デザイン扇子 FANO(ファーノ)TOKOLOCOMバージョン
FANO(ファーノ)は、広島に贈られた折り鶴の再生紙を利用してデザインした扇です。
日本はもとより世界中から届けられる思いのこもった千羽鶴。FANOとして生まれ変わった折り鶴たちが、平和の風を世界中に届けてくれるよう、わたしたちは願っています。
TOKOLOCOM Ver. について
「TOKOLOCOM Ver.」は、2025年8月6日に開催された「令和7年(2025年)平和記念式典」において、各国の駐日大使や地域代表をはじめとする来賓の方々に配布するため、広島市に寄贈した特別仕様のFANOをベースにアップデートした特別な製品です。
本製品は、美術家・野老朝雄氏による扇面のデザインに加え、藍染を施した持ち手と持ち手紐の留め具を採用。さらに、パッケージには1300年の歴史を誇る徳島県の「阿波和紙」を使用し、素材と伝統技術の融合を追求しています。
日本国内発送のみ
ショッププロフィール
FANO
9品
個数1~30日本
¥430
海外配送
不可
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¥5,940(税込)
ポイント還元
59 SeC
カートへ
Transparency Points
透明性項目
品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
人々への愛
森を守る
リサイクル・アップサイクル
限られた品物
日本産
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
野老朝雄
今回寄贈したFANOは、野老朝雄氏の創作における大切な考え方「個と群と律」に基づいてデザインされています。
「個」は一つひとつの要素やパーツ、「群」はそれらが集まってできる集合体、「律」はそれらを組み立てるためのルールや法則を意味します。この3つの要素をうまく組み合わせることで、多様で美しい模様やデザインが生まれるという考え方です。さらにこの考え方には、「多様性を認め合い、つながりを生み出す」というメッセージが込められており、それを誰にでも伝わる言葉「PEACE(平和)」で表現しています。
美術家
生産地
品物が作られた場所
徳島県
原材料
品物の素材や原料
自然素材の割合
95%
再生紙(折り鶴再生紙30% / 牛乳パック再生紙70%
80%
持ち手 / コハゼ:ヒノキ間伐材
15%
扇要:布クロス
2%
持ち手紐
2%
リサイクル素材
リサイクル素材が使われている割合
95%
リサイクル活動の詳細
扇面に使われている折り鶴再生紙は、広島に贈られる折り鶴を一旦パルプ化し、そこに素材を安定化させるために牛乳パックの再生パルプ(70%)を加え、機械式和紙として再生したものです。
また、持ち手と持ち手を留める留め具(コハゼ)の木材部分はヒノキの間伐材を使用し、更に藍染加工を施しています。
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
平和のシンボルとして世界中から広島に届けられる折り鶴の数は、年間約1千万羽、重さにして10トン以上となります。
なぜ広島にこれだけ大量の折り鶴が届けられるか知っていますか?
FANOを持つことでその背景を知り、平和への願いを新たにするきっかけになることを願っています。
折り鶴は日本の伝統的な文化である折り紙の一つですが、今日では平和のシンボルと考えられ、多くの国々で平和を願って折られています。このように折り鶴が平和と結びつけて考えられるようになったのは、被爆から10年後に白血病で亡くなった少女、佐々木禎子さんが大きくかかわっています。
2歳のときに広島で被爆した禎子さんは、小学6年生のときに突然白血病を発症し、たった12歳という若さでその生涯を閉じました。「生きたい」と強く願い、病床で千羽を超える鶴を折った禎子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め平和を築くための像をつくろうという運動が始まり、全国からの募金で平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。その後この話は絵本やアニメとなって世界に語り継がれ、「原爆の子の像」には毎年たくさんの折り鶴が捧げられるようになったのです。
折り鶴を折っているのは多くの子供たちです。
平和を願って追った折り鶴がFANOとなって自分のもとに還ってきたらどれほど素敵でしょう!
文化遺産・伝統工芸品
認定されている称号、受賞歴等
【ソーシャルプロダクツアワード2021】
ソーシャルプロダクツ賞受賞
レア度
品物の希少性
心がこもった贈り物
希少性の詳細・理由
FANOの扇面に使われている紙は、日本国内外から広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」に贈られた折り鶴をリサイクルした再生紙です。
その多くは戦争のない世界を願った子供たちの思いの詰まった折り鶴となります。
FANOとして生まれ変わった折り鶴たちが、平和の風を世界中に届けてくれるよう、わたしたちは願っています。FANO
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特定商取引法に基づく表記
Story
品物のストーリー
FANO(ファーノ)は、広島に贈られた折り鶴の再生紙を利用してデザインした扇です。
Learn Stories of Makers
日本はもとより世界中から届けられる思いのこもった千羽鶴。
その数は年間1千万羽、重さにして10トンにもなります。
広島市のイニシアティブではじめられた、折り鶴に込められた平和への思いを昇華する取り組み。折り鶴を折り、贈って下さった世界中のみなさんへ、日本人ならではのアイデアと技術を活かして、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
FANOとして生まれ変わった折り鶴たちが、平和の風を世界中に届けてくれるよう、わたしたちは願っています。
時や文化を超えて、受け継がれていく平和への思い。FANO はその象徴でありたいと願っています。
19世紀後半のフランス。モネやルノワールなどの印象派の画家たちが日本の浮世絵からインスピレーションを受けていました。「ジャポニズム」の時代。その頃、ツール・ド・フランスの応援に使われていた扇がヒントになりました。
FANOプロデューサー
田辺三千代 メッセージ
『FANO(ファーノ)』これは団扇でもなく扇子でもありません。風を手動でおくるものです。音の響きが優しく、心地よい気分になります。
FANOの原型は、2014年8月15日の終戦記念日、フランスのアビニョンのアンティークマーケットで出会った、多分約100年程前の何らかのイベント開催時に観客やスポンサー等に配られたノベルティです。それは丁度1900年頃のフランス絵画の印象派に属するマネ、モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ等が「ジャポニズム」に熱狂し、日本の浮世絵からインスピレーションを受け様々な日本の文化や手法、生活用具等に憧れ、彼らの作品の中に表現した時代でもありました。
現在広島の原爆の子の像には日本中、世界中から千羽鶴が平和の祈りと共に贈られています。そんな素晴らしく意味のある折り鶴から作ったFANOが、かつて日本から海を渡ってフランスで評価された作品の数々が時を経て日本に持ち帰られたその原型の様に、平和の風を世界中に届けられることを願っています。
世の中に存在するもの全ては過去に戻れない。しかしその精神や願い、想いは受け継がれていくものです。