サボテン由来の ロングウォレット
Transparency Points
透明性項目
品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
生産地
品物が作られた場所
原材料
品物の素材や原料
サボテン繊維
20%
植物由来の原料を中心とするポリウレタン
80%
リサイクル素材
リサイクル素材が使われている割合
裏地は全てリサイクルポリエステルを使用しています
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
植物由来のサボテンレザーとリサイクルポリエステルを使用しており、既存の革製品と比べてCO2排出量や水資源の利用、そして化学薬品による水質汚染を大幅に抑えています。製品は一貫して、日本国内の革職人の方に正当な対価をお支払いして生産頂いております。
レア度
品物の希少性
Story
品物のストーリー
私たち「CACTUS TOKYO」は、「心躍る、明日をつくる」をテーマに、高品質な財布・カバンをお届けするブランドです。見た目や機能性が洗練されているのはもちろん、サボテン由来のレザー素材の活用を中心に、ブランド運営のあらゆる側面を通じて、地球環境への負荷軽減を目指しています。
私たち自身も日々学び、サステナビリティと向き合い、「未来に残すに値するブランド」となることを常に追求しています。
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―CACTUS TOKYOについて
私たち「CACTUS TOKYO」は、「心躍る、明日をつくる」をテーマに、高品質な財布・カバンをお届けするブランドです。見た目や機能性が洗練されているのはもちろん、サボテン由来のレザー素材の活用を中心に、ブランド運営のあらゆる側面を通じて、地球環境への負荷軽減を目指しています。
私たち自身も日々学び、サステナビリティと向き合い、「未来に残すに値するブランド」となることを常に追求しています。
―「自然を大切に想う気持ち」を未来へ繋げたい
私たちの根源にあるのは、「自然を大切に想う気持ち」です。
美しい自然を未来に残したい、なにより、自分自身が自然を楽しみ続けたい。そのために、人類社会が地球に与える環境負荷をできるだけ小さくしたい。
ファッション産業は「世界2位の環境汚染産業」と言われています。
私自身は革製品が本当に好きで、昔は本革のブランド製品を好んで使っていました。そんな中、サボテン由来のレザー素材があるということを知りましたが、日本国内のブランドを調べてみても見つかりませんでした。それならば、自分で魅力あるブランドを作り、そのブランドを通じてこの素材の素晴らしさと、その先に見えるより良い未来を伝えていきたい、と感じたことが活動を始めた理由です。
私たちは、「お客様に心から気に入って頂き、長く使って頂けるものづくり」に全身全霊でこだわっています。いくら環境負荷の小さい素材を使っていたとしても、誰にも買われない、もしくはすぐに飽きられてしまうようなものはそれこそ資源の無駄遣いだと考えています。だからこそ、製品の見た目や機能性は最も大切にしています。
―メキシコと日本のコラボレーションから生まれた、オリジナルのサボテンレザーアイテム
サボテン由来のレザー素材は、「Adriano Di Marti」という会社の「Desserto」ブランドとしてメキシコで生産されています。創業者自身が、環境問題への問題意識を起点に始めた事業であり、製造工程では一貫して、電気や自然環境に有害な化学薬品をできるだけ用いない工夫がなされています。
主な原料はサボテンの葉。成熟しきった、あとは枯れるのを待つ部分を収穫し、細かくした後、太陽光で3日間乾燥させることで、レザーの原料となります。
私たちはそのレザー素材を輸入し、日本でCACTUS TOKYOブランドとして製品化しています。
素材の選定やデザインは私たちが行い、機能的なデザインのレビューや製品製造においては、「Atelier K.I.」さんが協力してくださっています。一つ一つ、革職人の方が丁寧な手作業で、製作してくださっています。
製作中に考えていることはその製品を使ってくださる方が心の底から喜んで使ってもらえるように、ということです。見映えや使い勝手、そして製品の耐久性と、常に真剣に向き合っています。お金を出して購入して頂いている以上、中途半端なものづくりはしたくない。ずっと、愛情を注ぎ続けられる素敵なものにしたい。余談ですが、そのために素材の選定やデザインのレビュー、検品作業に時間をかけ過ぎてしまったりするのが、課題でもあります。
―私たちのブランドと真摯に向き合ってくれる職人の存在
私たちの製品は全て、東京の蔵前で活動する「Atelier K.I.」さんにOEM製作を担って頂いています。
