トートバッグ
アフリカ布・パーニュを使ったトートバッグ。
ワイドサイズのトートバッグは、マチがあるので大容量。内側のポケットが嬉しい。
(ポケットの写真は全柄共通を掲載しております)
素材 :コットン100%
サイズ:約8×34×38cm
※ギフトラッピング、日時指定、その他のご用命は、備考欄にご記入ください。
*商品を長くお使いいただくために*
・洗濯の際、他の物と一緒に洗わないでください。
・濃色品は湿った状態で摩擦されますと、色移りする場合がございます。
・白物や淡色との組み合わせは、ご注意ください。
・濡れた状態で、他の洗濯物と一緒に重ね合わせないでください。
・直射日光や蛍光灯に、長時間さらされないように保管してくだい。
日本国内発送のみ
ショッププロフィール
Chérie COCO
11品
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文化伝統
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手作り
限られた品物
作り手
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メメママ
シェリーココで働き始めて、栄養のある食事を子どもに食べさせてあげることができ、学校にも通うことができるようになりました!
ベナン現地職人
生産地
品物が作られた場所
ベナン共和国
原材料
品物の素材や原料
自然素材の割合
100%
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レア度
品物の希少性
心がこもった贈り物
Chérie COCO
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特定商取引法に基づく表記
Story
品物のストーリー
『寄り添い、ともに歩む』
西アフリカベナン共和国で アフリカンプリントを使ったものづくりを行い 現地の雇用創出に取り組むシェリーココ。 ものづくりの原点は ベナンでの出逢いにありました。
Learn Stories of Makers
「愛しき国、ベナンから届けるアフリカンプリント」
日本から約13,000km離れた西アフリカの小国、ベナン共和国。
ベナンの人々は、愛しき人を「Chérie COCO (シェリーココ)」と呼ぶ。
フランス語でchérieは愛おしい人・親しい人という意味があり、フランス語が公用語のベナンではよく使われる。
青年海外協力隊をきっかけにベナンに恋をした一人の日本人、川口 莉穂(かわぐち りほ)さんが、現地の友人たちと立ち上げたブランド「Chérie COCO 」。
アフリカンプリントの大胆な柄でできた服や雑貨は、まるで明るく温かいベナンの女性たちのように、私達を笑顔にしてくれる。
ベナンの友人たちからもらったたくさんの愛と笑顔に応えたい。
川口さんにとっては、ベナンにいる職人たちも、関係者も友人も、そして日本にいるお客様も大切な人(=シェリーココ)。
愛おしい人、大切な人を思い合えるような世界を目指し、ベナンから日本へ商品を届ける川口さんにその想いとストーリーを聞いた。
「運命のいたずらが、導いてくれた場所」
川口さんは横浜生まれ横浜育ち。
会社経営をする父からの教えは「人のために生きること」。
そんな教えもあってか、小学校の卒業アルバムには「人の役に立つ仕事がしたい」という夢を綴っていた。具体的な職種は決まっていなかったが、志しはこの頃からぶれることがなかった。
高校に入り文理を選択する時期になっても、自分がやりたいことを見つけられずにいたときに、母が勧めてくれたのが、海外留学。
正直興味はなかった。でも、自分の人生の視野が広がってやりたいことが見つかるきっかけになるなら、と留学制度に申し込んでみた。
申込用紙には、アメリカ、フィンランドと希望先を書いた。
しかし、合格通知とともに知らされたのは、留学先がタイに決まったこと。
思い描いていた留学生活と程遠くなりそうな留学先だったため、やめようと思った。しかし、友人から「こうなる可能性もあると分かりながら、試験を最後まで受けたのはあなただよね?」と言われたことで背中を押された。
タイに行ってみよう。
思いがけず降り立ったタイの田舎町は、考えていた何倍も良い思い出になった。
微笑みの国タイ。言葉が通じない自分に学校の子達が学年問わず優しくしてくれた。
一方で、カルチャーショックも大きかった。
裕福なホームステイ先とタイの友人の家には格差があった。
友人の家に行くとキッチンが外にあったり、マットレスを床に直に敷いて寝ている。
そして同じくらいの歳の子が街で客引きをしている光景も目の当たりにした。
タイでの日々がきっかけで、人の役に立つことがしたいという漠然とした夢が、「途上国の問題を解決したい」という夢に進化していった。
1年経って帰国した後は慶應大学に進学し、在学中はタイやカンボジア、 東日本大震災のボランティアとさまざまな経験を積んだ。
さまざまな経験をしながら「私にしかできないことってなんだろう」と考え続け、選んだのは、国際協力、途上国支援。
タイに恩返しがしたい!その思いで、両親に心配されながらも申し込んだ青年海外協力隊。
こうして決まった行き先がタイ...ではなく「ベナン」だった!
