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Daisy Neck Warmer
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Daisy Neck Warmer

[Retrospective] 古き良き文化を繋ぐニット手横編み機ブランド レトロスペクティブ。 ▪️商品名 Daisy Neck Warmer(デイジー ネックウォーマー) ▪️商品説明 柔らかくふんわりと軽いネックウォーマーです フォックス35%を含んでおり大変肌触りの良い 高級素材です。 北欧などでよく使われている、ネックから肩にかけて 温めてくれるデザイン。 シンプルで機能的、見頃の部分は 裏側から見ると アートフレームのように縁取られた 編み立て方法です。 ネック部分は長めのリブにして暖かさを重視。 コートの下に合わせたり、少し冷えると感じた時に室内でも 使える万能アイテムです。 今年の冬のお供に是非お試しくださいませ。 【お手入れ】 ⇨お手入れは、できる限り手洗いをお勧めいたします。  ぬるま湯にデリケート洗剤を入れ、優しく30回ほど押し洗い後、  その後同様にぬるま湯ですすぎ、軽く絞り、  タオルなどで包み水分が取れたら日陰で平干ししてください。  また、強い脱水により縮みますので、お気をつけくださいませ。
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品物のハイライト

この品物の注目して欲しいポイント

自然素材・オーガニック

作り手

品物の生産に関わった作り手の顔とコメント

川久保康子
ロンドン留学の経験で得た編み機の知識をベースに、 ヨーロッパのファッションスキルを取り入れて、 天然素材へのこだわり、環境にやさしいニット、 そして、スローファッションを大切にしています。
代表取締役

生産地

品物が作られた場所

日本、長野県長野市

原材料

品物の素材や原料

自然素材の割合
76%

Fox

35%

Wool

41%

Nylon

24%

SDGsへの貢献

この品物がどのSGDsに貢献しているか

影響・効果

社会にどんな影響・効果があるのか

素材の価値を感じる丁寧なモノづくりをしています。
編み立てから編み終わり、糸始末を全て一人の手作業で行なっています。

レア度

品物の希少性

心がこもった贈り物
レトロスペクティブ
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特定商取引法に基づく表記

Story

品物のストーリー

使用している糸、フォックス35%という高級素材。
数年間定番として取り扱っていますが
年々、不思議と使うほどふんわりとしてくる愛着の湧く素材です。
素材の持つ魅力と良さを感じてほしいと思い
手軽に身につけられるデザインを企画しました

Learn Stories of Makers

「自然の恵みと人のぬくもり。

それは伝統と1本の糸で紡がれる」



歴史ある手横編み機を使用し、優しくて柔らかなタッチのニットを届けるRetrospective【レトロスペクティブ】。

今の日本で手横編み機は生産されていないため、50年以上前の貴重な手横編み機を使用。厳選した素材の良さを引き出す技法で、ひとつひとつ大切に制作されている。
1本の糸、そして人の手の感覚で作られたニット。
機械で大量生産するニットからは決して感じられない、糸本来の魅力と人のぬくもりを感じられる。

流行りに流されず、ずっと大切に着続けられるニットを作りたい。
手横編み機の技術を、次の世代につなげたい。

作っているのは川久保康子さん。
たった一人で全ての工程をこなし、編み機とニットの魅力、そして物を大切にする気持ちを伝え続けている。

「手横編み機を使いたい人がいるなら、何でも教えてあげたいんです。」

そう語るRetrospectiveオーナー川久さんの、想いとストーリーを聞いた。


「イギリスが私のアナザースカイ」


愛知県長久手市生まれの川久保さん。
小さい頃は人前に出るよりも、黙々と絵を書いたり、ものづくりが好きで大人しい性格だったという。

小学生のころから英語を学び続け、短大では半年間イギリスのウェールズへ留学をした。

はじめての海外はたくさんの発見をくれた。
さまざまな人種、さまざまな国が混ざり合って暮らす、当時の自分にとってとても魅力的な環境だった。

帰国してからもイギリスに行きたい!という想いが強く、短大卒業後はロンドンの芸術大学「ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション」に入学した。
突然ファッションの世界に飛び込んだ理由は、小さいころから何かを作るのが好きだったから。
父は建具屋だったため、ものづくりをずっと間近で見てきた。
なにか自分も、ものづくりをしてみたい。


入学後はファッションの基礎を学び、2年次からは好きだったニットを専攻した。
ニットの魅力は自分が選んだ好きな色で一着ずつ作れるところ。学んでいく中で、編み機にも出会った。

ロンドンは様々な国、様々な人種の人が混ざりあって暮らしている魅力的な街だ。
多文化の人たちと一緒に学び、日本の教育との違いに驚いた。
一番の違いは学ぶ過程にある。
日本の学びは、技術を間違いなく正確に学ぶことに長けている。
イギリスでは、正確さよりもどれだけ物事を掘り下げてバックグランドを追求するか、「リサーチ」が重視される。
過程を大切にするイギリスで学んだからこそ、教科書だけじゃない多くを得ることができた。

