CO+ WASHING BAG (マイクロプラの流出を防ぐ洗濯ネット)
衣類のマイクロプラスチック問題
合成繊維の服を洗濯すると、非常に細い繊維、マイクロプラスチックファイバーが抜け落ち、ある研究によると1回の洗濯で約70万本以上も流出していると言われています。(繊維が抜け落ちる量は衣類や条件によって異なります)マイクロプラスチックファイバーはその微細さから多くが下水処理施設を通り抜け海に流れ出てしまいます。
50μmの細かい網目でマイクロプラスチックを削減
CO+ WASHING BAGはとても目が細かく50μm以上のゴミを通さないため、通常の洗濯ネットでは流出してしまうマイクロプラスチックファイバーを削減します。
洗濯後、溜まった繊維は水道で流したりせず適切に処分をしてください。衣類によって抜け落ちる繊維量は異なり、また肉眼で見えないこともあるため数回の洗濯ごとに溜まっている可能性があります。
【サイズ】50cm×70cm
【素材】ポリアミド100%(モノフィラメント構造により洗濯ネット自体からのマイクロプラ発生はしづらくなります)
【注意点】
・30℃までのお洗濯にご使用ください
・乾燥機・アイロン不可
・バッグを乾かす際は直射日光を避けてください
在庫切れ
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ショッププロフィール
CO+
1品
個数1~10日本
¥200
沖縄県
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北海道
¥200
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¥2,640(税込)
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品物のハイライト
この品物の注目して欲しいポイント
海を守る
作り手
品物の生産に関わった作り手の顔とコメント
才野英里子
私自身の持っていた2つの想い「環境や生産者に配慮された服を広めたい」「インドの雇用に貢献したい」から個人で1からブランドを立ち上げました。現在CO+では、トレーサビリティや環境・社会的配慮が担保された服を取り扱っています。服は、オーガニック/フェアトレード関連の認証を取得したインドの工場で作っていただいています。長期的には、元々持っていたインドの社会・経済的な立場の弱い人々への貢献につなげていくことを目指しています。ホタテパウダーやマイクロプラ削減の洗濯ネットなど服にまつわる商品の取り扱いも開始し、「服からはじめる、サステナブルな暮らし」を提案していければと思います。
CO+代表
原材料
品物の素材や原料
自然素材の割合
100%
ポリアミド
100%
リサイクル素材
リサイクル素材が使われている割合
リサイクル活動の詳細
・ブランドサイトでの購入の場合、Shopifyを通じて国内配送分のカーボンオフセットプログラムに参加
・パッケージ選定は、リサイクル率が95%以上と資源の中でも特に高い割合を実現しているという理由で段ボールを採用
SDGsへの貢献
この品物がどのSGDsに貢献しているか
SDGsに関する詳細レポート
現在、世界中の海でマイクロプラスチックの存在が報告され、また海に流れ出てしまったマイクロプラスチックは分解されることなく半永久的に海に漂います。誰もが日々行う「洗濯」という行為でマイクロプラスチック削減を提案することで、問題や海の豊かさに関心を持つ人を増やすことに貢献しています。
影響・効果
社会にどんな影響・効果があるのか
洗濯ネットを使用する人が増えることで、海へ流れ出るマイクロプラスチックの量の削減と、問題に対する認知度の向上に貢献できます。
文化遺産・伝統工芸品
認定されている称号、受賞歴等
オルタナ サステナブル★セレクション 2021年 一つ星
CO+
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特定商取引法に基づく表記
Story
品物のストーリー
「100年先も美しいものづくりをしたい。」
私達はそう考えています。「美しいものづくり」とは、製品の見た目に関してだけではありません。モノが作られる過程においても、美しくあるべきだと考えています。
現在のファッション業界には「美しく作られた」とは言えない状況が多々存在します。例えば、農薬によるコットン農家の健康被害、児童労働、工場廃水による環境汚染、最低賃金以下で働く労働者、大量廃棄による温暖化への寄与などです。しかし、私たちが日々使っている製品のサプライチェーンは世界中に広がっているため、製品がどのような過程を経て出来上がっているのかを把握することは難しいのが現状です。つまり、裏を返せば、知らないうちに、児童労働や環境汚染に加担している可能性もあるのです。
このまま行くと、10年後、50年後、100年後。世界はどうなっているのでしょうか。100年後の未来を美しく保つために、私たちは、製品が作られる過程も美しいものづくりを目指して取り組んでいきます。
