2 colors gather skirt
2つの色が奏でるスカート
2 colors gather skirtは、名前の通り2色の糸が交わって織られた布のスカートです。
近くでみると、チェックのように見えるその模様が、丁寧な織りによって生まれているのだとわかります。
そして少し離れてみると、その2色が調和したような、また異なる表情を見せてくれます。
そんな織りの魔法が味わえるスカートです。
上部にヨーク切り替えが入っており、その下からギャザーになっているので、トップスをインせずに着た時にもギャザーの動きが見えるようになっています。
ポケットもついています。ポケットの内布には表布と違う布がランダムで使われています。着た人にだけ見える遊び心です。
ウエストはゴム仕様になっており、楽にはいていただけます。
・size
着丈:80cm
ウエスト:65cm-80cm(ゴム仕様)
※計り方により若干の誤差がある場合がございます。
モデル身長:160cm
・material
綿100%
・production
ラオス製
日本国内発送のみ
ショッププロフィール
siimee
9品
個数1~3日本
¥1,300
沖縄県
¥1,900
北海道
¥1,760
海外配送
不可
個数4~30
日本
無料
沖縄県
無料
北海道
無料
海外配送
不可
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¥19,800(税込)
ポイント還元
198 SeC
カートへ
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透明性項目
品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
文化伝統
地域への愛
人々への愛
自然素材・オーガニック
手作り
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
Sengaloun
私は地方に住んでいますが、家族と過ごしながら仕事ができる環境がありがたいです。10年以上の縫製経験をいかして、高い品質の製品をつくっていきます。
縫製担当
梅谷菜穂
織り柄が楽しめるスカートです。近くから見たイメージと、遠くから見た印象が変わるのが不思議です。2色の糸からできているので2colors gather skirtという名前にしました。
少し厚みがあるコットン素材なので、年中通して着ていただけます。
代表兼デザイナー
Bouachan
ラオスの手紡ぎコットンの柔らかい風合いを味わってほしいです。
布の生産グループリーダー
生産地
品物が作られた場所
Vang Vieng, ラオス
原材料
品物の素材や原料
自然素材の割合
100%
ラオス産手紡ぎ手織りコットン
99%
ポリエステル(ミシン糸)
1%
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
SDGsに関する詳細レポート
siimeeでは、どの国の人も、それぞれ可能性がありその技術やモチベーションを活かせる世界をつくりたいという理念から、適正な縫製賃を渡すことはもちろん、ものづくりの喜びを感じられる環境づくりを大切にしています。
通常の縫製工場では、効率性から一人の作業はパーツごとの分業が行われています。
その結果、縫製が機械的な作業になり、また特定の作業しかしないため、スキルを高めることが難しくなります。何よりも、本来そうであるべき「縫製を楽しむこと」が失われると考えています。
そのため、私たちは、一人で一着の製品を最初から最後までつくることを大切にしています。
さらに、一人一着体制で縫製を行うことで、私たちからラオスの方々への一方通行の指示ではなく、ラオスのチームメンバーからよりよい生産方法についてアイデアを提案してもらうこともあり、新しい発見の機会がたくさんあります。
そうした新しい発見があることで、よりいきいきとした環境で製品が生まれていくのです。
また、衣料廃棄への問題意識から、在庫を調整し、「つくりすぎない(適正量の生産)」や、服をつくって残ったはぎれ布についても、他企業と連携してすべて捨てずに使う取り組みを行っています。
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
siimeeの製品を着ていただくことで、つくり手xつかい手が繋がる好循環をつくることができます。
for つくり手 (LAOS)
・ラオスの布生産者が、伝統的な染め・織りを残すことができる。