また、学生時代にイギリス現地のデザイナーのもとでアシスタント経験を積みながら、どうやってコレクションが出来上がっていくのかを見ることができた。


「やりたくてもできない。…それなら。」



帰国後は東京で就職。アパレルブランドで、デザイナーとして働いた。
初めはファッションにおける日本とイギリスの違いに戸惑った。
日本はとても細かく工程が決められているだけでなく、どの会社も流行に流される部分が大きい。
日本のファッション業界で働く中で、(デザインを紙に書くよりも、手を動かして作りたい意欲が増していった。)


それでも折り合いを付け働き続けていたが、結婚・出産を機に一度は退職。
当時のデザイナー業界では、出産すると仕事を辞める風潮が当たり前になっていた。
子育てをしながら働くモデルは一人もおらず、暗黙の了解で辞めるしかなかった。

数年たって子育てをしながらでも働ける会社が少しずつ増え、やっとの思いでデザイナーに復帰したが現実は厳しかった。3人の子供を育てながら、フルタイムで働き続けるのは難しい。
やりたくてもできない。そんな環境が苦しかった。

それならもう自分で会社を作るしかない!

一念発起し、長野に移住したのちRetrospective【レトロスペクティブ】を立ち上げた。

「Retrospective:過去を大切にし、引き継いでいく」



Retrospectiveは手横編み機を使用し、シンプルでエイジレスなニットを制作・販売しているニット専門店だ。

手横編み機でのニット制作を習得するために、編み機の技法を改めて長野の職人に教わった。やはり日本は技術を間違いなく正確に学ぶ国。職人の中には、黙々と手を動かし眼で見て覚える。後世へ伝えるというより、今から始めてどうするのかと不安に思われた。また手横編み機の技術は習得に5年はかかると言われているほど高度なものだ。正確さも大切なことも理解できるが、頭に描くものを形にするツールとしてもとても興味深い機械だと考えている。シンプルな機械だからこそ、1目1目を動かし編み地の変化を作るので、それが唯一無二になる。

手横編み機で作られたニットは、「弾力やふくらみ、柔らかさ」が工場生産のものと比べとても良いのが魅力だ。人の手の感覚を用いて、糸に合わせて重りの重さを変える。
必要以上に編み地へ負荷をかけず、糸本来の弾力や柔らかさをそのままに残せるのだ。


もちろん使用する糸もこだわって厳選。
ウールだけでなく、まだ世界でも珍しいアルパカの毛からできた糸を使用している。
アルパカの毛はシルクとカシミアを合わせたような性質を持ち、保温性、ツヤ、伸縮性に優れ高級素材と遜色ない魅力がある。

販売する製品は基本的に全て自宅での洗濯が可能。
手軽に自宅でお手入れができるからこそ、長く大切にできるものであってほしい。


現在はお客様の要望に合わせ、オーダーメイドも受け付けている。
手横編み機を使ってオーダーメイドニットを作っているブランドはRetrospectiveだけだという。

オーダーメイドの場合はお客様の職業や普段の服装の傾向、好きなデザインなど一から相談にのり、自分だけの最高の1点ものを制作。ニットのコンサルといっても過言ではない。ご来店できない場合はオンラインにて数回打ち合わせをして、ご要望のニットを描いていく。
全ての工程をひとつひとつ丁寧におこない、製作時間は普通のセーターであれば1着あたり2週間ほどで完成となる。
万が一サイズが合わなかったり、気になる部分があればお直しも可能だ。
身体の変化に合わせて編みなおすことも可能なため、長く愛することができ、地球にも優しい。


そもそも昭和20年から30年ごろの日本はニットウェアの生産地であった。編み機を使い、多くの衣服を生産していた。
その国内技術が中国へ広まりその流れで、アジアの各国での生産が主流になる。

年々国内ニット工場は、高齢化や後継者不足のため閉鎖している。また、手横編み機自体の生産が止まり、それに付随してパーツを作る工場もない状態のため、後世へ残していくのはとても簡単なことではない。
イギリスでは「編み機を使いたい!」と学ぶ人がたくさんいる環境だったからこそ、そのギャップが悲しかった。
素晴らしい編み機の文化を、次の世代に残していきたい。
もし編み機に少しでも興味があり、学びたい人がいるなら、私が何でも教えたい。

「ものを大切に、長く愛せる世界へ」



今後はもっと複雑なデザインに挑戦する予定だ。
偶発的に起こるもの。
失敗から生み出される新しい発想。
機械ではなく人の手だからこそ引き出せるニットの可能性を、私が形にしていきたい。
すでに頭の中はやってみたいことでいっぱいだ。

Retrospectiveのニットは1本の糸で紡がれている。
サイズが合わなくなればほどいて作り直すことも可能だし、デザインを変えることもできる。長く、大切に扱えるニット。
昨今の世界は消費が追いつかないほどのもので溢れ、ものを大切にする感情を失いかけているのではないだろうか。
限りある地球の資源を用いたものたち。作り手の想いがこもったものたち。
簡単に捨てずに、もっと大切にしてほしい。
そんな願いを少しづつ叶えていけるよう、川久保さんは今日も想いを込めて長く愛せるニットを編んでいる。
現在店舗はなくオンライン販売やマルシェへの出店で継続中。