ホーム
食品・ドリンク・お酒
つぶつぶ美味しい!石川県_能登半島志賀町産《3kg》コシヒカリアモーレ
つぶつぶ美味しい!石川県_能登半島志賀町産《3kg》コシヒカリアモーレつぶつぶ美味しい!石川県_能登半島志賀町産《3kg》コシヒカリアモーレつぶつぶ美味しい!石川県_能登半島志賀町産《3kg》コシヒカリアモーレ

つぶつぶ美味しい!石川県_能登半島志賀町産《3kg》コシヒカリアモーレ

コシヒカリアモーレは、石川県能登半島の清涼な水と豊かな土壌から生産されています。 特に水はその土地でしか使えない貴重なもので、他からの流入が無い大きな溜池から肥沃な水を水引き入れて利用しています。 等級は「一等米」です。他の生産者さんが作ったお米とはブレンドされていない単一米なので、粒揃いが良く、炊き上がりも均一です。つぶつぶ食感が特徴で、甘くてもっちり美味しいお米です。 志賀町の農家の皆様が、丹精込めて育てたお米は、お茶碗をパクリと開ける音が聞こえるようなおいしさがあります。毎日の食卓が愛おしく感じられるような、豊かな味わいをお楽しみください。 ・お米は直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所に保管してください。 ・白米、玄米、5分づき米の3種類からお選び頂けます「種類」から選択してください。 〜玄米の炊き方〜 ・きちんと計量する ・さっと洗う ・水に浸す(炊飯器の玄米の水のラインに合わせる。米の容積の1.5倍量の水。白米は1.2倍) ・一晩浸す(ここがポイント!5〜6時間です。) ・ご飯を炊く(炊飯器に玄米モードがあるならそれで) ・サクッとほぐして召し上がれ!
在庫切れ
食品・ドリンク・お酒食品・ドリンク・お酒
日本国内発送のみ
ショッププロフィール
山燕庵
山燕庵
10品
個数1~10
日本
¥924
沖縄県
¥1,914
北海道
¥1,254
海外配送
不可

このショップでは¥10,000以上のお買い物の際に国内配送料が無料になります。
ご注文から2営業日以内に出荷
¥2,980(税込)
ポイント還元
29 SeC
その他
白米3kg
¥2,980(税込)
ポイント還元
29 SeC
その他
5分づき米3kg
¥2,980(税込)
ポイント還元
29 SeC
その他
玄米3kg
¥2,980(税込)
ポイント還元
29 SeC
あとで買う

Transparency Points

透明性項目

山燕庵
山燕庵
品物一覧を見る
特定商取引法に基づく表記

Story

品物のストーリー

やさしく、暮らす

自然循環型の農法で安全と美味しさを追求した農産物を石川県にて生産。
「アグリアート」という自然と人の循環から生まれる愛のある食を取り入れたライフスタイルを通して、自然循環型の農法で人と自然が永続的に共存できるエシカルな生き方を提案しています。

Learn Stories of Makers

「都市生活と農村生活の融合を目指して」


スズメの個体数が近年大幅に減少していること、将来的には絶滅危惧種になる可能性があることをどれくらいの人が知っているのだろうか。

深呼吸してスマホやPCから目を離してみるとすぐ身近にある自然の変化に気付く。

そんな機会を増やせるように、独自のスタイルでお米を広めているのが「山燕庵」の代表、杉原晋一さんだ。

お米の可能性を「食」だけに留めず、お米を通じて自然を考えること、を大切に、アクティブな活動を続ける石川県に農園を持つ「山燕庵」の杉原さんに想いとストーリーを聞いた。


「三つ子の魂、米作りまで」



東京都に生まれた杉原さん。2歳から高校生までの間は神奈川県川崎市多摩区の緑豊かな土地で過ごした。

実家の前では家庭菜園をし、その横には栗畑や梅畑があり、自然に囲まれていた。遊歩道があり、毎日飼い犬の散歩をしていた。

父は出版社に勤めていて、仕事一筋で休みの日にはゴルフに出かけていた。そんな父の趣味は家庭菜園と庭いじりだった。

祖父は杉原米店というお米屋さんを営んでいて、杉原さん自身大学生の頃には米屋でバイトをしていたこともあるという。

大人になった杉原さんは映像制作会社、マーケティング会社で働いた。世の中にITが広がり始めた頃、毎日動画編集をしていた杉原さんは「もっとITを学びたい」という思いからマーケティング会社に転職し、インターネットを使った調査をする仕事を7年勤めた。