・ラオスの縫製チームメンバーの成長機会をつくることができる。
for つかい手 (JAPAN)
・原料から生産まで、すべてのつくり手の顔が見える透明性が高いものづくりをしている製品として、安心して使っていただくことができる。
レア度
品物の希少性
技術や人が特別
希少性の詳細・理由
siimeeの布は、ラオス伝統の手紡ぎ・草木染め・手織りの技術を用いてつくられています。このようにすべて手作業でつくられた布を、日本でも着られるデザインやサイズ感の服として着られることができるのはとてもレアです。siimee
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特定商取引法に基づく表記
Story
品物のストーリー
旅するように、生きる服
自然から生まれた素材にふれた時に感じる、
不思議な解放感。
手仕事を暮らしに取り入れることで、
丁寧に暮らしたくなる気持ち。
そしてそれらが生まれた
異文化の空間や人たちを想う、
未知への好奇心。
siimeeがお届けしたいのは、忙しい毎日の中で、
そんな気持ちを感じてもらう時間です。
2 colors gather skirtは、名前の通り2色の糸が
交わって織られた布のスカートです。
近くでみると、チェックのように見えるその模様が、
丁寧な織りによって生まれているのだとわかります。
そして少し離れてみると、その2色が調和したような、
また異なる表情を見せてくれます。
そんな織りの魔法が味わえるスカートです。
Learn Stories of Makers
「旅するように生きる服」
みんなの違いをお互いが認め合える社会や世界になってほしい。
文化には優劣がない。
1人ひとりの個性にも優劣はない。
その良さをお互いが認め合える世の中になれば、世界がもっとよくなるのではないだろうか。
例えば、「東南アジアの人は時間を守らない」という人がいるかもしれないが、実際に世界を飛び回ってみて気づいたのは「そもそも守る人は多い。守らなかったとしても優先順位が違うだけなのではないか。」例えば、家族が最優先だから、仕事は遅い、とか。
そう知った時に、時間が遅いのはだらしないからじゃないんだな、と思える。
siimeeを日本とラオスを繋げる架け橋にしたい。
この活動には優劣もなければ、チャリティーでも支援でもない。
ラオスの素晴らしい人や文化を服を通して日本に届けている、siimeeのデザイナー梅谷菜穂さんに想いとストーリーを聞いた。
「文化の違いにワクワクした記憶」
「母が言うには、親が右って言うと左に行く感じの子だった。」と話す梅谷さん。
東京都八王子市で幼少期を過ごした。
海外に興味を抱いた最初の記憶は、幼稚園に通っていた時だ。
幼稚園の時のお遊戯会で、いろんな国の民族衣装を着て踊ったときに、はじめて「自分は日本にいて、世界がある。」
その時に世界の文化の豊かさにワクワクした気持ちが生まれた。
小学生のころ、何度か海外に行けそうで行けない体験をした。「シンガポールはゴミを捨てたら怒られるらしい。」とか、その度に文化の違いにワクワクしている自分がいたという。
中高生の時はクラシックバレエと卓球の部活で両立に奮闘し、目の前のやりたいことを全部やっていった。
英語教員を目指し、進学した大学では、「異文化コミュニケーション」を切り口に、文化や言語の多様性について学び始めた。
幼少期からずっと海外の文化にどことなくワクワクしていた梅谷さんの心に秘めていた好奇心が大きく前進しはじめた。
「ラオスの織りに魅せられて」
大学2年生の時に大学のプログラムで初めて行った海外はアメリカのポートランドだった。
現地の学生との関わりから、改めて異文化の面白さを感じた。
「人間の違う部分を探しに海外に行ったけど、みんな共通しているものも多いと知った。当たり前に感情を持っていたり、美味しいものは美味しく食べたり。その中に少しずつ違うものがあるから面白い。」
その後、大学時代にタイやベトナム、カンボジアなどの海外へ旅行やボランティアで訪れた。アメリカへの留学を機に「文化背景が異なる人ともコミュニケーションが取れる」という自信がついたと言う。さまざまな異文化に触れた梅谷さんは東南アジアに興味を持つようになった。
「その国の人たちが豊かになることをしたい。」
大学卒業後はインフラ系の商社に勤めた。発電プラントの輸出、アフターサービスを行う部署に配属された。
社会人1年目の夏休みに、10日間ラオスへ足を運んだ。ラオスの自然の豊かさや人の良さを感じ、直感で「ラオスに関わりたい!」と思ったという。
