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流木と真鍮で作成したアップサイクルの一輪挿し。 生花を活けてもドライフラワーを活けても合う、一輪挿しを作成しました。 流木は海に大量に流されたものを 真鍮は古時計の歯車の部品をつかいながら。
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品物のハイライト

この品物の注目して欲しいポイント

自然素材・オーガニック
海を守る
リサイクル・アップサイクル
手作り
限られた品物

作り手

品物の生産に関わった作り手の顔とコメント

甫足賢人
【ブランド名の時分とは】 一分一秒の一時一時のなかで出会った「ヒト」「モノ」「コト」が自分に溶けて自分そのものになる。 それはまるで今日食べた食材が自分の栄養となり身体になるように。 そんな時間と自分の関係性を時分(ジブン)と表し、ものづくりを通して表現しています。
代表

生産地

品物が作られた場所

流木を拾った場所(瀬戸内海)

原材料

品物の素材や原料

自然素材の割合
90%

流木

90%

5%

真鍮

3%

その他

2%

リサイクル素材

リサイクル素材が使われている割合

90%
リサイクル活動の詳細
「流木・真鍮」
真鍮は古時計の歯車の部品を使用。

SDGsへの貢献

この品物がどのSGDsに貢献しているか

コストの詳細

コストの内訳を開示

材料費、仕入れ交通費(圏外)、製作費、手数料。

流木は唯一無二のモノなので、この流木だ。という素材を海まで探しに行きます。遠方の海に行っても1つあるかないかで探しているのでかなり時間と手間と移動に要されていることをご理解いただけると幸いです。

レア度

品物の希少性

この星で唯一
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特定商取引法に基づく表記

Story

品物のストーリー

ワインやウイスキー、ビンテージなものや盆栽、歴史上の建築物
すべては時間が詰まっているからこそ、その味わいが生まれる。
100年という時間は100年経たなければならず、1秒として短縮できない。

だからこそ、生花だけじゃなくドライフラワーになっても
その花の美しさを引き出せる一輪挿しを作ろうと思いました。

時分とは

一分一秒の一時一時のなかで出会った
「ヒト」「モノ」「コト」が自分に溶けて自分そのものになる。
それはまるで今日食べた食材が自分の栄養となり身体になるように。
そんな時間と自分の関係性を時分(ジブン)と表し、
ものづくりを通して表現しています。


作品

ワインやウイスキー、ビンテージなものや盆栽、歴史上の建築物
すべては時間が詰まっているからこそ、その味わいが生まれる。
100年という時間は100年経たなければならず、1秒として短縮できない。
だからこそ、古く時間の詰まったものは素晴らしい。
例え時間がたつ中で傷がついても、それはむしろ何かのストーリーがあったという証拠。
傷はその固有の特徴となり個性となる。
だからこそ、ぼくは傷も大事に作品を創りたいと思っています。

Learn Stories of Makers

「時が経つほど価値の上がるもの」


「チックタック、チックタック……」

時が経つに連れて、私たちの身の回りにある物の価値は変化してる。

例えば、この画面をみているかもしれないスマホ。今現在のスマホの価値は10万円かもしれないが、1年後にはそのスマホの価値は10万円ではなく、価値は下がっているだろう。

この世の中にあるものは時と共に価値が下がっていくものばかりだ。

生産と消費を繰り返す世界の中で「時間が経った方が価値の上がるもの」を考え、その想いを商品に込めているのがブランド『時分(じぶん)』を立ち上げた甫足(ほあし)さん。

人間は時間が経てば(生きていけば)知識や経験が蓄積されて価値が高くなっていくように、そんな時間の感覚を製品に込めて作っている。

そんな「時分」には、幼少から熱中した物作りの背景や、現在の大量生産大量消費の社会に警鐘を鳴らす想いなどがあった。そんな『時分』、甫足さんの想いとストーリーを聞いた。


「文字を読むことができない」


小さい時から物作りが大好きだった甫足さん。セロハンテープの使用量が途轍もなかったと甫足さんを育てたお母さんが言うほど「何かを創造する、製作する」と言うことが好きだった。