ディレクターとしても勤めて、世の中でどう言うことが求められているのか、マーケティング力を磨くことができた。
しかし、この7年間は朝から深夜までの業務が続くこともあり、心身ともに疲れることもあったという。

「デジタルから自然へ 目線を移し気づくこと」


父が2005年ごろに定年退職後のビジネスとして悠々自適に農業をやりたい、という思いで福島で農業を始めた。

杉原さん自身も心身の疲れを癒すために休日は福島に出向き農作業に取り組むようになった。「なんてナチュラルなんだ。生きるってこういうことなんだっけ。
里山のように自然と農業が身近にある環境で、鳥や虫、土や木の中に身を置くことが、自分にあっているのではないかと考えるようになった。


幼いころから自然が身近にある環境で育った杉原さん。

映像会社、マーケティング会社で働いたが、過去を振り返ると、「幼少期の体験で得た価値観に基づいて行動した方が、人生が豊かになるのではないか」と思ったという。

自然のなかで暮らす時間や自然を豊かにすることを目的とした仕事をする、人と自然の共存を持続できることを目的とした環境に身を置くことがしたい。

美味しくて安全なものを作って、食べてくれる人に「おいしい」と言われる、その価値観をお金としていただくことが杉原さんにとってしっくり来た働き方だった。

東日本大震災の翌年、2012年、32歳の時に会社をやめて、農業を本格的に始めた。大変なことも多かったが、心が健康になったと振り返る。

考え方が変わり、話す人たちも出会う人たちもガラッと変わった。経営者の人と話すことも農業関連の人たちと話すことも増えた。

村長さんからの紹介で師匠のような存在の人と出会い、農業についていろんなことを教えてもらった。

田んぼは数百年の歴史の中で洗練されたノウハウがあり、効率化されている技術のかたまりなので、他の農業に比べて手間がかからない部分が多いという。

「ツバメは優しい人が集まる所に巣を作る」


山燕庵(さんえんあん)。ツバメは幸せを呼ぶ鳥で、農家にとっては益鳥でもある。また、ツバメは年に2回子供を育てるので、豊作なイメージにもつながる、そんな燕(ツバメ)を社名に入れて会社を立ち上げた。

震災後の2012年からは石川県能登半島の農園をメインの生産地に移した。

「土と水が良いんですよ。それにつきます。水の良さは栄養価が高い。土の良さはお米にとって生育環境がものすごく良い。」


「人のこころを動かす農業はアートである」



多くの人の手に商品が渡るように、商品の見た目とネーミングはプロにお願いした。

父が出版社で働いていたころからの知り合いに「ハッチポッチステーション」や「コレナンデ商会」で有名なアートディレクターの藤枝リュウジさんがいて、デザインをお願いした。


「コシヒカリアモーレ」や「玄米がユメヲミタ」の商品名は「無印良品」「日清オイリオ」などのコピーライティングに携わった日暮真三さんにお願いした。

「コシヒカリアモーレ」その由来は日暮真三さんが杉原さんたちのやっている農業を見て「情熱」と「愛」を感じたことが由来だ。

「玄米がユメヲミタ」は循環型の農業を継続していきたいし里山も守りたい、という思いを夢と捉えたこと、玄米を一晩寝かせて甘酒はできるというところから繋げて名付けられた。

経営理念には「アグリアートを世界に広める」と掲げている。

自然と人の循環から生まれる愛のある食を取り入れたライフスタイルのことを「アグリアート」と名付け、これを広めていく活動をしている。

農業をやること・土と触れることで、自分の生き方を改めて考え直すことができる。
自然と触れる時間が増えると価値観は変わってくる。美しいと思うものが変わってくる。
農業は人の心を動かす。

