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日々をあじわうお茶「muica」
「日常に転がる転機。逃さず飛び込んだお茶の世界」
長野県出身の高木さん。
父が転勤族だったため、子どものころは東京、京都、札幌、長野を転々とした。
実家は創業150年の老舗旅館。日本建築の中で暮らし、日々新しい人を招いて交流をした。様々な土地で暮らし、実家では様々な人と出会った。そんな環境もあってか、1人とじっくり関わる時間が好きだが新しい環境にもすぐに馴染める子どもだった。
高校卒業後は千葉大学に進学。デザインを学び、イタリアへの留学も経験した。
その中で、家具家電のデザインではなく空間デザインに興味を抱くようになる。人がいる空間はどのようなものか。人がその空間でどう過ごすのか。
「もの」ではなく、「場」そのものをプロデュースする魅力に気づいた。
運命の出会いは突然訪れる。
就活で会社説明会に参加した際、隣に座っていたのが茶人だった。
「将来は茶人になるけど、師匠に社会人を経験しろって言われたから就活してます!」
そんな衝撃的なことを就活の場で言ってしまう茶人に、説明会が終わった後お茶を飲む空間を一緒に作ろうとスカウトされた。
この出来事をきっかけに日本茶に触れ、その魅力に落ちた。
日本茶の魅力はおいしさだ。ただ、それだけではない。
日本茶は古くからある日本の文化だ。日々の生活で日本茶を飲むことにより、日本文化を日常に取り入れられる。現代人が忘れかけている日本文化を自然に生活の中に取り入れられることこそが、日本茶の最大の魅力だ。
茶会を開いたりイベントを開催したりする中で現在の奥様となる旧友のきさらさんと再会を果たす。順調に距離も縮まり、一緒に住む家を探した。
好きなものを紹介しながら住める家がほしい。
やりたいことが似ていた二人。同棲のための家探しというより、やりたいことをやるための場所を得るための家探しだったようにも感じる。
夢をかなえる場所は、北千住にあった。
「地域の文化と私のらしさが融合した先にある
素になれる場所」
家探しの条件は3つ。
①文化のある街にある家
文化は歴史のことだけではない。その土地ならではの空気だったり、商店街だったり、その土地に根付く文化。どうせ住むなら「ただ住むためだけの家」にするのではなく、その街で楽しめる何かが欲しい。
②自分たちが入る余白のある家
自分たちで手を加えられる要素がある家。おしゃれなデザイナーズマンションも素敵だが、完成されすぎて「どうぞ住んでください」と言われているように感じる。
枠組みが決められている状況は少し窮屈だ。それなら自分たちでDIYできる余白が欲しい。
③暮らしながら試みができる家
日本茶を提供する。魅力に気づいてもらえるようなイベントを実施する。空間を作る。
やりたいことはたくさんある。その試みを、暮らしながら自由に実施できる家。
北千住で出会った築90年の家は、まさにぴったりだった。江戸時代に旧日光街道の「千住宿」という宿場町だった北千住は、様々な人が行きかう街だった。だから今も新しいことを受け入れ、見守ってくれる環境がある。
床も天井もない古い一軒家は、余白だらけだ。もちろん、江戸時代から続く文化もある。
北千住で出会った築90年の家はセルフリノベーションののち、「KiKi北千住」として新しい歴史の幕をあげた。「素に戻る喫茶時間と、快い日々をつくるモノ」をテーマに、オリジナル茶葉や暮らしのアイテムを提供している。
「無為自然な日々をすごす」
オリジナル日本茶ブランド「muica」は、就活で出会った茶人を通して出会った「富士山まる茂茶園」の茶師、本多茂兵衛さんが生産している茶葉を使用して作られている。
本多さんはお茶への熱量がとてつもなく高く、常に新しいお茶の可能性を模索して挑戦し続けている人だ。そんな本多さんが作る茶葉は、どこよりもおいしい。
