ゆずセット
ゆずの精油とウォーター(10㎖・200㎖)
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FLORA LABO
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FLORA LABO
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ゆず
エッセンシャルオイル
「温もりに包まれたい」方にお勧めです。
無添加のゆずはこんな香りだと脳が反応します。
王様の称号が似合うゆずは、香りの魅力で包み込んでくれます。
生産量が減少しいているため不安はありますが、出来る限りお届けしていきます。
フローラルウォーター
エッセンシャルオイルと同時に抽出されたものですが、オイルに比べて香りや効能は少し低くなります。
肌にそのままスプレーしたり、いつでもどこでも使用できるため、気分転換や汗をかいた時・面談時の前などのご使用をお勧めします。
水蒸気蒸留での抽出のため、光毒性はありません。
そのため、肌や服についてもシミになりません。
植物由来成分のみの無添加のため、スプレー後は速やかに香りは消滅します。
香りがいつまでも残らないことは、健康面でも大切なことだと言われています。
柑橘由来の純粋な香りをお楽しみください。
Learn Stories of Makers
「未来につながる精油と食のブランドFLORA LABO
そこには、培った忍耐力と探究心」
地元愛媛の柑橘を使用した、100%自然由来の無添加エッセンシャルオイル。
使えるのに捨てられる食品廃棄物の多さを危惧し、フードロスの削減を目指して作られた。
あると落ち着く、あるから落ち着く。
そんな自然の香りを届けるため、心を込めて手作業で。
私たちが昔から知っている自然の恵みの香りは、脳にまでしっかり届く。
柔らかくてやさしい上質な香りは、ゆたかな時間と健康をもたらしてくれる。
作っているのはFLORA LABOの松下誠幸さん。
過酷な幼少期を乗り越え、様々なことに挑戦する中でフードロスの削減という夢を見つけた。そして、今はその夢のために進み続けている。
挑戦することをやめない松下さんの、想いとストーリーを聞いた。
「諦めない気持ちの育て方」
愛媛県東温市出身の松下誠幸さん。
農家に生まれ、貧乏な幼少期を過ごした。
父は仕事嫌いな人間だった。小学生の頃から父に代わって仕事をすることが多く、農繁期には学校を休んで仕事をすることもあった。
小学生にもかかわらず耕運機の運転や修理もおこない、大人さながらに仕事をしていたという。
夢は貧乏な生活を楽にすること。
何かに憧れる暇もなく、日々を必死に生きていた。
中学では水泳部に入り県大会まで進む実力をつけ、高校では柔道に挑戦。
全国大会に出場するほどの強豪部で、100人いた新入部員が卒部時には5人に減るほどの厳しい練習だった。
当時は今よりも上下関係や指導も厳しい時代。地獄のような練習としごきに耐え、特待生として愛知の大学に進学した。
この厳しい環境に耐えた経験から培ったのは「諦めない」気持ちだ。
松下さんがスポーツと並行して没頭したのは「読書」だった。
小学校ではお金のかからない図書クラブに入部し本をたくさん読んだ。
大学でも柔道をしながら、また読書漬けの毎日を送った。
大学在学中に読んだ本は1000冊以上。
社会人になってからも読書の習慣は途絶えず、読書やニュースなどから感じたことをA4用紙に書き続けた。
「常に前進。飽くなき探求と挑戦の先へ」
卒業後は公務員を目指すも試験は不合格だった。
借金を抱えていた父からの仕送りは見込めなかった。
「なんとか食べていかないといけない。」
半年悩んだ末、父がおこなっていた廃棄物処理の仕事を手伝うことに決めた。
片っ端から営業をかけ、徐々に経営は軌道に乗り、25歳のときに仕事を引き継いで法人化した。
父の借金も全額返済し、貧乏な生活からの脱却を果たした。
それからも松下さんは前進し続けた。
人ができることは自分もできるはず。
だから、人ができないことをしたい。現状維持をするのではなく、どんどん新しいことに挑戦しよう。
リサイクル技術に関する研究開発を進め、特許は10個取得した。
その知識を活かし廃棄物の次は食品業界に参入。
食品会社で使用する製造機械の開発やメンテナンスに従事し、顧客の問題解決や、顧客が利益を上げるための提案・省力化などの必要性を学んだ。