これはアグリカルチャーというよりはアートだよなと思った。

「キーワードは深呼吸農法・

自然を感じられる商品をつくる。」


生産・加工・販売全てを自社で担う個人農園は少ない。
そんな中で山燕庵の商品は全て自社で行っている。
農業で土から水から何ができているか、そこでどんな感動が生まれているか、それを全て知っているからこそ、製品1つひとつに思いが込められている。


「コシヒカリアモーレ」は自然の良さを最大限に取り入れた農業をやっていることをアピールするために「深呼吸農法」というキャッチコピーをつけた。

山燕庵の田んぼは川から流れる水ではなくて独自に使える巨大な溜池の水を利用している。この水は他の河川からの水の流入が無く、栄養価が豊富である。

お米は単一米、さらには、「シングルオリジン」な、お米だ。
単一米は同じ産地・産年・品種がひとつであるという意味があるが、あくまでも「その地域内のお米」という括りで、複数の生産者、生産方法が含まれる場合もある。


山燕庵の「シングルオリジン」なお米は自分達の田んぼだけで生産して取れたお米のみを使用している。

誰がどんな田んぼで作ったのかがわかるお米は安心感がある。また、その田んぼ独自のお米の味を感じることができる。


ぬか袋カイロは捨てるはずのヌカを焙煎して、縫製は障害施設にお願いした。繰り返し何度でも使えるサスティナブルな商品だ。商品を通じてお米や糠の魅力やこういったものづくりの良さを感じてほしい。

「共感者はあらゆる業界に」


高円寺の銭湯「小杉湯」や、化粧品会社の「SHIRO」とも山燕庵の商品はコラボしている。

今までお米を売るとはとても思えなかった世界にお米を広げ、共感してくれる人を増やしている。
お米を売るためにお米の展示会に立っていても全然売れなかったのが、お米を焙煎して米糠カイロにして、自然療法サロンにいくと注目される。お米を売る という意味はは一緒なのだが、アウトプットの形と見せる場所変えると世界が広がった。

福井県のインナーウエアメーカー、「エルローズ」さんや整体で施術用の糠のカイロの発注、静岡の自然療法サロン「チムグスイ」さんのオリジナル米糠カイロの開発、生産も
している。他にも化粧品会社とのコラボとしては「SHIRO」さんの人気商品、米の恵みを詰め込んだ、新定番「酒かす米ぬかシリーズ」が山燕庵の米糠を化粧品の原材料として扱っている。

お米の価値の伝え方次第ではその魅力を見つけてくれる人はいるんだな、と感じている。

今後やりたいこととしては「素敵な自然環境を人が調和している環境や豊かさを維持し続けたい。」
この目的のためには、この米ぬかのカイロや米ぬか、お米を主体とした加工品をよりいろんな業界の人たちに伝えたい。

商品化を通して今までなかったお米の流通を作っていきたい、と話す。

「深呼吸して、何かを思い出すきっかけづくりがしたい」


山燕庵の役割は「都市生活と農村生活の融合」だと考えている。

都市生活をしていると田舎に行く時間も土に触れる時間もなかなかないだろう。
「深呼吸農法」というキャッチコピーに込められた思いにもなるが、「あれ?スズメっていなくなってない?」「ハトとカラスしか最近見ないのってなんでだろう?」都市生活をしながらでも、そういった自然の中で起きている変化に気づくきっかけを製品を通じて出していきたい。


もっと身近な自然に気づく人が増えればなと思う。

空を見上げて虫がいるか、足元を見て草が生えているか、考えるきっかけを作りたい。
そういえばこの時期蝉が鳴いてたけど今年はいなくない?なんでだっけ?
スズメがいなくなって、絶滅危惧種になろうとしている理由はなんだろう。
こういったことを考えることはすごく重要で、視野をスマホからリアルに向けていく、そういう人たちが増えて欲しいなと思う。

玄米を見せて、「これがお米のタネですよ」と言うと「え?」と言う人が結構いる。

深呼吸して、何かを思い出すきっかけづくりがしたい。

杉原さんの思いと動きは、これからも多くの共感者を巻き込み、広がっていくのだろう。
インタビューを通し、そんな核心を得た。