ぴゅあシアバターソフト【Mother’s Care マザーズケア】 (30g)
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品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
生産地
品物が作られた場所
原材料
品物の素材や原料
シアバター+バオバブオイル
99%
オーガニック精油
1%
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
製品を使うことで、シアバターやバオバブオイルの現地生産者の製造技術や文化が守られ現金収入につながる。また使い手にとってもナチュラルコスメを使うことで健康にも環境に良い。
Story
品物のストーリー
日本とアフリカを笑顔で繋ぐ「アフリカ工房」です。
アフリカの生産者達の手によって心をこめて作られ、フェアトレードにて輸入されたシアバターやバオバブオイルを原料に、自然と調和したナチュラルコスメを作っています。
地球にも、人にも、生き物にも優しい商品の提供を通してものと笑顔と幸せが『まあるく』循環する世の中を目指しています。
私たちの商品を通じて、皆様の心と身体が癒され、そして時々海の向こうの生産者のことを想ってもらえると嬉しいです。
Learn Stories of Makers
私たちについて
アフリカ工房では、代表の前田眞澄がボランティアの時に関わったガーナの村から15年以上直接シアバターをフェアトレードで輸入し、愛知県犬山市の自社化粧品工房にて製造から販売まで一貫して行っています。
シアバターとは、シアの木の実の種から採れる天然の植物油脂です。
ガーナ北部では、1000年以上も昔から厳しい乾燥からお肌を守るために、天然の保湿クリームとして使われてきました。
また、食用の油に、赤ちゃんのへその緒のお手入れに、そして傷や火傷のお手入れにと、万能薬として今でも愛用されています。
高い保湿力があるため、敏感肌や、乾燥肌の方、アトピーなど肌トラブルをかかえる方に人気があります。
シアバターを中心に、地球、人、生き物にも優しい商品の提供を通して
「もの」と「笑顔」と「幸せ」がまあるく循環する世の中を目指しています。
アフリカ工房を始めたきっかけ
代表の前田眞澄が20歳の頃、初めて行った海外がガーナ大学留学でした。卒業後、青年海外協力隊に参加し、再びガーナに。
北部の村に派遣され、現金収入改善のために何ができるのかを模索した結果、
その土地とそこに住む人々の資源である「シアバター」に出会いました。
現地ではシアバターを使った石けんづくりを提案し、指導しましたが、ビジネスとして軌道に乗せるのはなかなか難しかったです。
そんな心残りもあり、帰国後会社員生活を経て、夫のコーチングをきっかけに夫婦でアフリカ工房を立ち上げました。
「貧困」とひとくくりにされがちな負の側面だけではないガーナの良さ、明るさをシアバターを通じて日本に伝えたいと思ったのがアフリカ工房を始めたきっかけでした。
シアバターへのこだわり
現地でのシアの種の採取から製造、日本での化粧品製造販売まで一貫して自社で行い、
安心安全なシアバターをお届けしています。
●良質なシアの種を手作業による選別を行う。
●小ロット(年2〜3回)で作り立てのシアバターを空輸にて輸入することで新鮮なシアバターをお届け。
●自社及び日本食品分析センターにて化学的検査を行い、基準に合格した原料のみを使用する。
●動物実験は行わない。
●自社化粧品製造所にて製造後、化粧品基準をクリアした商品として、お客様のもとへお届け。
●合成の酸化防止剤や防腐剤などを一切使用していないため、使用期限を設け、商品に明記しているので安心。
●届いたシアバターの色、香り、そして品質検査の結果を毎回生産者一人ひとりにフィードバックすることで品質向上。
シアバターソフトタイプ Mother`s Careマザーズケア
ナチュラルなやさしさと保湿力がある「100%シアバターナチュラル」は、発売当初から人気があるのですが、100%シアバター故、固くて使いにくいというお声も頂いていました。
そんな時に出会ったのが、南部アフリカで国際協力の専門家として活動されていたバオバブサンライズの岡田さん。
マラウイとジンバブエのバオバブの木の実の種からとれるバオバブオイルを、現地生産者から直接フェアトレードで輸入し日本で製品化されています。
バオバブオイルにはアンチエイジングに効果があるといわれている「抗酸化成分トコフロール(天然ビタミンE)」がアルガンオイルの2倍も含まれています。
シアバターとブレンドすることで、シアバターのこっくりとした良さは残しつつ、使いやすいソフトなテクスチャーで浸透力のあるクリームになりました。
香りには真正ラベンダーとカモミールローマンのオーガニック精油をセレクト。
妊婦さんにも、小さなお子さん(1歳以上)にも安心してお使いいただける配合です。
