Hatch Cola はちみつ生レモンコーラ シロップ瓶
・商品詳細(材料やグラムなど)
原産国:日本
内容量:シロップ1本あたり245g(200ml)
原材料名:はちみつ、レモン、黒糖蜜、生姜、カルダモン、クローブ、シナモン、オールスパイス、ナツメグ、コリアンダー ※本品はアレルギー物質(特定原材料等)を使用しておりません。
賞味期限:製造日から2年間
保存方法:高温多湿、直射日光を避けて保存
※はちみつ入りのため、1歳未満の乳児には与えないでください。開封後は10℃以下で保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
日本国内発送のみ
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Flavorich
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品物のストーリー
はちみつと愛媛県岩城島産レモンを贅沢に使用。白砂糖・添加物不使用でノンカフェイン。独自配合のスパイスは丁寧に残りガラを取り除き、女性やお子様でも飲みやすい口当たりの良さを実現しました。炭酸水で割るだけでグラス6-7杯分作れる200mlシロップです。
Learn Stories of Makers
「Hatch Colaが届けるのは愛する人たちとの豊かな時間」
夢中になれるものがある。それは、私たちを突き動かす原動力になる。
たとえ困難な道であっても、好きなことに打ち込む情熱は、私達自身を輝かせ、そして周囲にも明るさを届ける。
「好きなことだけでは上手くいかない事もあるけれど、やっぱり好きだからこそ頑張れる。その先に努力だけでは届かない、誰かにまでも影響を与えられる境地もある。」
そう話すのは、女性では珍しくクラフトコーラブランドを立ち上げたHatch Colaの寺崎 夕夏さんだ。コーラ好きの彼女が作るクラフトコーラは、今までのコーラ業界のイメージを刷新するようなコンセプトで作られている。
ベンチャー企業で働きながら、シンガポール在住のママの一面もある寺崎さんの好きに打ち込むその姿勢は眩しく、まさに「Hatch」から連想できる元気でパワフルな印象だ。
どんな人も飲める、そんなコーラを世界に届ける彼女から、想いとストーリーを聞いた。
「母の背中に憧れて」
幼い頃の寺崎さんが、母から影響を受けたことが2つある。
1つは、「好きなことを追い求め、一生懸命に取り組む人が世の中を変えていく」こと。
1990年代、まだまだ結婚したら家庭に入る母が多い世の中で、母は子育てをしながら男性社会だった研究者を続けた。キャリアウーマンだった母を見て「お母さんが働いていていつも家にいないなんて、かわいそう。」なんて言う人もいたけど、私にとっては母が憧れの存在だった。
大好きな仕事に猪突猛進な母。
世の中を良くしたい、というよりも、よくしていく人ってこういう人なんだ、と幼いながらに気づき、自分もそんなふうに頑張れることを見つけたいという刺激になった。
そしてもう1つは、「あなたは人より強く生まれたんだから。世のため人のためになりなさい。」という母からの教え。人より力強い子に生まれたからには、なにかに活かそう、そう思うようになった。
子供の頃は学級委員をして、人気だった学校の遊具の修理のために率先して募金を集めた。スマトラ沖地震のときには募金活動をして市長に届けにいった。
もっと世の中についてもっと知りたいと思い、生まれ育った関東から離れ、秋田県にある国際教養大学に進学した。
クマが出ることもあるし、冬には見たことがないくらい雪が積もる。そして高齢化が進むその場所で、新たな視点で感じ・考え・経験する日々を過ごした。
「死を覚悟した出産と、人生の転機」
世の中の課題を解決していくために、多くの仕組みづくりをしている東京で働くことを決めた。関東に戻り、保険会社に就職をした。
営業や経営企画・事業開発と、さまざまな経験をした8年間。現場でニーズを聞くことから、仕組み化まで経験していくうちに「今まで部署ごとにやってきたことを、次は全部自分でやりたい!」という思いを抱くようになった。
そして、そんな思いを抱いていたころに出産が重なった。
お産の痛みはとてつもなかった。分娩台の上で死を覚悟するほどの痛みを感じながら、「死ぬかもしれないなら私、もうちょっと人生を広げたい!もう1つ2つくらい好きなことをやろう!」と、心の底から思った。
そんな経験が後押しして、ベンチャー企業の事業開発へ転職。スピード感ある企業で、多くの人のために働くことを決めた。
そしてもう1つ、大好きだったコーラを作り始めた。
「魔法のシロップ、Hatch Colaへの想い」
2歳ごろからずっとコーラが大好きだった。
寺崎さんにとってコーラはきっと一生を通して変わらず好きな飲物だ。
コロナ禍、一大ブームになったクラフトコーラ。
大きな工場で同じクオリティのものを大量生産するのではなく、一つひとつが手作りで、つくり手によっても、作る時期の気温の違いでも味がぶれる、それすらも価値を感じる、そんなコーラ。