「家族のように思い合う国、ベナン」
どうしよう...でも、こんな機会でもなければアフリカに行く機会ってないかもしれない。
思い切って渡った西アフリカの小さな国、ベナン。
マラリアの啓発活動や幼稚園や小学校の手洗い指導などをしはじめてすぐの頃から、ベナンの人々が大好きになった。
子どもから大人までみんな本当に温かい。他人だけど家族のように接してくれて何でも話してくれる、そのオープンさが心地よくて、休日もずっと現地の人たちと過ごすようになっていった。
通勤路で仲良くなった友人の紹介で、出会ったのは1~2歳くらいの赤ちゃんを背負うシングルマザーの女性。子どもを抱きかかえながらできる仕事はなく、友人たちから援助をしてもらっている状況だった。
そんな友人たちだって決して豊かではない。日々の生活を懸命に送りながら、誰かがお金に困っていたら、自分が借金をしてまで用立ててあげるようなそんな人々だった。
私がシングルマザーの彼女のためにできることってなんだろう。
一時的に食事を分けたりお小遣いをあげることは難しくないかもしれない。
でも、私の任期が終わったら彼女はどうなるのだろうか。
彼女にできる仕事があれば、自分で生活ができるようになる。
聞けば、彼女は仕立てができるという。
友人たちと会話しながら考え、たどり着いたのが、アフリカンプリントを使った浴衣づくりだった。
「ベナンに寄り添い、ともに歩むブランドの誕生」
こうしてChérie COCOの前身となる活動が始まった。
青年海外協力隊の活動とは完全に切り分け、クラウドファンディングで資金調達。ミシンや布を購入した。
浴衣は全面柄物が多いから、普段の服で柄物を着ない人でもアフリカンプリントを楽しめるだろう。それに浴衣は直線縫いが多く、洋服より難易度が低い。
シングルマザーの彼女が作るアフリカンプリントの浴衣は無事完成し、彼女は生活費を得られるようになった。
青年海外協力隊の2年の任期が終了するころには、ベナンの友人たちは自分にとって本当の家族のような存在になっていた。
帰国後就職に悩むことはあったが、やっぱり彼女たちになかなか会えない生活は考えられないと思った。
彼女たちの近くで生きていきたいし、彼女たちの人生を守り続けたい。
ビジネスとしてやっていくことを決め、法人化したのがChérie COCO 。
クラウドファンディングの余った資金でベナンにアトリエを建てた。
そして商品は浴衣だけではなく、衣類やエプロン、バッグ...と少しずつ増えていった。
コットン100%で太陽の日光を遮ってくれる丈夫な素材。シワになりにくく、洗っても色落ちもしないから長く着られる。ベナンは柄の入れ替わりが激しく、来季には同じ素材は残っていないのも面白い。可愛いだけでもなければ支援になるだけでもない、両方を兼ね備えたブランドを目指し、幅広い層の方に手にとってもらえるように工夫した。
浴衣の場合は日本の伝統衣裳に馴染むように和柄に近いものを選んだり、室内で使えるエプロンはとことん華やかな柄を選ぶなど、日本人の暮らしや好みにあった商品づくりをしている。
日本に住みながらときどきベナンを訪れる日々が始まり数年、働いてくれるベナンの職人は10人弱になってきた。正直大変なことも多い。
日本のクオリティに持っていくために、細かい指摘をしている。何度もやり直しになることも多い。試用期間で辞めていく人もいる中、今も残ってくれているスタッフは意欲も技術力も高い。
Chérie COCO立ち上げのきっかけになったシングルマザーの彼女は、あれから子どもを私立の学校に通わせてあげられるようになり、再婚もしたのだという。
改めて、ここまで伴走できたことが嬉しい。
また、川口さんの活動を見た日本のお客様のなかには「私も仕事を頑張りたいと思った」とかChérie COCOと出会って国際協力に興味を持ってくれた学生さんなどさまざまな人がいる。新作が出るたびに毎シーズン購入してくださるお客様もいて、日本でChérie COCOと出会ってくれるお客様の存在も励みになっている。
「シェリーココを思い合える世界へ。」
これからもベナンにいる彼女たちにとって無理のない範囲で、ビジネスを継続していくことが川口さんにとって一番の目標だ。
大きくしていくとか他国に展開するのではなく、ベナンがより良くなるために、私になにができるのかを考えていきたい。
今では日本で2児のママになった川口さん。
5年10年先になるかもしれないが、アパレルや雑貨というものづくりに限らず、ベナンの教育という分野にも視野を広げていくことも考えている。
この思いの裏にあるのは途上国支援やSDGSへの思いではない。
ただ、愛しき家族を守りたい。
愛しき家族。それがただ、川口さんにとっては今はベナンと日本にある。
そんな川口さんの願いは、「国や人種を超えて、シェリーココ(愛しき人)を思い合える世の中に向かう」こと。
みんなが思い合える社会になれば、きっと世界はもっと平和に向かっていくだろう。