ラオスには日系企業が少なく、現地採用の求人は見つからなかった。そして何より、今の仕事をしていて、「自分はもっと草の根で何かをしたい」と思うようになっていた。1人ひとりの地元の人たちと向き合いたいという気持ちを持ち、退職後にJICAのコミュニティ開発隊員の一員としてラオスへ向かった。
任地の手工芸品の製品開発に携わることになり、どんなものがあるのか、その人たちがどれくらい収入を得られているのか、その人たちがそれをどうしたいのか、ということを調査することからスタートした。
ラオスの織物産業は伝統が染み付いていて、織物の巻きスカート「シン」が魅力的に感じたという。
生産者さんと関わっていく中で、ある女性に出会えた。
村の生産者グループのリーダー的存在だったその人は自分の織物に誇りを持っていて、いろんなところに自分の商品を売ってみたい、という意欲がありその姿に胸を打たれた。
「この人のためになら私は頑張れる。」
織物職人や仕立て屋さんとの出会い、後に梅谷さんのパートナーになる加藤さんとの活動から、JICAでの2年の任期が満了するまでに「私も作り手の1人になりたい。」「ラオスの織物を広めていく仕事をするために、自分もある程度作り手の目線になりたい」という思いが芽生えた。
2020年1月に帰国した梅谷さんはその時の4月から服飾の勉強を始めた。
お土産のようにそのひと時しか使わないものでなく、日本の人たちが長く使ってくれるものを商品にしたい。ラオスの人たちが丹精込めて作ったものに、しっかりと愛着を持ってほしい。
ラオスの糸は手紡ぎですごく気持ちが良い。ラオスの人たちは綿から手紡ぎで糸を作っている。
コストがかかるので手紡ぎの糸を使用している日本の洋服はほとんどない。しかし手紡ぎの糸は、糸の繊維の中に空気が混ざり込むので、冬は暖かく、夏は涼しい。ラオスの布は洋服に向いている。
2021年3月にブランドを設立した。
「siimee」
ブランド名のsiimeeはラオ語でsii「色」+mee「母」。母の色、母なる自然の色。
英語ではsee+mee。自分を見つめなおす。
ラオスに馴染みがない人にも商品を伝えたいと思い、親しみやすいブランド名を考えた。
コンセプトは『旅するように、生きる服。』
旅好きの梅谷さん自身が旅によってワクワクしたり、また頑張ろうと思えたり、未知のものに触れたりとか、自分を解放することができた。
毎日の忙しい日々の中で、旅をするときの解放感や、未知に触れる時のワクワクする気持ちを感じてもらうことをこのブランドを通して届けたい。
日本人は忙しい人が多くて、なかなか旅行に行けないが、siimeeの服を着ることで、旅する気持ちを思い出してもらいたい。
デザインは梅谷さんが手がけ、現地に行きラオスの人たちに日本の仕立て方を伝えた。一緒に縫うことで現地の人との信頼関係を築いた。その上で、品質の観点では厳しく確認をし、問題があれば直してもらい品質向上を目指した。
コットン素材を使用し、手で糸を紡いで、手織りしている。機械作業がいっさいない。これによりフワッとした素材になっていて、風通しもよく保温効果もある。涼しい時でも暑い時でも着られる。
全素材作りから染め、縫製までてを現地で行い、日本に輸送している。
ラオスに長く生活をして、ラオスの物作りの人たちの労力などもわかる梅谷さん。
なので現地の人たちが、洋服を作る仕事があることによって幸せになってほしいとの想いがある。
ただこのsiimeeの洋服をフェアトレードとうたって販売しようとは思っていない。この洋服が支援だと思わせたくない、この洋服に本来の価値を感じてほしいと言う。
ラオスには梅谷さんが尊敬する人がたくさんいて、支援という表現をされると、まるで経済的に劣っているだけなのに、人までが劣っているようで嫌だと思った。優劣ではない、そのものの良さを伝えたい。
「文化は、世界を繋ぐ糸になる」
日本とラオスを繋げることを軸にこれからの活動も考えている。ラオスと日本を行き来する二拠点生活はこれからも続く。
今後の活動としてはアパレルに重きを置きながらも、コーヒー豆を仕入れて日本で焙煎・販売をしたり、ラオスに足を運んでもらうツアーなど、ラオスを知ってもらうためのさまざまな活動を視野に入れている。
幼少期から異文化に興味を持ち続けた梅谷さん。
みんなの違いをお互いが認め合える世界になってほしい。文化には優劣がない。それを国を超えてお互いが良さを褒め合えるようになれば良いのではないかと思う。
草の根的な活動からこそ、他国のことを知り、尊敬しあえる関係作りができるのではないか。梅谷さんの思いや活動から、異文化を理解し合うことの本質を感じた。