サスレポのトップメッセージ、社長が自身の言葉で書くとは

記事のポイント
- サスレポなど報告書のトップメッセージの重要性は増している
- トップメッセージは、社長が自身の言葉で書くことが重要だ
- 「社長が自身の言葉で書く」とはどういう意味か、専門家に聞いた
サステナビリティレポートや統合報告書のトップメッセージでは、社長が自身の言葉で書くことが重要だ。では、社長が自身の言葉で書くとはどういう意味か。ESG情報開示の専門家に聞いた。(オルタナ副編集長=池田 真隆)
■社長の意思(ウィル)が見えるか
増田典生・ESG情報開示研究会共同代表理事、日立製作所サステナビリティ推進本部主管
統合報告書のトップメッセージでは、社長自身の言葉で書くことが重要です。では、社長自身の言葉で書くとはどのような意味でしょうか。
私は、社長の意思(ウィル)が垣間見えるかどうかだと思います。単に国際的なESGトレンドや市場動向を踏まえて語るのではなく、大局的な歴史観を持って、「だから自分はこう考えた」と言い切れるかどうかです。