The ReBorn [mini] -[ヨットの帆×金糸] スマホ用ミニバッグ
~お散歩に色どりを
ケータイとカードと小銭だけ入れて街に出られるバッグです。
小さなポケットは鍵やイヤフォンなどを入れるのにぴったりです。
紐はリボンのように結んで調節できます。
[サイズ]
本体:縦18cm x横10cm
紐: 左右各80cm, 幅 1cm
(結んでお好みの長さにご調節いただけます. )
ポケット: 縦10cm x 横 9cm
[お手入れ方法]
金糸は水に弱いので水洗いはお控えください。汚れてしまった場合は水やアルコールをしみこませたタオルやティッシュで優しくふき取ってください。
また、ぜひ金糸を使ったダーニングでオリジナルのバッグにしてみてください。
[Special thanks]
セールご提供
関東の体育会ヨット部各部
金糸- タグ部分- 鳥原商店(京都市西陣)製
タグ刺繍- 渋谷アトリエ福花(B型就労支援施設)
縫製職人- 柳井典子
在庫切れ
海外発送可
ショッププロフィール
sAto
4品
個数1~10日本
¥198
沖縄県
¥198
北海道
¥198
海外配送
¥2,500
注文後1~3日で発送
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
sora
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
ao-ki
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
sora+
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
orenji
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
aka
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
ki
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
shiro/ki
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
色
shiro/sora
その他
¥3,300(税込)
ポイント還元
33 SeC
あとで買う
Transparency Points
透明性項目
品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
地域への愛
人々への愛
海を守る
リサイクル・アップサイクル
匠の技
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
鳥原 雄治
京都の西陣で伝統的な手法で金糸を作成しています。
高い技術が評価され、国選定保存技術(金銀糸 平箔製作)保持者に認定されています。
金銀糸の美しさを少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。
金糸職人
渋谷アトリエ福花
渋谷区笹塚で、メンバーそれぞれの自由な発想を活かし、モノづくりやアート制作をしているB型就労支援のアトリエです。
金糸は普通の糸に比べて扱いが難しいですが、工夫しながら楽しく作成しています。
タグの刺繍作家集団
柳井 典子
岡山で一つ一つ丁寧に縫製しています。
ハンドメイドが大好きで普段は自身で縫製したものも販売していますが、
sAtoの活動に関われてとても嬉しいです。
縫製職人
宮川 花代
プロダクトのデザイン、色や生地の組み合わせを試行錯誤している時間がとても楽しいです。また、sAtoでしかみられないデザインがボーダレスに愛されることが私の目標です。
デザイナー/生地の裁断担当
塚本 亜里菜
素材の組み合わせで無限にあるデザインの可能性を模索していくのが楽しいです。唯一無二のsAtoのバッグを通して作り手、持ち手双方に喜びが生まれることを目指していきたいです。
オランダ支部(現在)
堀 灯里
京都で伝統工芸材料を扱う家業の傍らで育ち、
高校生の時から材料の新しい可能性を切り拓きたいという想いを持っていました。
仲間の力を借りてできた世界に一つのバッグたちが、皆さんの毎日にも新しい風を吹かせられたら嬉しいです。
代表/連絡、経理、販売担当
生産地
品物が作られた場所
京都/東京/岡山
原材料
品物の素材や原料
自然素材の割合
10%
ヨットの帆
90%
金糸
10%
リサイクル素材
リサイクル素材が使われている割合
90%
リサイクル活動の詳細
大学のヨット部等から海での役割を終えた帆をいただき、バッグに使っています。
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
SDGsに関する詳細レポート
- 金箔、和紙、漆を材料とする金糸を使い、伝統工芸に使われてきた「素材」そしてそこに携わる職人さんたちの新たな可能性を探求しています(目標8,9,17)。
- 海での役割を終えたヨットの帆(ポリエステル)を使い、海の美しさを保つことを目指しています(目標14)。
- 障がいをかかえたクリエイターさんの金糸刺繍がタグに施されています(目標3,9,17)。
- 売り上げの1%を国内に漆の木を植樹するNPO法人URUSHI NEXTさんに寄付させていただきます(目標15,17)
