第二次トランプ政権発足で「SDGs」はどうなるのか(上)

記事のポイント
- 第二次トランプ政権は前回以上に過激な政策を打ち世界に影響を与えそうだ
- 米国の政策転換を控えてCOP29の議論も白けた雰囲気で幕を閉じた
- しかし現在の行き詰まりはティッピングポイントに向けた過渡期に過ぎない
米国の大統領選挙で共和党が勝利し、2025年1月20日に第二次トランプ政権が発足することとなった。共和党は上院でも多数派を確保、下院も引き続き多数派となることも間違いなく、これにより「トリプルレッド」が実現することとなる。前トランプ政権が苦しんだねじれも解消されるため、政権運営は前回に比してスムーズで安定したものとなるだろう。気になるのは、SDGsの行方です。(オルタナ総研所長=町井 則雄)