そうして食品会社と関わる中で、捨てられてしまう食品をもっと有効活用できるのではないかと考えるようになる。
かつお節を作る際にできる残渣。これをパウダーにすれば、また使えるのではないだろうか。
しかし、会社に提案するも却下されてしまった。
「できると思うならやってみろ」と言われ、松下さんの心に火が付いた。
鉄工所と協力し廃棄される食品からパウダーを作る機械を作成したが、パウダー作りはそう簡単なことではなかった。
まだまだ先の長い取り組み。その過程の中で、少しでも廃棄物の再利用ができる取り組みをしたい。
そこで愛媛の特産品である柑橘類の皮が、年間2万トンも廃棄物となっていることに着目した。
奥様がオイルの資格を持っていたこともあり、地元愛媛の柑橘の皮を再利用したエッセンシャルオイルを作ることに決めた。
「脳に届く柑橘の香り」
FLORA LABOのエッセンシャルオイルは無農薬で作られた柑橘類を使用し、無添加で化学成分を使わない100%植物由来の精油だ。
本来エッセンシャルオイルは原料から0.5%程の量しか抽出できないが、FLORA LABOでは独自製法で1.5%の抽出を可能とした。
柑橘の内皮をひとつひとつ丁寧に手作業でトリミングし、機械作業では失われてしまう果物本来の良質な香りをそのままに残している。
香りは鼻から入った後、脳に届く。
自然由来のFLORA LABOの香りであれば人間の脳が古くから知っている匂いのため、脳が受け入れやすく果物そのものの香りを継続的に楽しめるという。
抽出方法もニーズに併せて変更可能な点がFLORA LABOの大きな魅力の一つだ。
好みに合わせ、好きな香りを楽しんでもらいたいという松下さんのこだわりだ。
一部の果物は注文時に抽出方法を常圧か減圧か選択可能。
常圧は100℃で抽出する一般的な方法で、柔らかくやさしい香りができあがる。
減圧は圧力をかけることで60℃で抽出することが可能となり、より上質な凝縮された香りを楽しめる。常圧の1/3程しか抽出できない、貴重なオイルだ。
精油を生産する過程でできる芳香蒸留水は「フローラルウォーター」と呼ばれる、香りがついた水だ。
松下さん夫婦はこのフローラルウォーターも活用している。オイルより香りが弱く肌にも優しいため、顔につけたりマスクにつけたりと様々な方法で楽しめる。
現在使用している柑橘は6種類。レモン、ゆず、伊予柑、河内晩柑、甘夏、清美。
すべて愛媛県産だ。
また、フローラルウォーターにはドクダミとヨモギを使用している。
柑橘類や漢方にも使われる植物は、免疫力アップも期待できる果物だ。
届けたいのは、「豊かな時間」と「健康」。
自然の恵みを余すことなく活用し、人々に安らぎの香りを提供する。
「より良い世界を願って、生きた証を次の世代へ」
FLORA LABOのFLORAは植物全般という意味。LABOは研究所という意味だ。
FLORA LABOの挑戦はまだ旅の途中。
仮説と検証を続けた先に孫の世代にまで続く商品ができるかもしれないと、飽くなき探究心で前進している。
今後はまずエッセンシャルオイルとフローラルウォーターを広めたい。その中で、他の用途開発もおこないながらパウダー事業を進めていきたいと語る。
もしパウダーが完成したなら、規格外の野菜も廃棄せずさまざまな用途で利用できる。
例えば、野菜嫌いな子どもには料理にパウダーを入れることで栄養素が摂れるだろう。
嚥下障害がある高齢者の食事にも安心して使用できるかもしれない。
原料として使っていただき、お客様に新しい商品を作ってほしいと思う。
可能性はさまざま。農家のサポートと若者の就労環境の提供にも貢献できるだろう。
松下さんの夢には終わりがない。
完成して満足ではなく、常により良い未来を構想し挑戦し続ける継続力と向上心は、幼少期からの厳しい環境を乗り越えたからこそではないだろうか。
また、今持っている意思や知識を、自分の子ども、孫の世代にまで残せるように繋げていきたいと語る。
近年、戦争や自然災害など世界中で様々な問題が起こっている。たった一人の力で解決することなど不可能で、今すぐに平和な世の中にするのは難しい。
しかし、私たち大人が今持っている知識や想いを後世に伝えて、少しでも繋いでいけたら。
想いを繋ぐということは、生きた証を残すことでもある。
人々の生きた証が積み重なり、平和な未来が訪れることを願う。
松下さんが試みているFLORA LABOのパウダーが完成したとき、どんな未来が待っているのか。
多くの人の心と体の健康、そしてフードロス削減へ挑戦し続けるFLORA LABOの試みがこれからも楽しみだ。