- ご購入後に汚れや破れが出た際、金糸を使った「金継ぎ(メンディング)」を推奨しています。一点物のバッグとの愛着を育んでいただければ嬉しいです(目標12)。
コストの詳細
コストの内訳を開示
材料費 100円(金糸), 制作費 金糸刺繍200円, 縫製600円, 人件費3000円
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
ファッションを楽しむことで、海のごみを減らすこと、伝統工芸職人さんや障がいをかかえたクリエイターさんにお金を回し、日本の工芸に欠かせない漆の木を増やすことができます。
文化遺産・伝統工芸品
認定されている称号、受賞歴等
金糸職人の鳥原雄治氏は選定保存技術(金銀糸 平箔製作)保持者に登録されています。
レア度
品物の希少性
この星で唯一
希少性の詳細・理由
帆の色の組み合わせ,障がいをかかえたクリエイターさんの金糸の刺繍も全て世界に一つです。sAto
品物一覧を見る
特定商取引法に基づく表記
Story
品物のストーリー
西陣織などの工藝に使われてきた「金糸」×海での役割を終えた「ヨットの帆」
京都の伝統工芸職人の傍らで育った2人と、
神奈川県藤野の自然に囲まれてで育った1人、
3人の大学生が始めたブランドです。
---
西陣織を始めとする織物に使われてきた金糸。
漆,金箔を重ねた和紙を細く裁断して作られます。
生活用品の変化により伝統工芸が衰退する今、
わき役である「材料」にスポットを当て新たな価値を創造することを目標にしています。
その第一歩として役目を終えたヨットの帆を「金継ぐ」ことで
みなさんの毎日に新しい風が吹くようなバッグを作っています。
障がいをかかえたクリエイターさんと作った
金糸が輝く世界に一つのタグがシンボルです。
売り上げの1%を日本国内の漆の植樹活動に寄付させていただきます。
日本の手仕事と自然の美しさを未来に繋ぐため。sAtoは挑戦し続けます。
Learn Stories of Makers
「sAtoー故郷の美しさを未来に繋ぐー」
捨てられるヨットの帆「金糸」を使って、アップサイクルする「sAto」。
唯一無二のデザインが目を引く金糸のタグと、水に強くて軽いヨットの帆でできた製品は〈可愛さ〉と〈機能性〉を兼ね備えている。
伝統工芸なんてダサいと思っていた。
でも本当はとってもクールなものだと気づいた。
だからこそ、新しい可能性を見つけて、未来につなげていきたい。
目指すのは伝統工芸の材料の需要の拡大と継承への貢献。
20歳という若さでsAtoを立ち上げ、何度も挫折を経験しながらひたむきに向き合ってきた、代表の堀灯里さんの想いとストーリーを聞いた。
「異国で気づいた誇りと焦り」
京都出身の堀さん。300年続く、金属箔粉の製造,販売会社の娘として産まれた。
小さい頃はあまり自分を出すことができず、引っ込み思案な性格だった。
実家の敷地内にある家業。
当たり前に生活にあるものだったため、継ぐつもりもなければ誇りもなかった。むしろ、「家=会社」ではない普通の家庭にうらやましささえ感じていた。
国際協力の道を志し、高校では英語を学ぶためオーストラリアに1年間留学。
現地で家業について話したことで、転機が訪れる。
「オーストラリアの国より長い歴史を家族だけで繋いできたなんてすごい!誇るべきだよ」
「でも今のインスタやサイトはダサいね。せっかくクールなストーリーがあるんだから、灯里がなんとかしたらいいんじゃない?」
悔しかった。
今まで家業のことを彼らと同じくダサいと思っていたのに、いざ人に言われると「本当はいいとこもあるんだよ」ともどかしい気持ちになる自分がいた。
世界規模の問題を私一人で解決することは難しい。でも、家業という小さな規模なら自分にもより良くすることができるかもしれない。そしてみんなが自分の周りを少しずつより良くしていけば、世界はきっとよくなる。
自分の中にあった家業への誇りと焦りに気付き、帰国後は少しずつ家業に関わるようになった。
「伝統工芸の材料の可能性を広げたい。」
いずれ京都に戻るならもっと外の世界を知りたいという想いで、東京の大学へ進学。
大学1年生の時、家業のイギリス出張に通訳とした。
そこで、日本では仏壇や神社仏閣など伝統的なものにしか使われない金箔が、イギリスでは現代的なアートやプロダクトに活用されていることを知る。
使う人が変わればこんなにも可能性が広がるのか。
金箔をはじめとする日本の伝統工芸材料を世界中のクリエイターに気軽に使ってほしい!と、帰国後は家業でECサイトを立ち上げた。
ECサイトを通して世界のクリエイターが金箔を輝かせてくださるのを見て、ここにルーツを持つ自分も伝統工芸を使ったモノづくりがしたいという想いが沸いてきた。
「材料」としての金箔では客先がクリエイターに限られるが、それを使って幅広い人が手に取れるプロダクトを作ればもっとたくさんの人に魅力を知ってもらえるのではないか。
家業とは別のフィールドで、自分自身で0からの挑戦が始まった。
と思ったものの、金箔はとても薄く、不器用な自分にはとても扱えない。そんな時出会ったのが「金糸」だった。
金糸は、和紙に漆を塗って金箔を貼り、糸状に切ったもの。主に西陣織に使用されている。
金糸であれば誰もが触れて、和紙と漆という金箔以外の伝統工芸材料も取り入れられる。想いがぴったり重なる材料だった。
早速自転車で職人さんの工房に伺い、その技の美しさに圧巻された。
