生物学者・福岡伸一教授が語る「生命は破壊と創造の連続」
記事のポイント
- サラヤは、中高生向けに「いのちをつなぐ特別授業」を開いた
- NPOや学校と連携する教育支援プロジェクトの一環だ
- 生物学者の福岡伸一教授は「生命とは『動的平衡』」だと語った
化学・日用品メーカーのサラヤ(大阪市)は5月11日、中高生向けに「いのちをつなぐ特別授業」を都内会場とオンラインで実施した。NPOや学校と連携する教育支援プロジェクトの一環だ。生物学者の福岡伸一・青山学院大学教授は講演のなかで、「生命とは『動的平衡』であり、絶えず破壊と創造を繰り返すこと」だと語った。(オルタナ副編集長=吉田広子)
サラヤは2022年に教育支援プロジェクト「いのちをつなぐ学校 by SARAYA」を立ち上げ、生命科学や衛生・環境・健康をテーマに、小学・中学・高等学校向けに教材や学びの機会を提供している。
生物学者の福岡教授は、「いのちをつなぐ学校」の校長として、「生命とは何か」をテーマに「いのちをつなぐ特別授業」を行った。
福岡教授は、幼少期から昆虫が大好きで、顕微鏡でミクロの世界を探求していた。昆虫学者を夢見て京都大学農学部に進学したものの、そこで出合ったのが「分子生物学」だった。