MODRINAE - 戻り苗 - 【予約販売】
Transparency Points
透明性項目
品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
生産地
品物が作られた場所
原材料
品物の素材や原料
国産檜
50%
土
20%
どんぐり
10%
リサイクル素材
リサイクル素材が使われている割合
リサイクル素材は使われていませんが、ご購入いただき、育った苗木はそのまま山へ還ります。
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
目標13:気候変動に具体的な対策を
持続可能な苗木の生産を行い、森に植えることで二酸化炭素の吸収を促進します。
目標15:陸の豊かさを守ろう
林業における苗木不足の課題にアプローチし、植林を促進することで、土砂災害リスクの低い山づくりに寄与します。
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
苗木の新しい生産体制による、植林の促進
木は、自然の力で土砂災害のリスクを下げる役割を担っています。根は山の表面の土を掴み土砂の流出を防ぎ、幹は水分を溜め込んで、川に大量の水が流れ込むことを防ぎます。
一方で、木材価格の低下や人手不足などの多くの課題から、山を管理する人たちは「植林」にお金が割けず、伐採した後も新しい苗木が植えられない山が増えていきました。そうした山は災害リスクが比較的高く、危険な状態にあるとも言えます。
木を適切に使い、また植える、その循環を守ることは災害リスクの低い山をつくる上で大切なこと。戻り苗は、どこにいても、どんな人でも、苗木の生産に関わることができます。その点で、この循環に寄与できると当社は考えています。
文化遺産・伝統工芸品
認定されている称号、受賞歴等
レア度
品物の希少性
Story
品物のストーリー
人々と木々の繋がりを取り戻すために生まれた、MODRINAE - 戻り苗 - 。
着想は嫁入り道具の桐の箪笥から。
地方の農村では、女の子が生まれると庭に桐の木が植えられました。
十数年をかけ育った木は、箪笥などの嫁入り道具へと姿を変え、
女性の旅立ちの日に共に送り出されました。
人に会うこと・連絡を取ることが今よりずっと不自由な時代。
故郷の思い出や両親の愛情がこもった桐の箪笥を通して、
遠く離れた両親を想っていたと聞きます。
人に会うこと・連絡を取ることが簡単になった現代。
木はどんな風に、私たちの関係を紡ぐのでしょうか。
私たちはどんな風に、木との関係を紡ぐのでしょうか。
森の今、そしてこれから。
森は様々な役割をになっています。
木の根が土砂災害のリスクを下げたり、土が水を保ったり、
植物が二酸化炭素を吸収したり...
しかし、現在、そのような役割を全うできる
豊かな森ばかりではなくなりました。
木材価格の低下、担い手の少子高齢化など様々な理由により、
50年前に植えられた木々は放置され痩せ細り、
伐採後もお金や人が回せず、植林されないまま放置されることも。
私たちは、未来に豊かた森を残すため、1つずつ課題を紐解き、
どのように解決できるかを考えていきたいと思っています。
皆で育てる、未来の森
木を伐って、植えて、育てる...そんな山づくりの中で
「植える」にあたる植林。
山づくりに必要不可欠な過程ですが、
現在、苗木不足という課題を抱えています。
戻り苗は、場所や人に関係なく、
全国各地の皆さんと苗木を育てることができます。
そのことで、未来の山づくりの一助になれたらと考えています。
Learn Stories of Makers
山づくりと私たち
私たちのはじまりは、平成最大の水害とも言われる
「紀伊半島大水害」にあります。
森は、土砂が崩れないようにするという、大切な役割をになっています。
山に生息する多くの木は、その樹根で
土壌が崩れないように保っています。
さらに、落葉落枝やかん木、草などは、地表を覆い、
降雨などによる土壌の侵食や流出を防いでいます。
紀伊半島大水害で被災した代表奥川は、
災害リスクの低い森づくりの必要性を強く感じ、
「土砂災害による人的被害をゼロにする」をビジョンに掲げ、
株式会社ソマノベースを設立しました。
林業と山づくり
山づくりは、林業に関わる皆さんの手で行われています。
木を伐り、植え、育てる...その循環により、豊かな森が育てられます。
しかし、現在様々な理由により、その循環が保ちにくくなっています。
例えば、国産木材の需要が低下。
かつてより木材が売れなくなり、
新しい森を生み出す「育林」に人とお金が流れにくくなりました。
さらに、山の土地を持つ山主は、儲からない山への
投資をしづらくなり、「植林」を行わないことも増えました。
このように、木が植えられずに放置された山は、
本来の機能を失い崩壊のリスクが高まっています。
私たちは、この林業界の様々な課題を1つずつ紐解き、
解決し、林業界内外で手を取り合い、
土砂災害リスクの低い山づくりができる仕組みを作ることで、
山づくりの新しい未来を築いていきたいと考えています。
災害リスクの低い山づくりに向けた、私たちの活動
国産材を使用した木のお茶・コップ・ストローのセット「茶繋木」を製作
土砂災害のない未来と豊かな森を次の世代に残すことを目的に、
国産材を使用したお茶・コップ・ストローのセット
「茶繋木(ちゃつなぎ)」を製作・販売しました。
当社を発起人とし、「Hello Gin&Tonic」「Strawmaestro」と
共同で企画を実施。ご支援いただいた分だけ植林を行う
クラウドファンディングでは、合計117名の方から
719,000円のご支援をいただき、143%で目標を達成。
本プロダクトをより一層お楽しみいただけるよう企画したイベント
「茶繋木と過ごす土曜日」の開催も行いました。
※現在は販売を終了しております。
熊野古道の森を守る、「熊野自然学校」
世界遺産に登録された「熊野古道」もある、緑豊かな木の国です。
しかし、現在では森林産業の構造の変化や担い手不足等の問題により、
森林が地域の生活に従来的にもつ重要な公的機能が損なわれつつあります。
2021年、和歌山県田辺市の教育委員会様からの依頼を受け、
一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー様と共に、
田辺市内の小学校に向けた学習コンテンツを企画。
座学や木工体験、さらには植林や間伐等の森林での
フィールドワーク等を盛り込み、2021年秋に実施しました。(詳細)
林業について楽しく学ぶ、林業ゲームの企画
同志社大学商学部に、ソーシャルマーケティング研究を行う
瓜生原准教授のゼミがあります。2021年度には、
社会課題の1つとして土砂災害と森林保全を取り上げ、活動されました。
ソマノベースは、学生の皆さんが土砂災害や森林保全について
深く学べるよう、講義や植林体験、ワークショップを交えた
1年間をコーディネートさせていただきました。
1年間の集大成として、ゼミ内で森林保全を林業の観点から
学ぶことのできるゲームを企画。
サイエンス・アゴラ2021にて発表されました。
都心の企業に向けた植林ツアーの企画
私たちは和歌山県田辺市を拠点に活動を広げています。
田辺市では、林業事業体のみならず、森林組合や製材所、
木材を使って商品を作っている工房など、森林産業に関わる
様々な人と活動しています。
そんな私たちがご提供する「植林ツアー」は、
企業様のご要望に合わせて、内容をアレンジすることが可能です。
例えば、これまで以下のようなアレンジをさせていただいています。
・講師を読んだ事前の勉強会
・木材が流通する際の一連の流れの視察
・木材を使ったワークショップの開催
など