そして、出口が「西陣織」に限られているからこそ苦しい職人さんの現状も知り、「金糸の職人さんが後継者を育てられるほどの新しい需要を作りたい」という目標ができた。
そしてもう一つ目を付けたのが捨てられてしまうヨットの帆。
ヨットは父の趣味だった。
父の知人がヨットの帆でバックを作っていた。
素敵なアップサイクルだと思った。しかし、自分が持ちたいと思えるデザインではなかった。
それなら金糸と組み合わせて「可愛い!」と思ってもらえる商品を作りたい。
「模索の先に見つけた本当の〈サスティナブル〉」
役目を終えたヨットの帆と金糸を使ったアップサイクルブランド「sAto」。
「さと」は、一緒に立ち上げた友人と自分の名前に「里」が入っていたこと。そして、二人がともにふる「さと」の文化や環境問題のことを強く想っていたことに由来する。
ヨットの帆の形に似ていることから、「A」は大文字にした。
ブランドを立ち上げた当時は大学2年生。
想いはあったものの商品を作るためのスキルもデザイン力もなく途方に暮れていたが、想いを会う人会う人に語っていたらデザインは幼馴染、縫製は友人の親戚、と力を貸してくれる人に恵まれた。
ただ、肝心の金糸の生かし方がわからない。
ミシンにも通らないし、自分で刺繍をするにも限界があるし何より魅力的じゃない。
試行錯誤を繰り返すうち、「ATELIER FUCCA-アトリエ福花」という渋谷区笹塚の就労支援事業所に出会う。
そこでは障害のあるクリエイターたちが、固定概念にとらわれない自由な発想でアート作品を生み出していた。
自分では全く思いつかないものが生み出せると感じ、協力を依頼。金糸を刺繍した唯一無二の小さなアート「kintsugi tag」が生まれた。
このタグが、sAtoのシンボルとなっていく。
sAtoのバックは水に強く軽いのが特徴だ。
使えば使うほど使用感が味になり、魅力を増していく。
特に力を入れているのは商品そのものの「可愛さ」や「使いやすさ」。どれだけアップサイクルで環境に良いとはいえ、商品に魅力を感じなければ愛着もわかずリピートには繋がらずビジネスとして「持続可能」ではない。
魅力を感じる入口をアップサイクルではなく商品自体へのときめきになるように、デザインはお客様の声も取り入れアップデートし続けている。
kintsugi tagは同じものが一つとなく、その唯一無二のデザインは海外からも人気だ。
他社とのコラボも実現し、もっと手軽に金糸を楽しんでもらえるようアクセサリーやステッカーの作成も行っている。
右も左も分からない状態で始めた事業。とにかくトライアンドエラーの日々だった。
商品を届けたい顧客に届けられるよう、マーケティングを勉強し、POP UPにも積極的に参加した。
しかしsAtoの収入だけは当時わずか、アルバイトも詰め込まざるを得なかった。
学年が上がるにつれ、周囲は就活を進めている。諦めたくないけれどこれで食べていける気はしない。このままでいいのだろうか。
忙しすぎる毎日と今後への不安が重なり、ついには身心のバランスを壊してしまった。
それでも「sAtoだけはなんとか続けないと」と、ある意味使命感で3年生の時に大学のビジネスプランコンテストに参加した。
結果は20数組中優勝。賞金として活動資金も手に入れた。
五里霧中でがむしゃらにしてきたことが客観的に認められたことが自信に繋がり、一旦は就活をせずsAtoに注力する覚悟ができた時、心は回復に向かい始めた。
sAtoは、自分だけのためにしている事業ではない。
「伝統工芸の材料を未来に繋ぐ」というパッションがあり、歴史や職人さんなど守りたいものがある。
自分だけのものじゃない。そう思えることが続けられる原動力になっていた。
伝統工芸に関わる全てを大切に思う堀さん。売り上げの一部は、伝統工芸に欠かせない漆の木の植樹活動へ寄付されている。
「続けることに意味があると信じて」
大学卒業後もアルバイトをしながら各地でPop Upや展示会を開催し、生産力を上げるための工夫も重ねた。だがやはり現実は厳しかった。社会人として知識や経験不足を感じる場面が増え、独立して生きていくための資金を賄うことにも苦戦し、自分の心がサステナブルではない日々が続いた。
潮時かとも悩んだが、素敵な出会いに恵まれ、現在は繊維商社でフルタイムで働きながらsAtoの事業を行っている。
細々とでも続けることに意味がある。
身も心もサステナブルな状態でポジティブなサイクルを続けていけば、想いは届くべき人に届いて広がっていくはず。
実際、就職してからのこの一年はありがたいことに国内外の素敵なお店から委託販売のお声がけをいただき、多くのお客様に商品を手に取っていただくことができた。自分が直接想いを伝えなくてもモノが語ってくれている。ブランドとして新たなフェーズに入れたのかな、と感じる。
伝統的な手仕事を未来へ残すというパッションと自分自身が楽しむ心を忘れずに、この唯一無二の小さなモノづくりを続けていきたい
今の社会は、必死に手を動かしている人の立場が低い不思議な状態だ。もっと適正にすべての人がリスペクトされる必要がある。
本当に良いものを、適正な価格で。
そういった価値観が広がればおのずといわゆる「エシカル」なものが増え、優しい社会になっていくだろう。
sAtoもその潮流の一部になりたい。
何度挫折してもあきらめず、使命感とともに歩み続けてきた堀さん。
そのひたむきな想いは商品を通して誰かの心を動かし、伝統とともに未来へ受け継がれていく。