルサウス50億人分の量に

2024/10/30・by北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

記事のポイント


  1. 世界の富裕層上位1%が排出するCO2はグローバルサウス50億人分に相当する
  2. 国際NGOは大量のCO2排出が生産高を減少させ、飢餓や貧困につながったと指摘
  3. この国際NGOは豪華ヨットや自家用ジェット機などの使用制限を求めた

国際NGOオックスファムは10月28日、「炭素の不平等」に関する最新報告書を公表した。同NGOは昨年、世界の上位1%の富裕層によるCO2排出量は、グローバルサウスの貧しい国々に住む50億人の排出量に匹敵すると指摘した。今年の報告書では、超富裕層による消費と大量のCO2排出が世界の生産高を減少させ飢餓や貧困につながっているとし、プライベートジェット機や豪華ヨットの使用制限などを求めた。(オルタナ副編集長=北村佳代子)


プライベートジェット機の1座席当たり排出量は民間航空機の2~9倍
(欧州シンクタンクのT3 トランスポーテ―ション調査)