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季節野菜のピクルス4本セット(和×2、洋×2)
季節野菜のピクルス4本セット(和×2、洋×2)

季節野菜のピクルス4本セット(和×2、洋×2)

・季節ごとに旬なお野菜を使ったピクルスを4本セットにしました。 ・旬な野菜で作った和風と洋風のピクルスを2本ずつお送り致します。 ・お届けするピクルスの種類はお選び頂けませんので、予めご了承をお願いします。どんなピクルスが届くのかと、楽しみにお待ち頂けると幸いです。(写真は一例です) ーーーーーーーーーー 原料原産地名;大分県 固形量:70g  内容総量:150g 賞味期限:製造日から4ヶ月 保存方法:高温多湿直射日光を避け常温にて保存 (開封後は蓋を閉め冷蔵にて保存し、早めにお召し上がりください。) ※和風ピクルス液に黒い粒が浮いていることがありますが、 干し椎茸の一部ですので、安心してお召し上がりください。 ※お子様がお召し上がる際には、事前にお皿にピクルスを取り出して、ピクルス液を落とすと、酸味が抑えられて食べやすくなります。野菜本来の味も感じやすくなります。
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日本国内発送のみ
ショッププロフィール
Oita Pickles
Oita Pickles
1品
個数1~2
日本
¥1,000
沖縄県
¥1,200
北海道
¥1,900
海外配送
不可

個数3~4
日本
¥1,500
沖縄県
¥2,200
北海道
¥2,300
海外配送
不可

個数5~7
日本
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北海道
¥2,700
海外配送
不可

個数8~10
日本
¥2,100
沖縄県
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北海道
¥2,900
海外配送
不可

季節野菜や規格外野菜を中心として原料調達を行なっているため、配送のご依頼を受けてから発送までに、最大で2週間ほど頂いております。予めご了承をお願いします。
¥3,000(税込)
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品物のハイライト

この品物の注目して欲しいポイント

地域への愛
人々への愛
自然素材・オーガニック
リサイクル・アップサイクル
手作り

作り手

品物の生産に関わった作り手の顔とコメント

林 勇士
大分県を拠点にアップサイクル研究家をしている林勇士です。「ごみという概念をゼロにする」ことを目標に、アップサイクルやSDGs関連の事業に取り組んでいます。起業前には1年かけて世界中を周り、世界のアップサイクルの調査をしました。 ボランティアにも力を入れており、ごみ拾いやごみをテーマにした「トラッシュヒーローショー」の開催を行なっています。 ごみを減らす取り組みを継続しつつ、広めるためには「わくわくする」という感情が必要不可欠だと思うので、Oita Picklesや他の事業を通じて、わくわくしながらごみを減らせる取り組みを仕掛けていきます。
合同会社ビジョナリープロジェクト 代表社員

生産地

品物が作られた場所

日本、大分県

原材料

品物の素材や原料

自然素材の割合
100%

ピクルス液

30%

季節の野菜

70%

SDGsへの貢献

この品物がどのSGDsに貢献しているか

影響・効果

社会にどんな影響・効果があるのか

規格外野菜を活用したOita Picklesは、子どもでも食べやすいように酸味を抑えて、まろやかに仕上げています。

このピクルスを子どもと一緒に食べながら、世界のフードロス問題や規格外野菜の現状を話すことで、おいしく食べながらSDGsを考えるきっかけを提供します。

レア度

品物の希少性

この地域だけで誕生する
Oita Pickles
Oita Pickles
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特定商取引法に基づく表記

Story

品物のストーリー

季節のお花を部屋に飾るように、
季節野菜のピクルスを部屋に飾りませんか?

Oita Picklesは、カラフルな野菜の美しさとおいしさを生かした「食べておいしい。飾ってきれい。」なピクルスです。使っている野菜は、大分県の旬なこだわり野菜で、ピクルス液には大分県産の「干し椎茸」を入れているので、大分県ならではの味が楽しめます。

化学調味料や保存料、香料などの添加物は不使用で、砂糖はきび砂糖を使っているので、お野菜本来の味をお楽しみいただけます。

さらに、規格外野菜を中心に活用しており、SDGsやフードロス削減のメッセージを伝える商品となっております。

Learn Stories of Makers

「新たに価値あるものへ」


大きさや形が不揃いなのを理由に販売しにくい「規格外野菜」を活用する「Oita Pickles(大分ピクルス)」プロジェクト。このプロジェクトを始動させたのが合同会社ビジョナリープロジェクトの代表、林勇士さん。

本来捨てられるはずだったモノを素材として商品開発をする「アップサイクル」事業で活動していこうと決意し、仕事をやめ、海外の先進的な事例を学ぶために、およそ1年間の海外調査をする。東南アジア、ヨーロッパを周り、日本よりも先進的なアップサイクルの現場に衝撃を覚えた。

社会問題へのアプローチは想いだけで行動するのではない。現実的な目線でしっかりとした実現可能な道筋を作ることが大事。世界のアップサイクルの事情を見てきた林さんならではの熱い情熱と冷静な判断での答えがそこにあった。

