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キモノ 半巾バッグ
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キモノ 半巾バッグ

単物の形に戻った姿を生かして作った半巾バッグです。生地の合わせを存分に楽しめるデザイン。肩掛け部分はあえて留めず、幅広のフィット感が心地よいストレートなシェイプです。肩掛け部分はお好みによって付属のグリップをつけて、コンパクトにまとめることもできます。たたむと長方形の単物のようになって、このプロダクトが着物出身だということを思い出します。中面には内ポケットが付いており、超撥水素材の裏地に加えて、完全リバーシブルという嬉しい設計。 サイズ/縦: 78cm、横: 50cm、グリップ: 13×15.5cm 素材/表地:古着物生地、裏地: ポリエステル100%(耐久撥水)、グリップ: 人口皮革
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UZ Fabric
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リサイクル・アップサイクル
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知る人ぞ知る

作り手

品物の生産に関わった作り手の顔とコメント

小寺沢裕子
ウズファブリックの製品は、どれをとっても世界に1つの一点物しか無いのが大きな特徴です。何故なら、どなたかが使い終わって、ひとつ目の役割を終えた生地を原材料としているからです。そんなウズファブリックの製品を手に取ってくださった時には、やはり他の製品にはないワクワク感を演出したい。そんな想いから、パッケージやギフトラッピングなど、大変こだわりを持って制作し、それらを再利用していただけるように作ってあります。 入り口は何でも良い。手に取った方へ、無意識にこのマインドが伝わりますように。一期一会の縁と、物がつなぐ明日への価値を信じて、ウズファブリックのものづくりは続いて行きます。
デザイナー

生産地

品物が作られた場所

日本

原材料

品物の素材や原料

自然素材の割合
50%

古着物生地

50%

SDGsへの貢献

この品物がどのSGDsに貢献しているか

レア度

品物の希少性

この星で唯一
UZ Fabric
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特定商取引法に基づく表記

Story

品物のストーリー


ウズファブリックとは


ウズファブリックはひとつの役目を終えた「生地=ファブリック」たちを、現在の東京的感覚でアップサイクルし、最後まで使い切ることを目的としてスタートしました。


ウズファブリックが最初に注目したのは、日本の伝統的な衣服である「着物」に使われている様々な布地。歴史があり良質で、日本独自の個性的なその生地たちは、その形から、着られなくなってしまったものが大量にある事を知りました。


まだまだ生地として素晴らしい魅力を持つそれらの布地を、デザイン性の高い現在(いま)の解釈で構築し、次の世代に渡して行く。そしてそれは最終的に「使い切る」という行為に繋がって行くこと。それがウズファブリックの取り組みです。

Learn Stories of Makers




日本の伝統衣装「着物」を身近に


〈UZ Fabric〉は“キモノ”としての役割を一度は終えた「生地=ファブリック」を、現代的な感覚、モダンなライフスタイルにも合う形へとアップサイクルしています。

日本の伝統的な衣類である“キモノ”に使われている布地には、豊かな歴史と文化が織り込まれており、日本独自の美しく、魅力的な個性があります。ですが、キモノという形であることにより、時代の経過とともに日常生活では使われなくなり、捨てられてしまうものが大量にあります。


生地として、まだまだ素晴らしい魅力を持ち続けているそれらの布地を、デザイン性や形をアップデートし、再構築することで、次の世代に渡していく。そして、それは最終的に「使い切る」から「使いつなぐ」という行為に繋がっていく。

それが、〈UZ Fabric〉の取り組みです。




引き取り手のいない着物との出会い


使われなくなった着物の里親を探す活動をしている「キモサト」(https://www.kimosato.jp/)の活動を知り、サポートするようになったことをきっかけに着物を取り扱おうと決断しました。

小さなシミや汚れがある、サイズが小さいといった理由で、引き取り手がいない着物が大量にあり、そのような着物をどうにかできないだろうか、と考えたのです。


「汚れがあるなら切ってしまえばいい、サイズが小さいなら形を変えて新しいものにしてしまえばいい。着物そのものというより、その生地、布地のデザイン性や独創性に興味を持っていたので、それをより美しく、使いやすい形にしたい」それが、ブランドのコンセプトになっています。





時代の匂いを感じる


私が好んで選ぶ着物は、おそらく昭和中後期頃のもの。「アンティークに近いけれど、現代的でもある」という時期のものを選ぶことが多いです。その頃の匂い、デザインに惹かれる。その感覚を失わないまま未来に繋げていこう、保存していこう、ということは、作品のどこかで感じ取ってもらえたらな、と思います。


また、パッと見て「おしゃれだな」「素敵だな」とか、直感的に何かを感じていただけたらと思います。何かはわからないけど惹かれる、というくらいの感じでいいんです。洋服として、あるいはアート的なプロダクトとして、どんな側面からでも、何かしらを感じてもらえればと思います。





常識に縛られず独自の感性と個性を大事に


私は着物の専門家でもありませんし、服作りの職人でもありません。私の思いつくアイデアというのは、ものづくりを専門としてこなかった人間だからこそ生まれるものだと思います。工程の一つひとつを知らないからこそ、「こんなこと出来ないかな?」と簡単に言ってしまう。それを具現化するスタッフは本当に大変だと思います。


でも、私は自分が本当に着たいと思うもの、美しいと感じるものを生み出したい。そのためには既存のルールやものづくりの常識には縛られたくない。だからこそ、一つひとつの作品ができたときの喜びは大きいです。他の何にも似ていない独自の感性と個性を持ったブランドが育っていくのだと考えています。






現代アートから得る発想力


作品を作り続けることが出来るのは、「表現」というものに対して憧れがあるからだと思います。私はいわゆる現代アートと呼ばれる芸術が好きなのですが、だからといってその分野に特に詳しいわけでもないんです。海外の展覧会まで足を運ぶときも、何の前知識も持たないまま、その作品に惹かれるかどうかで、作品を見ます。


自分の感覚で、その作品が何を表現しているのかを感じ取ることが好きなんです。だからこそ、憧れる。私自身もそういう表現の近くにいたいと思う。ルールに縛られず、自由な発展をし続けていたい、という思いが、日々のアイデアや作品作りの原動力になっていると思います。



※海と梨、YouTube動画




価値を生み出し未来に繋ぐ


使われなくなった着物をアップサイクルする、最後まで使い切る、という〈UZ Fabric〉の基本コンセプト。それは、いわゆる“エシカル”なモノづくりが出来るかもしれません。

しかし、そういった社会貢献的な側面を強調したいとは考えていません。あくまでも自分たちのやりたいと思ったことが、結果、そのような社会的な意識変化に繋がっていたのです。


現代では日々、新しい技術や高機能な素材が次々と生まれてきています。その多くは、私たちの暮らしをより便利にしていくものであり、良いことだと思います。ただ、その一方で、昔から大切に受け継がれてきたはずの技術やデザイン、素材などが姿を消しつつあります。「便利で新しいものをただ消費していくのではなく、昔と今を融合して「未来」を作っていく。」そんな風になればいいなと思います。







小寺沢裕子

ウズファブリック・クリエイティブディレクター


東京都出身。東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科卒業。自身が代表を務めるWeb制作会社、ウズ株式会社で支援したキモサト(着物の里親探し)の活動をきっかけに、2019年着物のアップサイクルブランド“UZ Fabric”をスタート。


Web分野で培ったクリエイティビティーをものづくりのジャンルに活かし、着物を使った新たな体験を創り出している。