保湿効果、肌荒れを防ぐ効果もあるので乾燥肌、敏感肌、日焼けのお手入れにも最適です。
マザーズケアに込めた願いは「愛情」
母のお手当のように心だけではなく、体にも優しく寄り添ってくれるクリームです。
洗顔後の保湿、ヘアケア、ハンドクリームとしてなど、全身にお使い頂ける保湿オイルです。
※安定期に入る前の妊婦さん、1歳未満のお子さんのご使用はお控えください。
シアバターの製造、輸送過程
アフリカ工房のシアバターは西アフリカのガーナ北部【ズオ村】で生産されています。
人口およそ300人の小さな村です。シアバター作りは主に女性達の仕事。ダゴンバ族の彼らは、主にダバニ語で日常会話を行います。
村にはおよそ10人の女性グループがあり、アフリカ工房のシアバターもその女性グループがつくっていますが、グループの中に村出身の男性がいて女性たちをまとめてくれています。
英語が話せて、初等教育も受けているので、現地語しか話せない生産者たちと、アフリカ工房の橋渡しをしてくれる重要なキーパーソンとなっています。
ガーナでの製造過程
1.自生しているシアの木から熟したシアの実のみを収穫し、種をとりだす。
2.一度茹でてから丁寧に洗う。
3.外側の固いからを取り除き、中の仁を取り出す。
4.十分に乾燥させる。
5.火にかけてロースト後、仁を砕きペースト状にする。
6.お湯を入れて、ハンドメイドで練りながら油を取り出す。
7.取り出したオイルをきれいに洗い、一度火にかけて殺菌。
8.丁寧にろ過する。
9.色と香りを検品後首都アクラの輸出業者に向けて出荷。
日本での製造過程
1.到着後全て検査にかける。
2.基準値に満たしたもののみ使用する。
3.油脂専用フィルターにて再度ろ過して不純物を取り除く。
4.60度の低温殺菌にて60分。
5.商品によっては、フェアトレードのバオバブオイルを配合したり、
オーガニック精油を加えて、使いやすい使用感、香りを製造している。
バオバブオイルを提供してくださるバオバブサンライズ様の他、高品質なオーガニック精油を販売してくだる会社様、現地でシアバターの輸出を担当してくれている旅行会社様、輸入手続きを代行してくれる通関業者様、検査を受け持ってくださる食品分析センター様、検品梱包作業に携わってくださるアルバイトの方など様々な方の協力を経て商品化されています。
生産者たちの思いを込めて
ガーナの生産者たちは、いつもアフリカ工房のためにクオリティの高いシアバターを出すことを心がけてくれています。
以前、基準値に満たないシアバターが送られてきた時、彼らを育てるという意味も込めて、輸送費や最低限の賃金はアフリカ工房が負担してきました。
より良いシアバターを求めてフィードバックを行い、質の高いシアバターを出荷すること
を心がけてくれています。
アフリカ工房は、ロット毎にどの生産者が作ったのか把握しているのでその生産者達のことを思い出しながら製造しています。
また、沢山の敏感肌の方やアトピーの方など、お客様のコメントを思い出しながら、お客様のお顔を想像しながらシアバターの化粧品づくりを行っています。
良いシアバターを見分けるには、科学的検査の他に、視覚、嗅覚、直感全てが要求されます。
またシアバターを原料に、天然の香りと原料で製品づくりをするためにも、五感が試されます。
そのため、常に五感を研ぎ澄ませて、シアバターやアロマの香りと対話しながらモノづくりをしています。
何よりも、代表の前田自身が毎日のスキンケアや、家族のケアにシアバターとアロマがなくてはならない存在になっています。
そして、お肌の悩みや心と身体にストレスを抱えている全ての人が、癒されることを願って製品づくりを行っています。
ガーナでシアバターの未来
ガーナにおいては、シアバターは昔から身近にあり、おばあちゃんの使うものというイメージがあります。
若い子たちは、せっかくシアバター石けんやシアバターが身近にあるのに、欧米諸国のブランドの石けんやクリームの方が優れていると信じています。
また、村でも土地の売買が進み、都市化が進みシアの木が多く切られています。
私たち外国人が関わることで、ガーナの人達自身が自分達の国や、
土地の持っている自然(シアの木など)や自分達の能力(シアバターづくりなど)に価値を見出し、自信と誇りを持ってほしいと願っています。
そして、その土地の自然やシアバターづくりの技を次の世代に伝えていってほしいと願っています。
購入者へのメッセージ
シアバターを使うことでお肌の悩みが解決され、そしてナチュラルコスメならではの、テクスチャーや自然の香りを五感で感じて心と身体が緩んでいただけたら嬉しいです。
心と身体が緩むことで、本来の自分と出会えます。
そして、より健康に、より自分らしく生き生きとした人生を送っていただけたらと願っています。
もし余裕があれば、少しでもこのシアバターを作ってくれているガーナの生産者のことも
思い出しながら使って頂けると嬉しいです。