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龍山茶

龍山のお茶の栽培に適した環境の中で瑞々しく育った茶葉から作られたお茶です。甘味と渋みのバランスが良く爽やかな香りが特徴です。 飽きのこない味わいをお楽しみください 原材料:龍山産やぶきた(有機肥料使用) 内容量:50g 賞味期限:商品外包に記載 保存方法:高温多湿を避けて保存してください
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品物のハイライト

この品物の注目して欲しいポイント

文化伝統
地域への愛
自然素材・オーガニック
森を守る
後継者不足

作り手

品物の生産に関わった作り手の顔とコメント

泰澤家
生活の中に当たり前にお茶があること。その「あたりまえ」を守り続けていきたいです。
(農)あぐり〜ふ龍山

生産地

品物が作られた場所

日本、静岡県浜松市天竜区龍山町

原材料

品物の素材や原料

自然素材の割合
100%

茶葉

100%

SDGsへの貢献

この品物がどのSGDsに貢献しているか

SDGsに関する詳細レポート
古くから受け継がれてきた茶畑を守り続けることで耕作放棄地の増加を防ぐことができます。
茶畑も自然の一部ととらえ、化学薬品を使用せず土や水を汚さないことで他種生態系への影響を最小限に留めたいと考えています。
秘境茶房
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特定商取引法に基づく表記

Story

品物のストーリー

静岡県浜松市天竜区龍山町。(旧龍山村)
ここは何百年も昔からお茶の聖地として名が高かった。村の人たちは各家庭でお茶農園を営み、お茶の生産と共に繁栄してきた村だ。

この龍山町ではかつてより「龍山共同製茶」という茶農家が集まる組合があり、共同でお茶を生産、管理していた。平成16年に“組合”から“農事組合法人”として法人化され、「あぐり〜ふ龍山」に改名し、龍山特有の地形を活かし、自然の恵みをたっぷり受けたお茶を生産している。

「人間の都合でお茶を育ててはだめ。」とは、このあぐり〜ふ龍山の方たちがよく口にする言葉だそうだ。

お茶に対して長年培ってきた経験から出てくる言葉であろう。
そんなお茶に対して真摯に向き合い、これからのお茶の将来も考える「あぐり〜ふ龍山」の想いとストーリーを聞いた。

Learn Stories of Makers

「日本のお茶の文化を絶やさないためにも」


日本の特徴の一つに長い歴史があることだ。何千年も昔の文化が現代にも続いている国は世界の中でもほとんどない。

日本の伝統文化の中に「お茶」というのもあるだろう。
実は日本のお茶の始まりは、1200年前の平安時代にまで遡る。中国から入ってきたお茶が日本で独自の発展をとげて現代にまでいたっている。

しかし、平成、令和の時代に入り「急須離れ」という言葉も言われるようになった。ここまで続いたお茶という伝統を危惧しているお茶農園のかたたちも増え始め、新たな形を模索し始めている。


静岡県浜松市天竜区龍山町。(旧龍山村)
ここは何百年も昔からお茶の聖地として名が高かった。村の人たちは各家庭でお茶農園を営み、お茶の生産と共に繁栄してきた村だ。

この龍山町ではかつてより「龍山共同製茶」という茶農家が集まる組合があり、共同でお茶を生産、管理していた。平成16年に“組合”から“農事組合法人”として法人化され、「あぐり〜ふ龍山」に改名し、龍山特有の地形を活かし、自然の恵みをたっぷり受けたお茶を生産している。

「人間の都合でお茶を育ててはだめ。」とは、このあぐり〜ふ龍山の方たちがよく口にする言葉だそうだ。

お茶に対して長年培ってきた経験から出てくる言葉であろう。
そんなお茶に対して真摯に向き合い、これからのお茶の将来も考える「あぐり〜ふ龍山」の想いとストーリーを聞いた。


「お茶の産地、静岡のお茶」


お茶の産地として静岡県は有名であろう。
静岡県は1年間を通して温暖な気候、そして土壌も肥沃で、お茶の栽培に適している。そのおかげで静岡はお茶の伝統文化が残り、お茶の生産に対しても、昔から伝わる技術やノウハウを引き継ぎ、現在でも美味しいお茶が作られる。

お茶を大きく分けると「浅蒸し茶」「深蒸し茶」の2種類に分けられる。

摘んだ生茶葉は酸化発酵を止めるために最初に蒸す工程が必要だ。
この「蒸す」という工程をどのようにするかで、お茶の味や香りも決まる。

「浅蒸し」や「深蒸し」はこの蒸す時間の違いを表し、蒸し時間が短いのが「浅蒸し」。長いのが「深蒸し」だ。

浅蒸し茶は10秒〜30秒の短時間だけ蒸す工程があり、渋みや旨味などお茶本来の味と言われる。蒸す工程によってお茶の繊維が破壊されずに済むのでお茶の本来の味が出る。

深蒸し茶は60秒〜180秒の長時間の蒸す工程があり、渋みが少なく、まろやかな味わいだ。

実は伝統的なお茶と言うのは「浅蒸し茶」のことを指す。「深蒸し茶」は実は昭和30年になってから広まった製法であるのだ。

「浅蒸し製法で育てたあぐり〜ふ龍山」


静岡県浜松市天竜区龍山町。ここは静岡県西部の山間部に位置し、斜面にそってお茶畑が広がる。
山間部であるので、朝などは深い霧や天竜川からたちのぼる川霧に覆われる。そして山によって日暮れが早く、日光の当たる時間がお茶の生育に適した土地なのだ。


