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プラムジャム(サマーエンジェル)
プラムジャム(サマーエンジェル)プラムジャム(サマーエンジェル)

プラムジャム(サマーエンジェル)

夏の太陽がくれた、朱色の宝石。 夏の完熟プラム「サマーエンジェル」だけを贅沢に使った、新発売の特別なジャムです。その名の通り、太陽の恵みを一身に浴びて育った、この季節だけの特別な品種。 深く美しい紫色が特徴の「ハリウッド」とはひと味違う、鮮やかで美しい朱色。しっかりとした酸味と、その奥から広がる濃厚な果実感が特徴です。 ヨーグルトに合わせれば甘酸っぱさが引き立ち、トーストには濃厚な旨みがじゅわっと広がります。冷たい炭酸水で割って、目にも鮮やかな夏のドリンクとして楽しむのもおすすめです。 ありきたりではない、季節の贅沢を味わいたい方へ。旬の果実の力強さを楽しみたい方にも。 **ギフト配送について** お好きなジャムをよりどり4瓶まで箱入れ発送が可能です。 名称: プラムジャム 原材料名: プラム(サマーエンジェル/小田原市曽我産), 甜菜糖 賞味期限: 製造日より6ヶ月 保存方法: 直射日光を避け常温保存。開封後は要冷蔵。
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工房ほの果
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小田原曽我の畑で、他のプラムの受粉を助けるためだけに育てられる希少種「ハリウッド」。その本来の役目を終えた時、ジャムとして新たな命を吹き込まれます。深く美しい紫色と、奥行きのある甘酸っぱさは、ついに主役になった喜びの味です。

Learn Stories of Makers

「工房ほの果が届ける、嘘のない自然の恵み」


神奈川県小田原市にある穂坂農園。
梅やみかんなどの果実を育てる農園で、捨てられてしまう果実を加工し、ジャムやふりかけに生まれ変わらせている工房がある。

工房ほの果。
6次産業にこだわり、夫が作った果実を自然の恵みそのままに加工・販売している。
作っているのは妻の穂坂幸代さん。
非常勤で音楽教師をする傍ら、工房ほの果の職人として、捨てられるはずの果実に新たな命を吹き込んできた。


夫が作る果実の美味しさを届けたい。
食品ロスを少しでもなくしたい。
無添加、さらには6次産業で、安心安全なジャムを届けたい。

母親と音楽教師とジャム職人。
そんな生活は決して簡単ではなかった。

それでも全力で駆け抜け、やり遂げてきたからこそ胸を張って充実した人生だと言える。
まだまだ進んでいきたい道は目の前に広がっている。
そんな工房ほの果代表、穂坂さんの想いとストーリーを聞いた。

「やりたいにまっすぐ。夢は挑戦で現実に。」


東京都立川市出身の穂坂さん。
母は仕事で忙しかったため、小さい頃はよく祖母の家に預けられていた。

「自分で何かを作りたい」という想いが強かった子供時代。
祖母が料理をする横で見よう見まねでお肉を焼くなど、何にでも興味を持ち挑戦していた。
小学校1年の時点で、すでに一人でお味噌汁を作れていたという。

好奇心旺盛なだけではなく、人と関わるのが大好きだった。
幼稚園児の時は幼稚園の先生、小学生の時は小学校の先生、中学生の時は中学校の先生になりたいと、ずっと教師を夢見てきた。

やりたいことにはまっすぐに挑戦する性格。
持ち続けた夢は現実に変わり、大学卒業後は音楽の先生になった。


結婚後は家庭に入り、夫が家業の農業を継ぐにあたって小田原へ転居。
20年ほど農業を手伝いながら、家庭を守る日々を過ごした。

忙しい親の元で育ったため、寂しかった幼少期。
自分の子供達には、家にいて、「おかえり」と言ってあげたい。
できるだけそばにいてあげたかった。

存分に愛情を注ぎ、下の子が中学に上がると同時に非常勤講師として教師生活をリスタートさせた。

知らない土地への引っ越し。農家の生活。田舎のコミュニティ。
戸惑うことは正直なところたくさんあったが、やりたいことをやりたいように、自分の想いのままに生きてこれた人生だと思う。

「”誰かのため”は円満卒業

”自分のため”に贈る人生最後の挑戦」



夫は梅とみかんを中心に、プラムやキウイなど果実を栽培していた。
子供達にはできるだけ自分が作ったものを食べさせてあげたかったこともあり、帰宅後のおやつは果実を使った手作りがほとんど。
その中の一つがジャムだった。

もともとジャムを作る習慣は、義母から受け継いだ当たり前だった。

梅を栽培する中で、規格外のものが大量に出る。
少しの傷で販売できないもの。熟しすぎたもの。

そういった梅を廃棄するのではなく、ジャムに加工して自宅で楽しんだり、知り合いに配ったりしていた。規格外の梅を、無駄にせず消費する工夫だった。


夫が好きなもの、自分が作りたいものを作るようになってからは、ブルーベリーやイチゴなどジャムのバリエーションも増えてきた。

そんな時、保健所の法改正により梅干しを作る加工場の使用許可が降りなくなってしまった。
新たな基準を満たした加工場を新設しないといけない。

「どうせ新しく作るなら、ジャム作りを本格的にやってみるのはどう?」
突然の夫からの提案だった。

正直、ジャムを作りながら販売する想定はしていなかった。
それに私は教師だ。
時間を工面できるのかなどいろんな不安があった。

それでも、「ここから先、私自身のために挑戦できることは何か。」を自問自答した結果、挑戦してみたいと思った。

子育てはひと段落した。
家族のため、子供のためではなく自分のために挑戦できるのは、これが最後かもしれない。
私の原動力になっている、ジャムを配った際にもらえる「美味しかった!」という言葉。
…今の私が力を発揮できるのはこれだ。