「muica」という名前は「無為自然な日々をすごす」という意味を込めた「無為日(むいか)」という造語からきている。「“ありのままでいられる、素に戻る時間“をつくり、日々を味わって欲しい」という願いを込めた。
「日本茶に味の違いはあるのだろうか?」
そう思う日本人がほとんどだろう。muicaは、そんな人にこそ味わってほしい日本茶だ。
味は6種類で、絶対に全ての味の違いが分かるようにブレンドされている。日本茶にはこんなに様々な味があるということに気づいてもらいたい。
それぞれのお茶は日本らしい表現で、飲んでほしいシーンにあわせて名付けた。
「FUU」・・・ふぅ~と一息、安心時間
食事やお酒を飲んだあとのリラックスタイムに。
「SUISUI」・・・さて、やるぞ!私のスイッチ
デスクワークなど、作業をする前のスイッチや休憩時間に。
「HARE」・・・一日のはじまり、心晴れやかに
寝起きでぼーっとした朝をエネルギッシュに。
「MARU」・・・赤ちゃんも大人も皆で、団らん
低カフェインなので、赤ちゃんや子ども、妊婦さん、様々な人と一緒に食卓を囲めるお茶です。
「GEKKO」・・・ノンアルだって、リッチ気分
落ち着いた語らいの時間や家呑みの席で。
「YOI」・・・心もからだも、ぽかぽかと
なんだか落ち着かない時や、なかなか眠りにつけないときに。
茶葉ありきで急須を出してきて…となるとどうしても日本茶のハードルは高い。muicaの日本茶は初心者向けだからこそ、茶葉ありきではなくシーンにあわせて飲みたい時に飲み、日常の中に気軽に取り入れる楽しみ方をしてほしい。
いろんな飲み方があっていい。ソーダで割ってもいいし、お酒とあわせて飲んでもいい。
気負わずに、気軽に、日常のちょっとした暮らしの幸せを感じてもらえたら。
そして、日本文化を生活に取り入れてもらえたら。
日本茶が、コーヒーやコーラと同じように日々の中で選択肢の一つになることを願う。
選択肢が増えることは、暮らしが豊かになることに繋がるだろう。
「それぞれが”らしく”いるから面白い。
ものやお金ではない豊かな世界へ」
12月には学芸大学の高架下にKiKi2店舗目の出店が決まっている。KiKi北千住よりもオープンな環境で、より日常に近い環境の中で気軽にお茶を楽しめる場を提供する。近くを訪れる際は、ぜひ足を運んでみてもらいたい。
重要なのは、muicaのお茶はあくまでも暮らしの中でのプロダクトだということ。日々の生活に目を向ける中でにじみ出てきたものがmuicaであり、「商品」としてただ売りたいわけではない。muicaを通して、現代人が取りこぼしている日々に気づいてほしい。
それぞれの世界・それぞれの環境で生きる人々が、それぞれの「らしさ」を保てる世界だと日々は豊かになるだろう。
世界中の人々が同じ服を着て、同じものを食べている世界は面白みに欠ける。それぞれがそれぞれの良さを発揮しあって、尊重し楽しみ合える世界が面白い。
また、最近の世界は生活をないがしろにする傾向にあるように感じる。コンテンツに溢れ、競争社会になり、時間に追われている。それだけに必死になるのではなく、足元の日々に目を向け、自分の手で自分の世界を作っていく感覚を大切にしてほしい。
忙しくしているときこそ、お茶をいれるひと手間は私達にやすらぎのひとときを与えてくれる大切な時間になる。
急須を取り出して湯呑みを温めて、急須に茶葉を入れて一分待って注ぐ。
この一連の動作のなかで心がリセットされていく。
私たちらしい生活。日本人ならではのアイデンティティ。日々の暮らしの中にあるなんてない時間。「無為日」こそが、現代人が大切にすべきことなのかもしれない。。お茶を通して気づかせてくれるKiKiのこれからは、可能性で満ち溢れている。