【オランウータンを守る】竹からできたコーヒーカップ (ホワイト)
代表・緒方とボルネオ オランウータンとの出会い~カップの完成まで
中学生のときに偶然読んだ本がきっかけで、野生動物の保全に興味をもち、大学院では林業と野生動物保全の両立を目指す森林管理について研究をしていました。
就職について考え始めたころ、ボルネオ島の野生動物を守る活動をしているNPOがあることを知り、すぐにコンタクトを取って現地インターン生の1期生としてボルネオ島に行きました。
※ボルネオ島とは、東南アジアのマレー諸島に位置する広大な島で、オランウータンなどの野生動物の生息地として知られています。
ボルネオ島での野生のオランウータンとの出会い
普段私たちが何気なく口にしている、もしくは使っているもののほとんどに含まれている「パーム油」。ボルネオには、その原料であるアブラヤシのプランテーションが広がっていました。アブラヤシ栽培の拡大にともなう森林破壊によって、オランウータンなどの貴重な野生動物が絶滅に追いやられている状況が現在も続いています。
インターン生として、オランウータンの追跡調査に参加したときのことは、今でも鮮明に覚えています。
赤道直下のボルネオの森。ものすごい湿気の中、ジャングルを歩いても歩いても、なかなかオランウータンを見つけることができませんでした。長時間歩いてへとへとになったそのとき、こちらをじっと見つめる毛のフサフサした大きな動物が目の前に現れたのです。。私は手を震わせながら、急いで写真を撮りました。やっと見つけた、初めて見る野生のオランウータンは、動物園で見たオランウータンよりも食べるものが少ないせいか、痩せ細って見えました。
帰国後も初めて間近で見た野生のオランウータンとの出会いが忘れられず、痩せてしまっていたオランウータンのために「何かしたい」という思いを抱えていました。
ボルネオでの体験から生まれたメディアサイト
野生のオランウータンと出会ったボルネオでの体験がきっかけで、自分が消費するものは、可能な限り環境への影響も考えて消費をしたいと思い始めました。
そこで、住む場所にとらわれず、どこに居ても買うものを自由に選択できる「オンラインショップ」という世界に興味をもち、IT企業に就職。1年ほどエンジニアとしての仕事を経験しました。その後はオーガニックショップや、エシカル雑貨店で対面での販売も経験し、2018年6月に起業しました。
自分が好きなことや「環境への影響も考える消費」についてできることを模索する中で作ったのが、エシカル(地球環境や社会に配慮する)な商品を、実際に使ってプレゼントとして紹介するメディアサイトを作りました。
オランウータンやボルネオへの想いが詰まったオリジナルエコーヒーカップ
これまで多くの商品を紹介してきたなかで「竹からできたエコーヒーカップ」は、多くの方から「素敵!」というお言葉をいただきました。 そこで、「エコ&おしゃれなエコーヒーカップを通して、ボルネオ島で起きていることを知ってもらえないだろうか?」と思い、絶滅危惧種のオランウータンやボルネオの森をイメージした、オリジナルエコーヒーカップを作ることを考え、このプロジェクトを発足。 メーカーさんのご協力もあって、パッケージデザインの経験豊富でかつ国内外で数々の賞を受賞されているアートディレクターさんと組み、可愛らしいボルネオ オランウータン柄のカップが完成しました。
ボルネオ オランウータンについて
オランウータンは、ボルネオ島の代表的な野生動物。 普段私たちが使っている化粧品や洗剤、ポテトチップスに使われているパーム油生産による森林破壊が続いたことで、50年後には生存率は5%以下になると報告されています(カーディフ大学(英)より)。 ほとんど樹上で生活しています。出産は1産1子で、雌が子どもを育て、4年ほど親と一緒に過ごします。
カップの柄について
可愛らしいオランウータンの生活の様子を、カップ全体にちりばめています。 シリコンと重なる部分や森に隠れているオランウータン、その他の野生動物も探してみてください。
オランウータンやボルネオへの想いが詰まったオリジナルエコーヒーカップ。大切なあの人へ贈ってみてはいかがでしょうか。