參窯 豆皿揃え三枚組(作山窯/ネイビー、カネコ小兵/漆ブラウン、深山/桔梗形青白磁)
Transparency Points
透明性項目
品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
生産地
品物が作られた場所
原材料
品物の素材や原料
土:粘土/長石/硅石
100%
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
日常の食卓に上る食器が、土という天然原料を、炎で焼き上げ生まれたことを改めて認識頂く事で、やきものならではの個体差を楽しんで頂く環境を目指す。
過去から、やきものの中でも産業で生み出される食器には、個体差での差異を受け入れられず、作り手としては不要と感じる不良品や廃棄品が発生していた。
その個体差がやきものならでは楽しみと受け入れられれば、作り手はもっと自身が目指したいものづくりを行うことができ、やりがいを得る事ができる。
そして器自体の幅が広がり、使い手の食卓も多様で楽しくなり、満たされる日常が生まれる。
レア度
品物の希少性
Story
品物のストーリー
-三つの窯元の三つの豆皿に宿る、やきものの幅広さと面白さ。-
岐阜県土岐市下石(おろし)地区で和食器をルーツとしながら磁器で器を作る「カネコ小兵製陶所」
同じく土岐市駄知(だち)地区で同じく和食器がルーツながら陶器で器を作る「作山窯」
その隣、瑞浪市稲津(いなつ)地区で洋食器をルーツとして磁器で器を作る「深山」
車で移動をすれば20分も満たない地域の中に広がる、やきものの面白味。
手の平に収まるような直径10㎝程度の豆皿には江戸時代から日本の食卓を支えた美濃焼の可能性が広がります。
土を素材とし、炎で生まれ出るこのものづくりは、人の手では及ばない不自由なものづくりです。
しかし、それが不自由ではなく楽しみであるという事をこの三つの豆皿は伝えます。
2021年1月から三つの窯元が集い開始した「參窯(さんかま)プロジェクト」では、作り手が自身の言葉で語らい、そして使い手とのつながりを生み出すことを望んでいます。
そこで、伝えたいことは「やきもの」について。
やきものの事をもっと知り楽しんで頂ければ、作り手はもっと自由に想いを持って器を作り、そして、使い手は毎日の暮らしの食卓でもっと愉しく器をお使い頂けるのでは・・・
そうした願いを、器を通しても伝えられるよう生まれた「參窯豆皿揃え」。
三つの窯元の個性で満ちた小さな器が一つずつ組み込まれたこの豆皿揃えから、やきものの、そして、美濃焼の幅広さを体感頂けます。
-それぞれの豆皿-
■カネコ小兵の豆皿「ぎやまん陶 三寸皿」
■作山窯の豆皿「ストライプ プレートSS」
■深山の豆皿「楽(がく)小皿」
Learn Stories of Makers
ものづくりをより良く次に繋げられるように。
私たち三つの窯元は作家ではありません。
ハレの日のだけでなく、毎日の暮らしの食卓を愉しく心地良くすごして頂くため、工場の中で、職人と共に、産業として器を生み出しています。
産業とはいえ、その器づくりのほとんどは手作業です。
土を素材とし、人の手で作り、炎で生み出す「やきもの」。
その不安定なものづくりに宿る面白味。
毎日使う道具を生み出す産業なのに、不安定を楽しむ。
一見、矛盾するこのものづくりが、縄文の時代からやきものが愛され使い続けられた所以だと信じています。
そのものづくりを次の世代も続けて行けるように、作り手から使い手に器に纏わる想いを伝え、つながり、楽しむ。
その想いのもと集った岐阜県美濃地区の三つの窯元、カネコ小兵、作山窯、深山による參窯(さんかま)プロジェクト。
普段はオウンドディア「參窯ミノウエバナシ」で、地域、歴史、伝統、技術、人などものづくりへの想いを、在る時は作り手同士で語らいながら、在る時は使い手とつながり、お伝えしています。*掲載内容の一部をご紹介します(詳しくはリンク先にてご覧頂けます。)
■作り手の想いを伝える-三窯行えば、必ず我が師あり-
第四回座談会「美濃焼について思うこと」9月17日~12月24日掲載 全14話
■使い手とつながる-器、やきもの相談所-
第四回うつわ、やきもの相談所-ギャラリーショップMINO店長の重松さんからの四つの質問-(2022年2月25日より掲載、全八話)
■器を通して伝える「參窯豆皿揃え」
そして、このやきものの幅の広さや楽しさを器を通しても伝えられればと生み出したのが「參窯豆皿揃え」
三つの窯元の特徴が表れた豆皿をそれぞれ一枚ずつセットとする事で、たかだか三つの窯元でも「陶器」と「磁器」。
「和食器」と「洋食器」。
「土岐市産」と「瑞浪市産」。
などなどやきものの幅をご覧頂けます。