私達や一部の企業が取り組むだけでは影響力は小さく「美しいものづくり」が当たり前になるためには、お客様側からの声やアクションが必要です。「製品がどこでどのように作られたか」「生産者や環境に配慮されているか」といった情報をお客様が求めていないのであれば、多くの企業では、これまで通り、価格の安さ等の他の基準が優先されてしまうと思うからです。
私達もこれからまだまだ取り組んでいかなければならないことがありますが、100年先も美しくあるためのものづくりに、お客様と共に取り組んでいけたらとても嬉しく思います。
Learn Stories of Makers
「100年先も美しいものづくりを、共に」
CO+(コープラス)の代表の才野さん。「100年先も美しいモノづくりを、共に」をモットーに、働く人たち、地球環境、そして消費者、3方にとって良い製品作りを心がけている。
CO+のお店の名前の由来は「CO」は英語で「〜と共に」との意味。地球環境を良くすること、そして人々の人権を守ることは、同じ目的を持つ人々で協働しなければ達成できないと思いを込めている。
「CO+『共に』」
この言葉を全世界の人が認識するようになるならば、きっと100年先も美しい世界が待っている。
「『美しいものづくり』とは、製品の見た目に関してだけではありません。モノが作られる過程においても、美しくあるべきだと考えています」そう語ってくれたCO+才野さんの想いとストーリーを聞いた。
「繊細だった幼少時代」
『CO+は世界をまたにかけて地球の環境を守り、そして開発途上国の人たちの雇用を守り・・・』と言う話しを聞くと、さぞバイタリティー溢れている人がオーナーなのだろうと感じるが、CO+代表の才野さんは全く違う部類の人であった。
才野さんはどちらかというと、幼少から周りの人たちの目を気にしながら生きてきた。でも、そのおかげで人の気持ちを察する能力に長けることができ、生活が苦しい人たちの気持ちを考えたりすることなど、現在の活動の原点になったのではないかと言う。
繊細であった才野さんは、現在の活動のようなアクティブな経験はしてこず、ごくごく普通に高校生を迎え、そして大学生になり、あっと言う間に大学3年生になった。
「人との出会いが人を磨く」
大学3年生。
才野さんの人生にとっての大きなターニングポイントがあった。
才野さんの父親の友人がモンゴルで教育系のNPOをやっていた。その父親の友人がモンゴルでのプログラムに才野さんのお父さんを招待した。せっかくの機会だからと、才野さんも呼んでくれて一緒にモンゴルに行くことにしたのだ。
旅行などでは海外経験はあるものの、モンゴルのような旅の経験は初めての才野さん。見るもの触れるもの全てが新鮮で、興奮した心臓の高鳴りが自分でも分かるようだった。
特にモンゴルでの人との関わりに才野さんは心を奪われた。大草原の元で日光をたっぷり、空気をたっぷり、人間らしく生きようとするモンゴルの方々。初対面の才野さんに対してもフレンドリー。
そしてモンゴルに招待してくれた父親の友人との出会いも大きかった。その方が太陽そのもののような活力に溢れる人で、会話の中で話していた一言が才野さんの心の中にずっと残った。
「仕事は人のためにするものだよ」
当時、就職活動をこれから控えていた才野さん。
仕事は人のため・・・。
新たな価値観だった。自分も人のために仕事をしてみたい。
そんな経験から海外に「旅行」ではなく、人と触れ合うための「旅」そして「人のために」自分の時間を、人生を使う経験をしたいと思った才野さん。次の春にはインドのボランティアプログラムに参加する。インドの現地のNGO団体と共にインドの川の清掃作業や土木作業にも取り組んだ。
そしてインドの一人旅もしていると、物乞いをしている子供たちや、今にも飢え死にしそうな老人たちとの出会い。元々は繊細で人の感情などを察してしまう才野さん。将来またインドに帰ってきて、自分が少しでも困っている人に寄り添えるようになりたいと思った。
「人生は3歩進んで2歩下がる」
モンゴル、インドでの経験から国々が抱える問題を共に解決できるようになりたいと、京都大学大学院地球環境学舎の修士課程にすすむ。大学院在学中も長期のインドNGOへのインターンシップ活動などし、自分ができる範囲で世界に何ができるか考えていた。
そんな大学院での経験から国際協力へのアプローチの仕方としてNPOなどでなくビジネスで貢献したいと考えた才野さん。卒業後すぐにインドと関わる仕事も考えもしたが、まずは自分自身のビジネスでの力を付けようと一度は日本のIT企業に就職する。しかし就職してからも頭の中ではずっとインドのために何かをやりたいとの想いが残り、意を決して退職。改めて自分がインドで何ができるかのリサーチをするためにインドに渡り、インド在住の日本人などに話しを聞いたりなど、インドでできることを探した。
しかしインドまで実際に行っているのに、そこから自分でビジネスを開始するという行動までは二の足を踏んでしまう。そのタイミングでプライベートな事情も重なり、日本に戻り働くことにする。日本での仕事も途上国と関わる仕事を選んだが、やはり「自分の力でインドで人のために何かしたい」その想いが消えることがない。
何度も踏み出そうとして、踏みとどまってしまう。動かない自分に満足しないことも分かっている。何度も繰り返した自問自答。そんな自分自身にもう嫌気が刺してきた。
