YUKINE/BATH TOWEL
握ったときのキュキュという感触は、
究極の後ざらしによって吸水性を高めたから。
泉州タオルの特長である後ざらしとは、織り上がった生地に付着している綿糸の汚れや、織りに必要な糊などを洗い落とす工程のこと。
「YUKINE」は、この後ざらしに倍の手間をかけています。これにより、綿本来の持つ吸水性を最大限に高めました。
さっぱりと洗いたてた綿糸が重なり合うことで、手で握ったときにキュキュという感触が生まれます。そして、洗濯ををするごとに、ふんわりと柔らかく、優しい肌触りになっていきます。
雪原を連想させる「鮮やかな白」をはじめ、縦糸のパイルに白、横糸に色バリエーションを加え、積雪から土や水、草木が顔をのぞかせているようなデザイン性の高さも魅力です。
【バスタオル】
お風呂上りに必須のアイテムで、濡れた全身をくまなく、素早く拭ける性能が求められるバスタオル。
吸水性に特化したYUKINEはまさしくバスタオルにぴったりの生地といえます。
洗濯を繰り返しても長く続く吸水性、
肌に当てたときの水滴の拭き取り具合をぜひ体感してください。
SIZE:60×120cm
日本国内発送のみ
ショッププロフィール
SHINTO TOWEL
8品
送料(1品ごと): 日本: ¥880このショップでは¥8,800以上のお買い物の際に国内配送料が無料になります。
商品はご注文から5営業日前後で発送いたします。お急ぎの場合は別途ご連絡下さいませ。
¥3,080(税込)
ポイント還元
30 SeC
色
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Transparency Points
透明性項目
品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
文化伝統
地域への愛
人々への愛
自然素材・オーガニック
匠の技
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
西畑 賢
創業100余年に渡り継承された技術力を生かしつつも、型に囚われるだけではなない新しい発想力を磨いていくことをコンセプトに商品開発・生産を行なっています。
「本当にいいタオルとは何か」を求め続けて、時代の変化に呼応したものを生み出したい。
素材・機能・デザイン性、さまざまな角度から製品を見つめ、新しいものづくりにチャレンジしていきます。
タオル織機オペレーター
生産地
品物が作られた場所
大阪府泉佐野市日根野 2577-1
原材料
品物の素材や原料
自然素材の割合
100%
オーガニックコットン
100%
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
SDGsに関する詳細レポート
SHINTO TOWELブランドのアイテムはどれも素材はオーガニックコットン100%。
オーガニックコットンを使うことにより、SDGsで掲げられる目標に対してどんな貢献ができるのか、下記の通りまとめてみました。
①貧困をなくそう
弊社でメインとして使用しているオーガニックの産地はインド。結果として、インドの農村の貧困をなくす少しばかりの足掛かりとして貢献しています。
③全ての人に健康と福祉を
オーガニックコットン農場では農薬を使わないため、農業者の健康被害がありません。
⑤ジェンダー平等を実現しよう
世界の認証オーガニックの畑で働いている女性スタッフの中には農業技術の指導や認証の記録係など、重要なポジションにおいて活躍の場を広げる人が増えてきています。
⑥安全な水とトイレを世界中に
オーガニックコットン農場では農薬を使わないことから、飲料水の化学汚染がおきません。
⑧働きがいも経済成長も
認証オーガニックの生産には、非常に多くの人々が携わっています。又、認証規定には農業者の健康・公平・人権保護などの要項も盛り込まれています。
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
オーガニックコットンの生産活動そのものがサスティナブル、エシカルを前提として行われており、年々上昇する生産量により繊維業界への貢献度もあがってきています
⑩人や国の不平等をなくそう
オーガニックコットンの産地ではこれまで低いものであった農業者の社会的地位が向上し、収入や生活レベルも徐々に安定したものとなってきています。
⑭海の豊かさを守ろう
化学合成の肥料も殺虫剤も使わないオーガニック農場は、土壌から化学物質が地下水や川を通って海洋に害を与えることがありません。
又、泉州タオルは産地の豊かな水資源に支えられて今日まで続いています。