こうして、音楽教師が二足のわらじで素材の恵みを届ける、【工房ほの果】が誕生した。

「こだわりの6次産業

本物の味・農家の想いをまっすぐあなたへ」



【工房ほの果】には3つの想いが込められている。
作り手が見える証の「ほさかのうえんのかじつ(穂坂農園の果実)」。
瓶の蓋を開けた瞬間に「ほのかに香る」果実の香り。

「ささやかだけれども、嘘のない本物の果実の味を届けたい」という気持ち。
家族と案を出し合った結果、一番しっくりくる名前が「ほの果」だった。

ほの果のこだわりは6次産業にある。
6次産業とは、1次産業(農業生産)と2次産業(加工・製品化)、3次産業(販売)を全て自社内でまかなう事業の在り方を指す。
1×2×3=6であることから、それぞれをかけ合わせることで2倍3倍もの力を発揮できるという意味で6次産業と名付けられた、今後を担う新たなビジネスモデルだ。

夫が作る美味しい果実を、そのままの美味しさで届けたい。
添加物を使用せず、自然のままに安心安全を届けたい。
農業という大変な仕事へのリスペクトを、もっとたくさんの人に広げたい。

一種の啓蒙活動としても、6次産業にこだわることに意味があると思った。
私の活動で、本物の美味しさやそれを作る農家に少しでも人々の意識が向いてくれたらと願っている。

「まるで果実。本物を届ける新しいジャムの形」



ほの果のジャムの魅力は、まるで果実そのものを食べているかのような素材本来の味や香りにある。口にした人が「キウイだ!」「みかんそのものだ!」と驚くほどだ。

一般的にジャムは低温で果実を煮詰め続けて作られており、そうすることでねっとりとした質感のジャムが出来上がる。

しかしほの果のジャムは違う。
スプーンですくうと滴るぐらい、トロっとしていてみずみずしい。一般的に想像されるジャムでもゼリーでもない、ほの果だけの「ジュレジャム」だ。

こんなにもみずみずしいのは、添加物を使わず果実の水分と甘みを活かして自然のままの味わいを大切にしているからこそ。

余計なものは入れず、果実本来の力を最大限に活かしたジュレジャムは、味わいだけでなく香りや色も果実そのままだ。


看板商品は完熟梅ジャム。
市場には出回らないほどの完熟した梅を使用し、梅の酸っぱさは残しつつもまろやかな甘みが特徴だ。

完熟しているからこそ、香りは最高潮。梅とは思えないほどの綺麗なオレンジ色。
食べた人が声を上げてその美味しさに驚き、リピート率もNo.1の商品になっている。


梅ジャムは人気No.1の完熟ジャムと、つゆあかねジャムを販売。
つゆあかねは小田原を代表する曽我梅林ならではの、珍しい赤い梅だ。

完熟ジャムとは違い、鮮やかな赤色とフルーティーな味わいが特徴。
ぜひ両方試して、お気に入りを探してみてほしい。


ほの果ではジャムだけでなく、栽培過程で間引きされた「摘果みかん」を使ったシロップや青みかんふりかけの製造販売もおこなっている。

摘果みかんは若いというだけで、栄養は満点。免疫サポートや、血流促進など様々な効果が期待できる栄養が詰まっている。
そんな栄養たっぷりの摘果みかんを無駄にしたくなかった。

シロップは薄めて飲んだり、かき氷のシロップにしたり、料理の隠し味にしたりと使い方は無限大。

ふりかけもご飯にかけたり、お肉やパスタにかけたりと何にでもかけられる。
青みかんの爽やかな香りが、料理のアクセントになって食事をさっぱりとさせてくれるだろう。


ふりかけにはごまや昆布、煮干しなども入っており、タンパク質やカルシウムも補ってくれる。無添加なうえに栄養価が高いため、特にお子様におすすめだ。

シロップやふりかけを通して、「本来捨てられてしまうものにも栄養はたくさんあるし、少し工夫をすれば食べられる。
そんな工夫の積み重ねが、食品ロスを減らすきっかけになる。」ということを広められると信じている。

「次の世代へ、未来へ。

小さな瓶に込めた大きな希望」


工房ほの果を立ち上げて、まだ一年余り。
今は一人でも多くの人にほの果を知ってもらい、その味を求めてくれるファンを増やすことが目標だ。今後もマルシェなどのイベントにも積極的に参加する予定。
SNSなどをきっかけに、足を運んでくれるお客様が増えることを願っている。

より多くの人に知ってもらうことで、たくさんの人に夫が作る果実の美味しさを届けたい。
それだけでなく、少しでも無駄になってしまう果実を減らせるように。
その先で「美味しい」という言葉をもらえたら、きっと果実も喜んでくれる。

ほの果のファンが増えた後の未来。
現在農業は高齢化が進み、耕作放棄地の増加も問題になっている。農業を存続させることは、人間としても、日本としても成り立っていくために必要不可欠だ。
ほの果を通して果実の美味しさに気付き、農業に興味を持ち、担いたいと思う次世代が増えてくれたら。

穂坂さんが生み出した小さなジャムの瓶には、何歳になっても挑戦を忘れない勇気、家族への愛情、農業への敬意、そして地球や農業の未来への希望が詰まっている。
一口味わえば、きっとその温かな想いがじんわりと心に広がっていくだろう。