高齢化が進む革職人の業界において、代表の池田耕平さんは30代と若くして独立した方で、新進気鋭の経営者です。彼は、革職人の賃金の低さに問題意識を持ち、独自のスタイルで従業員にも十分な給与を提供できるようなビジネスモデルを構築しています。まさに、日本の革職人の未来を担う方だと感じています。
また、私たちブランドと真摯に向き合ってくださるところにも魅力を感じています。専門知識の劣る私たちに対して、実現したいことに丁寧に耳を傾けて下さり、いつも納得のいくものづくりをさせて頂いています。
以前に掛けて頂いた言葉が心に残っています。
「自分自身は、社会のためというよりは、従業員の生活を守ることと、生み出した製品の品質にとことんこだわっている。でもそれは結果的に、CACTUS TOKYOというブランドのビジョンを通じて、社会を良くすることに繋がってると思っている」
―ものづくりとは、「進みたい未来を再確認する」こと
これまでの私にとって、ものづくりとは「葛藤と向き合う」ことでした。サボテン由来のレザー素材を広め、美しい地球に住み続けられる未来を実現したい。そんな想いで始めた活動ですが、一方で現代は「ものにあふれた時代」でもあります。そんな中、更に自らの手でものをつくるのか、と考えることがあります。地球資源の浪費を減らしたいのならば、そもそも何も作らなければ良い。
そんな時に立ち戻るのは、「何のためにやってたんだっけ」という始まりの想いです。
私がやりたいのは、社会全体で見たときに地球環境への負荷がより小さい未来を作る、ということ。
その上で大切なのは、未来の私たちが、植物由来の素材活用をはじめとして環境負荷の小さい経済を実現していること。今、サステナブルなお財布を使っていなかったとしても、せめて買い替えるときには、サボテン由来のものなどが選ばれてほしい。そうした未来をつくるためにも、私たちがいる意味があると考えています。
今の私にとって、ものづくりとは「進みたい未来を再確認する」活動でもあります。
そして、私が作品を作り続けられているのは、「革製品が心から好きだから」。良い質感の革は、それだけで触れていたくなる魅力があります。そして、形作られた財布やカバンは、もっと素敵で、いつまでも手に取っていたくなります。
私の主観では、サボテン由来のレザー素材は、近年リリースされたいくつかのサステナブルな新素材の中でも、ダントツで美しい艶があり、しっとりとした肌触りが心地よい。だからこそ、私自身も胸を張って価値を伝えられると感じています。
―“自分自身の感性”に響いたものを、自信を持って持ち続けられる未来になってほしい
例えば、トレンドに合わせてファッションアイテムを買い替えていたら、いつまでたっても無駄な消費は減りません。そうではなくて、自分の心が惹かれたものを、皆が好きなように身に着ける。そういう形になっていくことが、一人一人にとって心地よい日々に繋がると感じます。
「買い物は投票だ」という言葉があります。私自身も、とても好きな言葉です。でも、この言葉は消費者の行動だけにフォーカスされているとも感じます。
あえて付け加えるならば、「買い物は投票だ。ただし、苦労して投票しなくても良い未来に繋がるような仕組みも、みんなでつくろう」と表現します。
理想的には、何も考えずに買ったものが全て地球環境に優しいものであれば楽だなと思います。しかし、消費者の目線に立つと、何かを買うたびにその背景にあることを考えるのは、簡単ではありません。
だから、あまり深く考えずともパッと手に取ったものが、良い未来に繋がるものであってほしい。そんな世界を形作る一助となるために、CACTUS TOKYOは活動しています。
―「手に取るだけで、心が躍る」洗練された、シンプルな喜びをあなたに
私たちCACTUS TOKYOの高級感のある革製品は、目で見て美しく、触れて心地よく、身に着けてこころよいものです。まずはそんなシンプルな喜びを味わっていただきたい。
その上で、地球環境に良いブランド体験を通じて、一点の曇りなく心から満足頂きたいと考えています。
~私たちの哲学を知った上で買ってくださった方へ~
共に、素敵な未来を作っていけたらと心から感じています。私たちにできることがあれば、分野に縛られず何でも一緒に考えられたらと思いますので、気軽にメッセージやご感想など下さいませ。CACTUS TOKYOの製品については、素材も、デザインも、作り方も、クオリティは自信を持ってお届けできるものでありながら、サステナビリティにも徹底的にこだわっています。ぜひ私たちの製品を末永くお楽しみください。
~私たちの哲学を知らずに買ってくださった方へ~
私たちと偶然の出会いをしてくれて、心よりありがとうございます。みなさまのような方との繋がりがちょっとずつでも増えていくことが、よりよい未来を作っていくと信じています。CACTUS TOKYOブランドは、サステナビリティを中心に置きつつも、製品のクオリティには一切妥協していません。長く、大切にお使いいただけると嬉しく思います。