ものづくりに水を使うからこそ、水そのものや水を生み出す自然環境に配慮することを徹底。
世界でも有数の厳しさといわれる基準をクリアして濾過を行い、大阪湾に戻しています。
「水とともに生きる。」これがこの先も続く泉州タオルのコンセプトであります。
⑮陸の豊かさも守ろう
オーガニック農場では土壌の自然な循環を尊重し、収穫力をあげることに注力しています。その結果、地域の自然環境の保全にも繋がっています。
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
泉州は今治と並び、国産タオルの2大産地として知られています。
昨今ではよりコストパフォーマンスを重視した輸入品のシェアが拡大していますが、その中において弊社の特殊性の高いタオルは、国産品の質の高さを改めて認識していただくと共に、地域を活気づける地場産業としての一助を担っているものと自負しております。
レア度
品物の希少性
この地域だけで誕生する
希少性の詳細・理由
泉州タオル最大の特長である「後晒し製法」を更に突き詰めた加工で生み出されたYUKINEタオル。
泉州で産まれるタオルは「後晒し」によって高い吸水力を誇りますが、このYUKINEは「後晒し」に通常の倍の手間をかけられており、さらに高い吸水力を発揮します。
サッと拭けて、よく水を吸う。シンプルですが、タオルとしての機能をより追求した商品です。SHINTO TOWEL
品物一覧を見る
特定商取引法に基づく表記
Story
品物のストーリー
SHINTO TOWELで産まれたタオルたちが溶け込む日常を切り取ったコンセプト動画。
ぜひ一度ご覧ください。
Learn Stories of Makers
「本当にいいタオルには終わりがない」
明治40年から始まり100余年の伝統ある神藤タオル株式会社を引き継いでいるのは神藤貴志さん。タオルの2大産地の一つである大阪泉州で「泉州タオル」の技術力を活かした新たなタオルの境地を切り開こうとし、ファクトリーブランド「SHINTO TOWEL」を立ち上げた。
「本当にいいタオルには終わりがないんですよ」と神藤さん。私たちには一見、タオルは完成された機能やデザインに思えてしまうが、神藤さんはまだまだタオルは進化し、改善の余地があると言う。地球が変わるようにタオルも変わっていく。地球に相応しいデザインのタオルがある。そんな「SHINTO TOWEL」神藤貴志さんの想いとストーリーを聞いた。
「伝統を絶やしてはいけない」
先祖代々引き継がれる大阪泉州の神藤タオルの家系であったが、神藤さんのお父様は神藤タオルを継がずに銀行員であった。そのため神藤さんは大阪ではなく東京でごく普通の一般家庭として過ごした。祖父がタオル製造業を営んでいたのは知ってはいたが、自分もその道に進むということは特に考えなかったそう。
しかし大学3年生になり就職活動をする前に、祖父が神藤さんに「就職はどうするんだ?もし神藤タオルを継がないんだったら、たたむことを考えないといけない」と。
神藤さんもまだ就職活動に本腰を入れる前のタイミング。特に将来何かをしたいという思いもなかったので「自分の苗字が社名に入っている神藤タオルを終わらせるのはもったいない」という気持ちを優先し「大阪に行く」と腹をくくった。
大阪泉州に移り、神藤タオルの社員として入社。 職人の中に入っての新しい生活が始まった。最初は現場に入りタオル作りのイロハを教えてもらう。もちろん大阪での新しい生活での大変さなどがあったが、救われたのは、職人を含む社員たちが全く違う環境から来たいわゆる跡継ぎのボンボンとも言える神藤さんを分け隔てなく気さくに迎えてくれたことだ。
神藤さんが入社した時にはもう100年を越えている伝統ある会社。先祖代々と引き継がれている職人としてのものづくりへのプライドと、仲間としての想いやりが根付いていたのだろう。
入社して6年が経ち、ここで神藤さんにとっても神藤タオルにとっても大きな変化が訪れる。会社のトップを守っていた祖父が亡くなってしまう。ずっと仕事において堅気であった祖父。自分の手でずっとやれるまでやり尽くそうと思っていたのか、業務上の引き継ぎなどを何もしてこなかった。
引き継ぎが何もない状態で代表取締役の肩書きについた神藤さん。右も左も分からぬまま社長業に奔走していたが、会社の緊急事態に社員一同が慌てず通常業務が滞らないようにサポートに動いてくれたおかげだと神藤さんはいう。
100余年の先祖代々の想いを背負った神藤さん。祖父は直接神藤さんに継いでくれたことへの感謝を述べることはなかったそうだが、神藤さんがいないところでは「孫が帰ってくるんだ」って喜んでいたそう。
今の神藤さんの働きっぷりを天国にいる祖父はどのように見てくれているだろうか?
