「CX」を基盤にしたSXの統合的な推進を目指そう

記事のポイント
- 日本企業のグローバル競争力強化のためにはCX(企業変革)が必要だ
- CXの核はコーポレート機能(ファイナンス、HR、デジタル)の「仕組み化」
- CXとSXの相互補完的な実践が持続的な社会の発展と企業価値向上に繋がる
CXとは、コーポレート・トランスフォーメーションの略で、日本語では「企業変革」を意味します。日本企業が、地域・事業の多角化などにより高まる「経営の複雑性」を克服し、収益性の向上を図るにはCXが必要です。同時に、持続的な社会の発展と中長期的な企業価値の向上を実現するためにはSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)が求められます。CXとSXは相互補完的な関係にあるのです。(オルタナ編集委員/サステナビリティ経営研究家=遠藤 直見)