そんな甫足さんは中学生になって、一般の日本の中学校とは異なったフィンランド式の教育をなぞらえた学校に進学する。その学校はテストもなければ制服もない自由な校風の学校だった。暗記をすることよりも対話の中で学ぶ授業スタイルで、「哲学」のような答えがない問いについて考える喜びを育んでいった。

実は、甫足さんは文字を読むことができない。

全く読むことはできないというわけではないが、小学生の時から音読などには苦労をしていた。

その反面で、文字以外から学ぶことには非常に長けており、音や言葉を聞くことだったり、目で見たもの、そして心で感じたりなど文字以外から多くのことを学んできた。


「物作りから空間デザイン、街づくり」


物作りが好きだった甫足さんの感性は年を重ねるにつれて、より磨かれていく。

高校2年生の時に、香川県の豊島(てしま)美術館に行く機会があった。
この美術館は「美術館の存在そのもの」が一つの作品となっており、建築と美術を一体化させた美術館なのだ。


今までは、物質的なものがアート作品だと思っていたが、豊島美術館を訪れたことで空間をアートデザインする事の面白さを知ることになった。

そして大学生になると、空間をデザインするだけでなく、その空間の中に「人」を入れ込むことによっての美しさを考えるようになり、街作りが好きになってくる。

社会問題を自分ごとに捉え『アート』から『デザイン』までする集団のVANBOYS(バンボーイズ)の活動を始めたり


「わっしょいをして生きる(対話の話、仲間意識の和、平和の話を背負って生きる)」を旅の理念にして、世界一周の旅をかけたTABIPPOで大勢の前でプレゼンをしたり

自分の名前のルーツを探しに旅をしたりなど、甫足さんの生き様そのものを芸術作品に捉えているように、自分の人生の中にたくさんの経験(甫足さん的にいうと「色」)を足していった。


「アートな街作り」


これだけ自分色を作りだした人生を歩んできた甫足さんであったので、大学の卒業後は就職をする予定もなかった。

しかし、たまたまご縁が合った会社に甫足さんは就職する。

その会社は大きな括りでいうと「街作り」のような、例えば商業施設ビルの屋上で無農薬の畑を運営したりなどの仕事をしており、甫足さんとの想いとも一致したのだ。


現在でもこの会社に勤めている甫足さん。
この「街作り」の仕事もアートの一つだと感じており、自分の感情を表現できる仕事に満足している。

しかし、会社だと自分一人だけでの表現をすることができない。どうしても、感性だけでなく、ロジカルに考えなければいけない部分もある。

なので完全に自分の右脳を使った自己表現の活動、何かを創作する活動は続けたいと想い、社会人1年目の時からマルシェなどで自分の製作した商品を売っている。

「時分」


甫足さんは「時分」というブランドの商品を販売している。

これは「時間」という概念が偏愛的に好きな甫足さんが商品に「時間」という想いを込めたブランドだ。


今の世の中は「大量生産・大量消費」の時代。新しいものはいくらでも作り出すことができるようになった。そして「新品が一番良いもの」という全ての人とは言わずとも、多くの人が思っている価値観がある。

しかし「新しいものが一番」という価値観は本当に正しいだろうか?現代の価値観に警鐘を鳴らしたいと思っている。

例えばアンティークの家具や熟したワインのように「古くなることに価値のある物」もこの世には存在する。

新しいものはいくらでも作れる。だけど、古くなるものを作ることは新しいものを作るよりも何十倍も難しい。


それは時間というのは、スキップができないものだからだ。

一秒を刻むためには、一秒待たないといけない。一分を刻むためには、一分。一年を刻むためには一年、十年を刻むためには十年。時を刻むにはそれ相応の時間が必要になる。

「時間が経つことの尊さ」に視点を向けると、今までの私たちの「新しいもが素晴らしい」という価値観は少し変わってくるのではないだろうか?

そんな時間という概念を込めた「時分」で扱われている商品は、壊れたもの、古くなったものを使って作成している。


「流木の意味」


現在置いてあるこちらの一輪挿しの流木の花瓶。

甫足さんが考える「時間」の概念に関する深い意味が込められている。


生花を飾ってもいつかは枯れてしまう。しかし、誰かからもらった生花の場合を考えてほしい。
その花に込められた想いを残したいと、生花が枯れてドライフラワーになっても残しておきたくなる。

そして枯れて花の姿にこそ「想いが強く感じる」ことはないだろうか?