踏み切ろう。自分の心に正直に。
「踏み出した勇気」
才野さんが再び情熱を燃やした時は、コロナで大変な時であった。当然インドの現地には行けない状態。世界が閉塞されている状況ではあったが、才野さんは諦めなかった。
インドの児童労働や、劣悪な労働環境を見ていた才野さん。自分がインドの雇用に貢献し、環境や生産者に配慮された服を広めたいと考えた。ファストファッションを代表するような売れたもの勝ちの商品を作りたいのではない。作った製品の過程まで美しいものを作り、世界中の人たちそして地球環境のためになってほしい。
コロナ禍の状況で当然インドの現地にまで行けない。その中で一番重要視したのは第3者機関からの認証だ。しっかりとした団体から工場で働いている人たちの労働条件が適切かどうか監視してもらう必要がある。
GOTS認証というテキスタイル分野のオーガニックに関する国際認証がある。
「GOTS」は「Global Organic Textile Standard」の略称で「ゴッツ」と読む。GOTS認証を受けた製品は、加工・製造・流通のすべての工程において、環境的かつ社会的に配慮した方法が実行され、一般製品との混合や汚染がないように管理されている。
つまりGOTS認証がある生地は地球環境、そして労働者にとっても「優しい生地」との証なのである。
才野さんがGOTS認証を元に探したのがインドのタミル・ナードゥ州ティルプールにあるアーダバアパレルズという工場。
アーダバ社はGOTS認証を受けているのはもちろんのこと、また、従業員の福利厚生にも力を入れており、政府の定める最低賃金を十分に上回る給与を与え、そして従業員やその家族まで健康診断を無料で提供している。
この生地を使うことはインドで暮らす人たちを幸せにすること、そして何度も踏みとどまっていた自分の人生の新たな一歩目になる。
「働く人たち、地球環境、そして消費者へ」
このアーダバ社から発注をかけた2種類のシャツをデザインした。
一つ目がGOTS100%認証のオーガニックコットンTシャツ
シンプルな白のデザインにも才野さんのこだわりがある。
一過性の流行のデザインを作り、翌年は飽きてしまうものでなく、何年経っても着ることができるようにしたい。100年先でも美しいデザインのシャツを作りたいという才野さんの想いが込められている。
そして、才野さんが初めて海外に行った時に感じた、世界の国々の人々に寄り添えるようになりたいとの想い。
服の裏に添えられたGOTS認証100%のマーク。このTシャツはインドの方達の幸せも合わせて、身にまとうことができるのだ。
2つ目はテンセル™繊維混ノースリーブ。
CO+では、オーストリアのレンチング社が製造するテンセル™ブランドのリヨセルを使用している。リヨセルは、柔らかで肌触りが良く、適度な光沢感やドレープ性(トロンとした落ち感)を持っている。合成繊維に近い強度を持ちながら、天然繊維のような吸湿性に優れている繊維です。
このレンチング社は、2030年までにCO2排出半減を目指すなど、環境問題に対して先進的な取り組みをされている。レンチング社の造るリヨセルは、従来のリヨセルと比較すると50%の温室効果ガス削減の効果があるとされ、世界で現存するセルロース繊維製造方法としては一番環境負荷が少ないのだ。
そのまま着用すると少し長めの丈はお尻が隠れるサイズ、ゆったりとしたワイドパンツやロングスカートに合わせてリラックススタイルにもなれば。ボトムスにインするとまた雰囲気を変えることができる。
こちらの washing bagもCO+では販売している。昨今、技術の発達により、ポリエステルやポリウレタン、アクリル、ナイロンなどのプラスチックの繊維から作られた服が多く販売されている。
しかし、実はそれらの繊維から作られた服を洗濯することによって、細かい繊維(マイクロプラスチック)が下水処理場をすり抜け、海へ流れだしてしまっているのだ。海洋に浮遊しているマイクロプラスチックの大半が、洗濯から生じたものだといわれている。
このwashing bagに服を入れて洗濯すれば、細かい繊維が海に放出されることを防いでくれる。
「100年先も美しいものづくりを、共に」
ここに置いてある商品全てが、働く人たち、地球環境、そして消費者、3方にとって美しい製品である。
だが、地球にとって一番美しいもの。
それは繊細であった人の大きな勇気と行動。これが一番美しいのかもしれない。
「100年先も美しいものづくりを、共に」
今後は新しい商品も考えもしているが「100年先でも美しい商品」というコンセプトをぶらさずに地球環境、消費者、そして働く人々に優しい商品を作っていきたいと語っていた。
商品を作るまで幾度もの勇気を振り絞り完成した100年先も美しい商品たち。さぞ達成感もあるのかと思いきや「私がインドの人たちに貢献できたかどうか分からない・・・」最後にそう語っていた才野さん。
謙虚な発言の裏にはきっと「私たちは1人では大きな世界を変えられない。共に動いて行こう」とのブランド名にもつけた想いが心の底であるからだろう。
一人一人の行動、一人一人の勇気だけでは無力であるかもしれない。だけど、共に手を取り合い行動していけば、きっと100年先も綺麗な世界が待っている。
「100年先も美しいものづくりを、共に」