「後ざらし」が決め手の吸水性
肌触りに優れた
「SHINTO TOWEL」
社長就任から2年が経ち、社長業にも慣れてきたところで、新しいことを始めようと神藤タオルの顔となるブランド作りを始めた。泉州タオルの特徴の「後ざらし」という工程で生まれる「吸水性」「肌触りの優しさ」を最大限に活かしたタオルのファクトリーブランドだ。
「後ざらし」とは織りあがった後に綿糸に付いている糊や綿繊維に含まれる天然の油分や不純物を取り除く工程のこと。「後ざらし」を入念にやっているタオルは綿本来が持っている高い吸水性と優しい肌触りを持ったタオルになる。その特徴を活かし、独自開発の織り方と掛け合わせ、SHINTO TOWELブランドとして3種類のタオルを展開している。
『ユキネ』
泉州タオルの特徴である「後ざらし製法」
その後ざらしを入念にやることによって、より綿がもつ吸水性を最大限に引き出したのが「ユキネ」だ。混入物がなく混じり気のない綿が重なり合うことで、手で握った時にキュキュという感触が生まれる。
雪原を連想させる「鮮やかな白」をはじめ、縦糸のパイルに白、横糸に色バリエーションを加え、積雪から土や水、草木が顔をのぞかせているようなデザインが特徴だ。タオルを壁にかけてもユキネのデザインはインテリアとしても活躍してくれる。
『インナーパイル』
両面のガーゼにパイルを挟み込むという独自の技術によって開発された「インナーパイル」
昔ながらのシャットル機を熟練の職人が手間暇をかけて織り上げている。表面のガーゼによる優しい肌触りと、中心のパイルが持つ高い吸水性。
お風呂上がりや洗顔時をはじめ、枕カバーやブランケットとして使うなど、用途に応じて、さまざまなシーンで活躍してくれます。ボリュームがあるのに軽くて柔らかい、新しい発想のタオルだ。
『2.5重ガーゼ』
3重ガーゼの真ん中の生地を半分にするという特殊ガーゼ織りによって生まれた「2.5重ガーゼ」。変則的に織ることによって、ふんわりとやわらかく、独特の肌触りを実現した。吸水性の高さを保ちながら、かさばらず、ごわつかず、しかも速乾性に優れている。
この2.5重ガーゼは、自社ブランドでの展開前からこの生地で協働参加していたプロジェクトの運営を担当していた大阪のデザイン会社から、この肌触りと軽さはさまざまなシーンや使い方に適しているから、大きいサイズのものを作らないかと話があった。神藤さん自身もそんな使い方は想像もしていなかったのだが、販売してみると羽織りのような使い方への需要もかなりあると言う。
それから神藤さんも「デザイン」と「ものづくりの技術」を組み合わせることで、タオルの更なる進化が感じられたという。
「真の意味でのオーガニックを求めて」
神藤さんが代表になり神藤タオルに生まれた変化はこれだけでない。SHINTO TOWELに「エシカル」という要素も取り入れた。
SHINTO TOWELでは2年前よりオーガニックコットンに切り替え、地球への取り組みも始めている。
実は神藤さんが入社してすぐに日本オーガニックコットン協会の会長さんを含む一団と、オーガニックコットンの綿畑を視察する機会があった。その時はトルコとエジプトに行き、実際に農薬を使わずに育てられた綿花が手摘みで収穫されている姿を見ている。オーガニックコットンは糸の生産者にも幸せを与えることに感銘を受けたという。
しかし、視察に行った当時の日本では「オーガニック」という言葉が“本当の意味”で使われていないと神藤さんは感じていた。当時の日本の風潮として「オーガニック」という言葉を使えばなんとなくイメージが良く売り上げ促進されるだろう、とマーケティングとして使われているように感じ、神藤さんもオーガニックコットンを使用するのに躊躇していた。
そんなオーガニックコットンに二の足を踏んでいた気持ちが変わったのが海外店舗との取引を始めた時からだという。
SHINTO TOWELもこれから世界でも展開しようと考えた時に、海外の商談になると二言目には「これはオーガニックコットンを使っているのか?」との質問になる。
そして「オーガニック」という言葉が、ただの売るための飾りとしての言葉でなく、このオーガニックコットンは誰が作っているのか、生産国についてまで聞かれ、オーガニックが「人と地球を幸せにする」という目的で使われている。この世界と日本とのエシカルの差に驚いたという。
元々世界でオーガニックコットンの実際の現場を見て感銘を受けていた神藤さん。もちろんオーガニックコットンを使用することで、コストなどは上がってしまう。だけど「エシカル」の時代はすぐそこにあると、SHINTO TOWELもエシカルを意識していくことに舵を切った。
他にもエシカルの要素がSHINTO TOWELにはある。
地元産地である泉州タオルの伝統である「後ざらし製法」は水を大事にしている製法なのだ。泉州タオル自体が、水を使う工程を一気にまとめてやってしまうことで水を使う量と頻度を抑えている。そして使用した水の排水に関しても、非常に厳しいと言われる瀬戸内基準という排水基準をクリアさせている。しかも、排水を浄化させるために化学薬品を使うのでなくより有機的な方法としてバクテリアを使うようにしている。
私たちの日常にタオルは寄り添ってくれる。
そして、SHINTO TOWELは地球にも寄り添ってくれている。
「新たな挑戦は自分達がサステイナブルであるため」
「本当にいいタオルには終わりがない」と語っていた神藤さん。
ものづくりのモットーは「相手が求めているものを作るのが一番である」と話していた。人の好みや心地いい感覚は、時代によっても変わるし、国によっても変わる。伝統があるからと言って、そこに胡座をかいて座っているのではない。大切なものは残しつつ、新たな挑戦をこれからも続けて、進化していく必要がある。
タオル産業は長らく続いてきた商売習慣の名残で、昔ながらの大量に作って大量に売ってという薄利多売のビジネスモデルが続いている。しかし、このやり方だと全ての単価が安いままで、タオル産業に関わる全ての人が困窮してしまう。
新たなタオルを生み出していくのはタオルを作っている自分達がサステナブルであり続けるためでもある。
これからも伝統の技術を大事にして、神藤タオルの個性と時代を合わせたSHINTO TOWELは新たな挑戦をし続けていく。