通常の流通には乗せられず、有効活用されていない「規格外野菜」から開発した「Oita Pickles(大分ピクルス)」。林さんの想いとストーリーを聞いた。


「大のおじいちゃん

おばあちゃんっ子でした」


大分県中津市出身の林さん。

小さい時から大のおじいちゃん、おばあちゃんっ子だった。農業をやっている祖父の背中をずっと見てき、農業の手伝いをしたり、生ごみはコンポストに入れて堆肥化するなど、自然や地球、そして現在の活動にも繋がる野菜に触れ合う機会が多かったそう。

現在のピクルスの原点も祖父の影響。らっきょう漬けをずっと作っていた祖父を見ていた。


大学では開発経済学を学び、発展途上国が抱えている社会課題をどうやって解決するのか、その解決に必要な要因などを学問として勉強する。ガーナやベトナムへのフィールドワーク、そしてドイツへの留学など、国際的な視野と社会問題に対して多面的、多角的に考察する力を育んだ。

大学卒業後は大阪の産業廃棄物処理会社に就職。

日々企業から排出されるごみの量に驚く。しかし、ゴミの量に驚く反面、こんな実体験も目の当たりにする。

企業に対して「ゴミを資源と資源でないものに分別すれば処分費が安くなる」と伝えると、企業もコスト削減に直結するから分別をし、ゴミを減らす施策としてしっかりと機能する。

仕組みがしっかり整っていれば、ゴミは減らすことができるんだ、と林さんは感じた。

実は企業から出る産業廃棄物と、家庭から出る一般家庭のゴミは同じくらいの量だと言われる。

企業からのゴミだけでなく、一般家庭のゴミも仕組みを作れば減らすことができるのだろうか?

一般家庭のゴミの施策を考えた際に「アップサイクル」に関心を持つようになった。


「アップサイクルとは」


アップサイクルとは・・・
『本来捨てられるはずだったものを素材として、より付加価値の高い製品に生まれ変わらせて、販売すること』


元々はゴミとして価値が0だったものをデザインの力や需要と供給を掛け合わせて価値のあるものを作る。

林さんは実際に、捨てるはずのシートベルトと未使用のエアーバックから作られたカバンが3万円ほどの値段の価値の物にもなっているのも目の当たりにしていた。

ゴミとして存在していたものを少しだけ光の当てる角度を変えれば宝物のようになる。


(廃棄される自転車のタイヤや部品)


(アップサイクルの商品)

またアップサイクルは「地球環境のために」と考えるよりも「商品自体が優れているから買う」という様にゴミ問題に対してポジティブに捉えられる。

ゴミや環境の問題に興味ない人たちに地球に環境に関心を持たせるメッセージを伝えるために「アップサイクル」は可能性があると感じた。

いつか自分で独立して起業し、自分の事業を始めたいと思っていた林さん。

アップサイクル事業で自分の人生を進んでみようと決めた。

「アップサイクル事業を知りに世界へ」


しかし日本の「アップサイクル」の現状は、まだ「アップサイクル」という言葉自体も認知が低いのが実情だ。なので林さんは世界のアップサイクルの現状を実際の目で見て勉強しに行こうと世界の旅にでた。

林さんが旅に出ようとした当時、先進国から途上国へ資源という名目で機械クズやプラスチックが送り込まれていた。そのニュースに関心を持っていた林さんは、私たち先進国が途上国に与えるゴミの弊害がどれくらいあるのかを見にいこうと思った。


しかし実際に訪れてみたタイの現状は林さんの想像と違うものがあった。

タイにはアップサイクルの会社がたくさんあり、ゴミだったものから価値のある商品を産み出そうとしているある種の文化のようなものを感じられる。

理由はタイは欧米からの観光客も多い国。

その欧米の人たちが商品に対して関心があるのが、ストーリー性のある商品。「ゴミから作られた」というような想いを込められた商品が人気なのだ。


しかし、当のアップサイクルをやっているタイの方達にインタビューをしてみると

「アップサイクルを始めた理由は『安く仕入れて高く売れる』だった。だけど、今は環境問題への意識も高まり、平気でポイ捨てや不法投棄をする自国の人たちにも、環境問題について知ってほしいと思っている」

最初のきっかけは自分の利益。

だが、一度アップサイクルに活動に取り組み、その習慣が根付いてくるとアップサイクルの本質である環境問題にまで、心が動き出している。


ボランティアでは限界がある。

地球を良くしたいという想いだけで行動するのでなく、社会の中でビジネスの仕組みの一つとして地球環境をよくする事を捉えていかないと、課題は解決できないだろうと感じた。

でも逆に言えば、ビジネスの仕組みの中に地球環境への想いをこめれば、地球を綺麗にすることができる。

「規格外野菜から

Ooita Picles(大分ピクルス)の誕生」


海外でのアップサイクル事業の視察を通して、アップサイクルの可能性に期待に胸を膨らませ林さんは地元の大分に帰ってきた。しかし帰国したそのタイミングで世界中でコロナが席巻した。