“農業(agriculture)”と“葉(leaf)”の単語を組み合わせた名前にした「あぐり〜ふ龍山」。

このあぐり〜ふ龍山で作られたお茶は日本が古来から大事にしてきた製法の「浅蒸し製法」だ。お茶が本来持っている成分を壊すことなく、お茶の味を大事にしている。

あぐり〜ふ龍山のお茶の特徴はそれだけでない。
現在多くのお茶畑も農薬などの力に頼り、生産量を増やすことに念頭が置かれている。
しかし、このあぐり〜ふ龍山では、農薬を使わず有機肥料を使用したオーガニックな茶葉の栽培を目指している。

もちろんその分、手間暇はかかってしまうが「あぐり〜ふ龍山」の人たちが口にするのは
「人間の都合でお茶を作ってはいけない。」との言葉。

お茶が一番美味しく作られるためには、人間がもっと利益を生みたいなどの恣意的な想いを一番にしてはいけない。


「急須離れに立ち向かいたい」


日本古来の伝統文化であるお茶。
しかし、食の欧米化、近代化によって、お茶を飲まなくなっている若者は増えてきている。
お茶自体はペットボトルで飲む人などもまだおり、緩やかな減少傾向で留まっている。

しかし「日本茶、煎茶を急須で飲む文化」は今後何かしらの対策をしないといけないというところまで減ってきている。

この龍山町もこれからのお茶の未来を考えないといけない過渡期なのだ。


実はこの龍山町は人口の過疎化によって、幼稚園や小学校・中学校が全て閉校になってしまった。
若い世代の人たちも、買い物や子育て環境の充実した近隣の地域に生活の拠点を移し、次世代のお茶を育む人たちが龍山町からほとんどいなくなってしまった。

現在龍山町で茶畑を運営している人たちも高齢の人が多い。

茶畑は収穫の時期など時期によって忙しさというのが大きく変わる。そして繁忙期には離れて暮らす家族や親戚が龍山町に戻り、仕事を手伝ったりしてお茶畑を運営をしていた。

しかし2020年からのコロナウィルスの影響で、例年地元の龍山に戻っていた家族や親戚も帰省できなくなり、それを契機にお茶畑をたたんでしまう茶農家もあったそう。

しかし、あぐり〜ふ龍山の人たちはこんな状況の中でも、お茶への愛着もあるし、お茶という文化をこれからも未来へと残していきたいと考えている。

「もっと気軽にドリップバックでのお茶」


ペットボトルや市販で売っているお茶も美味しいが、それよりも本当のお茶の味を知ってほしい。茶葉から淹れたてのお茶は、人間の手や温もりがこもり香りや舌触りや喉越しも違う。

まずはその本来のお茶の良さというものを手軽に味わっていただきたい。

その想いで、お湯を注ぐだけで簡単に本来のお茶を味わえるドリップバックを販売することにした。


急須がない家庭も増えている。だけどドリップバックであればマグカップさえあれば、アウトドアなどのレジャーや職場でもお湯を注ぐだけで誰でもお茶を淹れることができる。

そしてあぐり〜ふ龍山が作ったお茶の本来の味に気づいてくれる人が一人でも増えてくれたら嬉しい。その味に気づいた人たちの中で、本格的に水に拘ったり、急須に拘ったりする人も出てくるかもしれない。

お茶の伝統を絶やさないためにも、新たな道をあぐり〜ふ龍山は進んでいる。

今回ネット販売に踏み切ったのも「お茶の伝統を残したい」との想いがこもり、今回Tells Marketでの販売にも踏み切っていただいた。

「お茶の未来のために」


このあぐり〜ふ龍山のお茶畑は山の斜面にそって段々にお茶畑が広がり、絶景ポイントとしても有名な地域なのだ。

なのでテレビの取材などもくることも多いし、またドローンの操縦者がその一面広がる茶畑の撮影をしたいと空撮のためにも龍山を訪れてくれる。お茶の味や製法には自信を持っているあぐり〜ふ龍山のお茶だけに、新たなお茶の価値をこれから考え続けていきたいと語ってくれた。


(動画撮影:Kenken travel様)

この綺麗なお茶畑がいつか地球からなくなる、という日がきてもいいのだろうか?

お茶という文化を守っていこうと思うのはお茶畑に従事する人だけではなく、私たち日本人の皆の力でこのお茶の文化を守っていかないといけないのだろう。

このお茶の味、そして龍山の美しい茶畑の風景を未来の地球の子供達にも見せるために。