沖縄・屋我地島の海辺に佇む工房から届いた、島の風を運ぶ器。深く、鮮やかな「沖縄ブルー」は、目の前に広がる海そのものを写しとったかのよう。日常の食卓に、澄み渡る空と海の景色を映し出します。縁に立ち上がりのあるデザインは、パスタや瑞々しい魚介のカルパッチョ、彩り豊かなメインディッシュまで、あらゆる料理を美しく受け止め、その魅力を最大限に引き立てるための、計算されたキャンバスです。

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これは、単なる「沖縄の器」ではない。島の光と風、波音、そしてそこに流れる穏やかな時間。作り手である喜屋武裟也氏が、五感で受け止めた島の空気そのものを、掌で土に写し込み、形にした一枚です。ひとつとして同じ表情のない器の一つひとつが、あなただけの島の景色を物語ります。

その青は、工房の窓から見える海の色。

沖縄本島から橋で渡る小さな離島、屋我地島。さざ波の音が聞こえる海辺の工房で、『Al mare アルマーレ』は生まれます。作り手が器に向かうとき、その視線の先にはいつも、刻一刻と表情を変える沖縄の海があります。この吸い込まれるような青色は、その日、その瞬間に彼女が感じた海の色。自然への深い敬意と対話の中から、この色は生み出されるのです。

不揃いこそが、手仕事の証。

この器には、量産品にはない確かな個性があります。貫入と呼ばれる細かなヒビ模様、釉薬の流れが生む自然な濃淡、土の呼吸が感じられる小さなピンホール。それらは決して欠点ではなく、作り手の掌と炎、そして島の自然が織りなした、世界に一つだけの「景色」です。機械では決して作ることのできない、手仕事ならではの温もりと表情として、その出会いをお楽しみください。この一枚が、あなたの日常に特別な島の時間を運びます。