青白磁メダカ網目プレート | 虎仙窯
水面を切り取ったかのような、凛とした静けさを湛える青白磁のプレート。
その上に広がるのは、熟練の職人が命を吹き込んだ、涼やかに泳ぐめだかの姿。
厚くかけられた青磁釉の透明感が、盛り付けた料理や果物を瑞々しく引き立て、食卓に清らかな品格をもたらします。
夏の素麺や冷菜はもちろん、季節のフルーツを添えるだけで、まるで一枚の絵画のような景色が生まれるでしょう。
見た目の繊細さとは裏腹に、日常使いにも耐えうる丈夫さを兼ね備えているのも、名窯ならではの矜持です。
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鍋島虎仙窯
1675年、将軍や大名のためだけに技術の粋を集めて作られた「大名の日用品」、鍋島焼。その三百数十年にわたる伝統と技法を、現代に受け継ぐのが鍋島虎仙窯です。
数ある技法の中でも、先代が長年の研究を重ねた鍋島青磁に最大の強みを持ち、その深く澄んだ色合いは多くの人々を魅了しています。単なる伝統の継承に留まらず、「鍋島文化の確立」をビジョンに掲げ、100年後の未来を見据えたものづくりに日々取り組んでいます。
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品物のストーリー
なぜ、このめだかは生きているように見えるのか。
それは、一匹の魚に込められた職人の執念にも似た探究心の賜物です。
水の煌めき、生命の躍動、その一瞬の美しさを捉えるため、観察と写生を繰り返し、卓越した筆致のみが到達できる表現の境地を追求。
その物語は、単なる器としての価値を超え、使い手の感性に深く語りかけます。
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そこにいるのは、絵ではない。生命の煌めきそのもの。
この器に描かれためだかが放つ、圧倒的なまでの生命感。それは偶然の産物ではありません。
職人はまず、生きた本物のめだかをじっくりと観察することから始めます。
光を受けて透き通る体、水面を打つ尾びれのしなり、一点の曇りもない小さな瞳。
その生命の真髄を写しとるため、胴体、目、そして繊細な各ヒレに至るまで、それぞれに専用の筆と絵具を使い分けるのです。
一筆に、魂を宿すということ。
特に神経を注ぐのが、筆の運びです。
息を止め、筆を置く「入り」から、すっと引き抜く「終わり」まで。この一連の流れに淀みがあっては、生命感溢れる濃淡(グラデーション)は生まれません。
僅か数ミリの瞳にも、寸分の狂いなく筆を入れる。
この一筆を誤れば、めだかは命を失ってしまう。
これこそが、名窯・虎仙窯の職人のみが到達できる表現の境地。
単なる絵付けではない、一匹のめだかに魂を宿すという行為なのです。
この器を手に取るとき、あなたは職人の息遣いと、めだかの確かな生命力を感じることでしょう。
日々の食卓で、この小さな芸術品を愛でる喜びを、ぜひご堪能ください。