新たな事業を開始しようとしたところで出鼻を挫かれることになったが、そこで発想の転換があった。コロナによって皆が家から出ることができず、家飲み需要などが増したタイミング。

祖父がらっきょ漬けや高菜漬けの製造・販売をしているのを見て「食べ物のアップサイクル」ならこのコロナ禍の中でも勝機があると思った。

祖父がやっている漬物をそのままするのでなく、そこに林さんのアップサイクルや海外での経験を付け足し、捨てられるはずだった規格外の野菜からピクルスを作るプロジェクトを立ち上げることにした。


規格外野菜というのは形や見栄えが悪いだけで、鮮度や味が落ちるわけではない。

でも規格外野菜が市場に出回らない理由として、大手の物流に乗せて小売に届ける効率を考えた時に、箱に入りにくかったりなどで、捨てられてしまうことが多いのだ。

そのような規格外野菜は八百屋や、祖父の知り合いの農家などから仕入れることができた。

そして完成させたのが、大分県産のこだわり野菜を新鮮なまま瓶詰めしたOita Pickles。


地球に対して関心がある人だけがこのOita Picklesを手に取るのでなく、誰しもがこのピクルスが美味しそう、食べてみたいと思わせるこだわりもある。

家族との家での時間を色鮮やかに彩るようにカラフルに可愛く仕上げ、家に置いてあるだけでも、インテリアの一つとして飾れるようなデザイン。


原料には大分県産の健康にも環境にも考慮したこだわり野菜を使い、ピクルスの製造過程でも添加物を一切使用していないため、身体にも優しい。子供から大人まで安心して食べることができる。

そして肝心のピクルスの味は、フードディレクター・所伝料理研究家の木村真琴さんに頼み味を仕上げてもらった。

ベースとなるピクルス液は「和風」と「洋風」の2種類。和風ピクルス液には、大分県の特産である「干し椎茸だし」を入れて香り高くまろやかな風味に、洋風ピクルス液はハーブとスパイスを独自配合していて、どちらも味には絶対の自信を持っている。


賞味期限が切れそうなものは回収して知り合いのお弁当屋さんに配ったりマルシェでディスカウントして売り切るようにし、食品ロスを最大限に抑えている。

この大分ピクルスを通して規格外野菜を減らすよりも、食品ロスを減らす考えのきっかけになってくれたらと林さんは語る。


「ジレンマを乗り越え、想いよ届け」


でも林さんもOita Picklesの活動の中にジレンマがあるという正直な話をしてくれた。

捨てられるはずの規格外野菜からOita Picklesという価値のあるものを作り、商品を作って売っている。

しかし、この商品が日本中、世界中で人気になって欲しいというわけではないという。捨てるはずのものから価値を生み出し商品を作っているが、商品を作るたびに新たなゴミが出てしまうのも事実だからだ。

「Oita Picklesが美味しい」と言ってくれたり、買ってくれたりするのは嬉しい。だが、一番はこの商品に込めた「想い」が購入者に、そして世界に広がっていってくれたらと願っている。


「冷静と情熱の間の中で」


最後に「ライフワーク」と「ライスワーク」を分けることの重要性を語ってくれた林さん。

ライフワークとは自分の使命を持って行う活動のことで、例えばOita Picklesのようにゴミを減らしたいという想いを込めた活動。そしてライスワークとはお金を稼ぐための仕事のことだ。

ライフワークとライスワークを分けて考えるべき理由としては、現実的な問題としてアップサイクルの事業で、毎月何百万を稼ぐということは難しい。


地球環境をよくするために使わなくなったゴミを集めて始めた活動なのに、儲けを得るために商品を作るようになっては、本当の想いというのがブレてしまうし、売るためにゴミを集めないといけなくなり、本末転倒になってしまう。

実際には林さんはWebのライターとしての記事作成や、Webライターを育成するオンラインスクールの運営などで他に自分での収入源になるライスワークを確保している。(詳細はhttps://www.instagram.com/yuji_webwriter/

だからこそ、お金を生活する分には稼げなくても、Oita Picklesに込めた想いが世界中に伝わればいいとアップサイクルビジネスに全力を尽くすことができるという。


もちろん「世界のために何かしたい」そういう熱い想いは必要だ。しかし、その時に現実的に収入はどうする?自分の生活はどうするか?という冷静な判断も持ち合わせてほしい、と林さんは言う。

想いがあるのにソーシャルワークでは稼げないから諦めるという人が少なくなるように、林さんはwebでの講師業などもしている。世界を良くしたいと熱い想いを保ち、活動できる人が増えてくれることを願って。



世界を周りアップサイクルの事業を見た時に感じた想い。

世界を動かすのは想いだけではない。世界を動かすためには、しっかりと仕組みを作り、現実と向き合わないといけない。

冷静に現実と向き合って世界を考える林さんの熱い想いは、これからも新たなアップサイクル事業に取り組んでいく。