クラフトコーラの作り手は男性が多いが、寺崎さんは女性目線で、女性も子どもも、みんなが飲めるコーラを作りたかった。寺崎さん自身お酒が大好きで、妊娠中の会食の席では水やお茶、市販の清涼飲料水しか選択肢が出来ず、楽しい場に馴染めない苦い経験をしていた。
だから、白砂糖不使用でノンカフェインに。甘みは砂糖の代わりに濃厚な百花蜂蜜を贅沢に使用した。カルダモンやクローブといったベーシックなものから、オールスパイスや山椒といった香り高いスパイスを7~10種類ほどを商品によって使い分け、ジャスミン・カモミールといったハーブ類も配合。リラックス効果や胃腸の働きをサポートする効果も期待できる。健康的で特別感を感じられて、でも気軽に手に取れる「コーラ」を作りたかった。
柑橘類は食材選びにこだわった。高齢者が多い愛媛県の岩城島でレモン出荷に力を入れている30代の移住者、岡さんと繋がり、不揃いレモンを仕入れることにした。味は良くても見た目が少し劣るという理由でそのままでは流通できない果実を使用し、フードロス削減に貢献している。
原液で販売しているのにも理由がある。
コーラ=炭酸のイメージのままだと、炭酸が苦手な人の手には届かない。
「万人が、自分が好きな形で飲めるように。」だれも取りこぼしたくないという寺崎さんの思いがこもった、手に取る人全てが楽しめる、そんなシロップだ。
「紅茶に入れたら美味しかった!」
「ビールに混ぜても甘みが出て美味しい!」
「ミルクにいれたらチャイティーみたいになるね。」
「実は私コーラめっちゃ好きだったの。でも、コーラって不健康と思われそうでなかなか人前で飲めなかった。これなら飲める!」
「今授乳中で、夫婦で禁酒してたけど、Hatch Colaなら一緒に飲める。」
たくさんの声をもらい、Hatch Colaは「魔法のシロップ」として愛されるようになった。
誰かと分かち合いたくなるようなクラフトコーラとして、パッケージにもこだわった。
空き瓶は花瓶やインテリアにもなる。
廃棄しやすいパウチサイズもある。
「国を超えて広まる Made in Japan」
秋田の大学にいたころ、秋田の特産物・生ものでお土産を作るプロジェクトを学生がやっていることを知った。生ものだと出荷できる範囲が限られ県内や東北で消費されるものでも、嗜好品にすると賞味期限が一気に伸びて全国に届けることができる。
レモンやライムもコーラになると2年に賞味期限が伸びる。そうすれば、手に取ってもらえるチャンスが増える。
現在、日本で作ったコーラを移住先のシンガポールで業務用で卸している。
シンガポールに住む人は忙しく、家でゆっくりご飯をするよりも外食を選ぶ人が多い。
シンガポールではクラフトコーラは浸透していないが、日本のコーラとしてレストランで出すと、お客様からは喜びの声が届くという。
日本の飽くなき探究心が生み出すコーラを世界に届けていきたい、そんな思いでボトルの裏面には「made in Japan」と書いている。
飲んだ人が「さすがメイドインジャパンだね!」と言ってくれたり、海外でギフトとして贈られたときも、「さすが日本からの贈り物だね。」と言われるようなそんな商品を届け続けたい。
寺崎さんは、Hatch Colaをともに作った越智さんとともに、「Flavorich」という会社を
立ち上げている。
Hatch Colaや今までの仕事での経験をもとに、生産者・飲食店・小売店の商品開発に伴走する事業をはじめた。
これからは海外でもその国々に相応しいコーラを作ったり、日本のmade in Japanを広めたりと、さまざまなアイデアを元に活動の幅を広めていきたいと話す。
「Flavorich-人生に豊かな味わいを」
Hatchには「蜂」を連想させたり、日本語に訳すと「生み出す」という意味になる。そして声に出した時にはなんだか楽しそうな、ポップで元気な響きがある。
まさに健康に生まれたからこそ世のため人のためになりたいと行動し続けた、明るい寺崎さんらしいクラフトコーラの名前だ。
「世のため人のためにできることをする」そして「自分が好きなことをとことんやる」という母からの教えが今、コーラを通して寺崎さん自身も、そして関わった人も笑顔にしている。
でも、寺崎さんにとっては大それたことをしているつもりはない。まずは自分が好きな仕事、そして食事、睡眠で自分を満たし、ケアをして、その上で誰かのために頑張ろうという気持ちで動いている。そんな寺崎さんが今思うのは「自分をケアできる人が増えて欲しい」ということ。
会社名の「Flavorich」は「Flavor:味わい」と「Rich:豊かさ」の掛け合わせで出来ている。
人生の色々な変化を迎えても、好きなものを好きな人たちと変わらず楽しめる、味わえる。その瞬間こそが豊かさであり、そのための第一歩は自分をケアすること、だと思っているからだ。
子どもが旬のフルーツを食べているときってすごく良い顔をする。
そんな風に全ての人が自分をケアするために、美味しいものを食べてほしい。そしてそれを、半径5メートルの範囲で良いから、誰かと分かち合って欲しい。
そんなことができる人が世界中に増えた時にはきっと、優しい世の中が待っているだろう。