花に込めた想いが「時間」の経過によって、より一層強くなる。人の想いは時間を込めるとより美しくなるのだ。

生花を飾る場合は、色鮮やかな生花に合う綺麗な花瓶はお店でも簡単に手に入るだろう。
しかし「誰かの想いのこもった枯れた生花」を飾る一輪挿しの花瓶は、一般のお店で買うような綺麗な花瓶ではないだろう。

枯れた愛おしい、時間が詰まっている花には、同じように時間をかけた花瓶が相応しい。


流木と花瓶を支えるものを真鍮素材のもので束ねている。真鍮も元は煌びやかに輝いているのだが、時間の経過と共にくすみ、味が出る素材だ。

大都会の真新しい高層ビルが立ち並ぶところに、時間が籠ったアンティーク家具が一つあっても違和感でしかない。しかしアンティーク家具が歴史ある屋敷の中にあるならば、何も違和感もないのが想像できるだろう。

時間の詰まった、もっと言うと思い出の詰まったドライフラワーには、時間の詰まった花瓶で飾ってほしい。


流木も瀬戸内海で出会った流木。

甫足さんは商品を作るために流木を探すことはしていないという。海沿いを歩いていて出会った流木にインスピレーションを感じられた場合のみ、想いを込めて製作をし商品にしてる。

瀬戸内海というのは陸に挟まれた海であり、渦がまき、海水が滞留しているので、他の海よりも時間が込められている海なのかもしれない。


「時が込められた商品たち」


腕時計の部品で作ったピアスなどの商品も時分では扱っている。


身につけているものに時を感じてほしいし、時を慈しみ、時を奏でるように生きてほしい。

ピアスに関しては元々時間を吹き込んだピアスと、これから購入した人が時間を吹き込ませる二つのタイプがある。「時間」に似合うような木漏れ日をイメージしたものだそうだ。

元々は甫足さんの作品ではあるけど、購入した人たちがこれから作品に時間を吹き込み、新たな作品になってくれれば嬉しいと、甫足さんは言う。


他にもお香たて、キャンドルたて、箸置き、髪留め、写真たて。時間が詰まった商品たちを甫足さんは創作し続けている。

甫足さんは「時分」を表現するためのWebサイトにもこだわり抜いている。1年間という時間をかけて製作したサイト。音での表現があったり、サイトを観た人が心地よく落ち着いた気持ちになれる様に、作品としてHPを作成した。ぜひこだわったサイトも見てほしい。(時分のホームページ

(サイトは返信などが遅れてしまうため購入やメッセージ等はInstagram(@hoashikento)のDMに、ご連絡をお願いいたします)

「甫足さんの生きている想い」


甫足さんの今の生きている想いを聞いたら「スパークルで生きる」という何とも甫足さんらしい、想いがこもった回答が返ってきた。

スパークルというのは光り輝くという意味だが、甫足さんは、殊更、太陽の光が好きだと語っていた。


その太陽の光が好きという感情の理由を遡っていくと「光は無色でありながら、全てが詰まっている色」という意味に辿り着く。

光の3原色、赤色の光、青色の光、緑色の光、その全ての光を合わせると透明になる。無の存在には、そこに無があるのではない。無の存在には全てが詰まっている。

光と同じように、人間も時間を過ごすことで色んな経験を得ることができる。

人間も時間が経つことで心の中にいろんな色(経験)を手にいれる。楽しい色もあるだろうし、嬉しい色、感動した色、それだけでなく悲しい色、悔しい色。その色(経験)を全て含めて、色を重なり合わせると太陽の光のような綺麗な無色のスパークルした色になる。

そして、忘れないでほしいのは、人間が様々な経験をすることができるのも、時間という存在があるからである。


アンティークの家具も傷があるから愛おしく見える。
傷がついた方や、手触り感があった方が、素敵になる。傷があるから時間を経ていることが伝わる。

人間も同じ。傷があっても素敵だよ、そんな想いが時分から伝わってほしい。

いろんな色(経験)を混ぜ合わせて、太陽の光のようにスパークルする人生を。