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Card Case ver.2 black
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Card Case ver.2 black

テキスタイルはシルクに貝殻を織り込む、TAMIYA RADENを代表する技術を使用しています。上質なイタリアンレザーと組み合わせ、全ての工程を手作業で仕上げています。数多くの有名メゾンに提供してきたその技術をぜひ身近に。 貝殻糸を織る技法(螺鈿織)は、きものの帯で使用される伝統的織技法、引箔を応用して生み出されました。 その工程は、まず、貝殻を約0.1mmの板状に削り、割れないよう独自開発したコーティングを施します。 これを0.6mm-0.75mm幅に均一に裁断して貝殻糸が出来上がります。 貝殻糸は織職人の手によって一本一本絹糸と共に織り込まれます。 使用している貝殻は、華やかなブルーが特徴的なパウアシェル(ニュージーランドアワビ)です。
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TAMIYA RADEN
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品物のハイライト

この品物の注目して欲しいポイント

文化伝統
海を守る
匠の技
手作り
限られた品物

生産地

品物が作られた場所

Tangochō Miyake, 京丹後市 京都府 日本

原材料

品物の素材や原料

自然素材の割合
70%

レア度

品物の希少性

この地域だけで誕生する
TAMIYA RADEN
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特定商取引法に基づく表記

Story

品物のストーリー


民谷螺鈿(たみやらでん)は、絹織物の産地として1300年以上の歴史をもつ京都府京丹後市に工房を構える織工房です。

1977年頃からおよそ2年の歳月をかけ、貝殻を緯糸として織り込む螺鈿織を開発し、以来約半世紀にわたって螺鈿織の製作を続けております。

このカードケースには、シルクと螺鈿を使った織物を使用。
角度によって輝きが変わる幻想的な光の表情は、持つ人に静かな高揚感を与えてくれます。
天然素材ならではのあたたかみと、未来的な美しさが共存する、唯一無二のアイテムです。

Learn Stories of Makers

1. 螺鈿と織物の融合――世界に類を見ない「螺鈿織」の誕生


「螺鈿織(らでんおり)」は、絹織物の産地として1300年以上の歴史を持つ京都府京丹後市に工房を構える民谷螺鈿が開発した、世界でも類を見ない革新的な織物です。

その誕生は1977年頃、知人から「標本にしていた蝶を織物にできないか」という相談がきっかけでした。

引き箔という、金箔や銀箔を和紙に貼って糸状に裁断し、緯糸に織り込む西陣織の技法を応用し、試験を重ねてどうにか蝶の羽を織ることには成功しましたが、胴体部分がどうしても上手く表現できず、試作は難航を極めました。

そうした中、創業者である民谷勝一郎は偶然訪れた「正倉院展」で展示されていた螺鈿の宝物に強いインスピレーションを受けます。

貝殻が放つ、見る角度によって表情を変える神秘的な輝き。
――「この光を、蝶の胴体に使えば、美しい作品が仕上がるのではないか」「貝殻を織物に使うという発想は、丹後ならではの織物として未来につながるかもしれない」。

そのひらめきが大きな転機となりました。

そこから約2年の歳月をかけて、素材や技法の試行錯誤が重ねられ、「螺鈿織」が生まれました。
0.1mmほどの薄さに削られた貝殻は、独自の技術でコーティングを施され、織る工程でも割れないように工夫されています。
その貝殻を、金箔や銀箔、漆で着色した和紙に一枚一枚手作業で貼り、さらにそれを0.6mm~0.75mm幅に均一に裁断し、緯糸として織物に織り込んでいきます。

貝殻という自然素材の持つ、柔らかくも芯のある光。
その美しさを織物の中で最大限に引き出すためには、織機の調整や手の感覚も含め、職人の高度な技術が不可欠です。

「螺鈿織」は、長い伝統のなかに革新を融合させることで生まれた、新しい時代の織物表現。

民谷螺鈿はこの技術を通じて、日本の美意識や自然の輝きを、現代のライフスタイルにそっと寄り添うかたちで伝え続けています。







2. 丹後の工房から世界へ――螺鈿織が繋ぐ伝統と革新


当工房は螺鈿織の開発以来、半世紀にわたり、和装業界向けに螺鈿織の帯を製作してまいりました。

美しい貝殻の光をまとう帯は、皇室をはじめ、高い評価をいただき、独自の存在感を放ってきました。


しかし近年では、「きもの」の需要が生活様式や価値観の変化、少子高齢化とそれに伴う人口減少などにより大幅に減少し、丹後の織物産業は大きな転換点を迎えています。
伝統を守るだけでは持続が難しい時代の中で、私たちは「織物を、未来へつなぐ」ための道を模索し始めました。

そうした中で、私たちは地域の技術を次世代につなぐために、世界に目を向け、新しい市場の開拓が不可欠だと考えました。

そのような考えを基に、2006年から海外での営業活動を開始。
ミラノ・ウニカやプルミエール・ヴィジョン・パリといった世界的な生地の展示会に継続的に出展し、国境を越えて民谷螺鈿の魅力を発信していきました。

当初は帯幅(約33cm)のみでのテキスタイル製作でしたが、ファッション業界やインテリア業界からのニーズに応えるため、広幅(約1m)の織機を新たに開発。また、螺鈿織の技術を応用し、貝殻の織物に加えて、レザーを織り込んだ織物や木を織り込んだ織物など、素材の組み合わせにも挑戦し続けています。

こうした独創的な取り組みにより、世界的ハイブランドから発注をいただくまでに至り、日本発の織物がグローバル市場でも高い評価を得るようになりました。

私たちだからこそできる、柔軟な発想と高密度なものづくり。織り手の感性と確かな技術が融合した製品には、丹後の風土と時間が息づいています。

これからも民谷螺鈿は、「海の輝きを織る」という唯一無二の技術を武器に、丹後から世界へ発信を続けていきます。







3. 手仕事による繊細な光――職人が生み出す、唯一の輝き


貝殻は自然素材であるため、模様も輝き方も二つとして同じものが存在しません。

貝ごとに異なる真珠層、織り上がりの光沢感、そしてシルクの色糸との調和。

そのすべてが自然素材だからこそ、仕上がった織物には一点もののような個性が宿ります。

織物でありながら、ジュエリーのような神秘的な佇まいを持つのも螺鈿織の魅力です。

その美しさを生み出すために欠かせないのが、職人の手仕事です。

貝殻の糸は一本一本、模様を確認しながら手で織り込まれており、真珠層の輝きがずれないよう、緻密な神経と熟練の技術が求められます。

大量生産には向かない、希少で高い技術が求められる手仕事。

それが、民谷螺鈿の織物に宿る深い価値です。
このカードケースに使われている螺鈿織も、そうした職人技の結晶です。

貝殻の織りが光の当たり方や見る角度によって豊かに表情を変え、主張しすぎることなく、それでいて確かな存在感を放ちます。

日々のビジネスシーンでも静かに個性を引き立て、持ち主の美意識をそっと映し出します。


丹後の職人が時間と心を込めて織り上げた、自然と技が融合した唯一無二のカードケース。
日常に特別感を添えるアイテムを、どうぞお楽しみください。