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Chu’s CRICKET CARE OIL for HAIR [30mL]
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Chu’s CRICKET CARE OIL for HAIR [30mL]

Chu’s CRICKET CARE OIL for HAIR [30mL]

2022/04/29・byChu’s(チューズ)Chu’s(チューズ)

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Chu’s(チューズ)


「Chu’s」に込められた意味


コンセプトは、虫(ちゅう)に、つながる(複数形=’s)「虫との“新たなつながり”によって“未来体験”を創造する」。

SDGs目標のひとつである「つくる責任、つかう責任」の持続可能な消費と生産のパターンを確保するべく、美容商品の開発・販売を皮切りに、①食用コオロギの生産、②その食品商品化と販売、③抽出オイルによるヘアオイルの製造販売、というワンストップソリューションの実現を進めています。


「コオロギ油」との出会い


「昆虫食」を検討、模索していた時期に、早くから「昆虫食」に取り組んでいた中村さん(アールオーエヌ代表)と打合せ中、中村さんは「実はこういう面白いものがありまして」と、タイの工場から届いたばかりの廃棄されるコオロギ油のサンプルを取り出しました。


タンパク質クライシスに対する、地球に優しい新たな食糧資源として世界中で注目・期待されている「コオロギ」。

私たちがコオロギパウダーを使用した食品開発を検討していた際、パウダー化する過程で出るコオロギ油を廃棄していることを知りました。
「もったいない」というゼロエミッションの想いから「廃棄されるコオロギ油の活用」へ方針転換。

コオロギ油の調査・分析をしたところ、必須脂肪酸を多く含み、特に保湿・バリア機能に優れる「リノール酸」をアルガンオイルの3倍以上含むことに着目しました。
そのほか、脂質組成が動物性と植物性の中間に位置し、動物性の「肌なじみの良さ」、植物性の「着け心地の軽さ」の良いとこ取りの“第3のオイル”という位置づけで、美容商品にできるのでは、という考えから開発がスタートしました。

コオロギ臭の壁


甲殻類と同じキチン質が含まれているコオロギの外殻には、香ばしいエビのような香りがします。食品であれば「コオロギせんべい」など風味として生かせますが、頭髪から「えびせん」の香りがするのは言語道断。
その半面、香りを無臭化する処理は、素材の否定をするようで抵抗があったため、コオロギ油の香りを生かしつつ良い香りにできないか、その調香とサンプル制作を何度も繰り返しまし、「コオロギが住む草木系の精油」にたどり着きました。

日本酒が、その土地の米と水でできるように、コオロギの住む環境から生まれる精油で香りづけすることで、コオロギ油臭さをカバー。「爽やかな草原の香り」へと昇華することができました。
コンセプトに「地球と人の未来が美しくなるへアオイル」と掲げ、コオロギ油のほかは、全て植物性由来のオイルを厳選(当社比)。
ヘアオイルとしての機能や使い心地もこだわり、開発中にヘアメイクアップアーティストや美容師への聞き取り調査を行い、「しっとりなのにエアリー」という質感に仕上げました。


昆虫が日常生活に恵みを


コオロギパウダー生産最大手であるタイの工場で、抽出〜廃棄されるコオロギ油を無濾過の状態で瓶詰めしたものを輸入、買い取り。「コオロギ油」を始め、植物由来のオイルを厳選して配合(当社比)し、埼玉県戸田市にある(同族経営ではありますが、会社としては家族以外の方もいるため割愛)石田香粧さんが丁寧に製品にしています。

豊かで限りある大地の恵みや資源を、無理なく持続可能なかたちで活用していく中で、「昆虫食」や「昆虫由来アイテム」は当たり前になっていくと考えます。
その“当たり前”を、驚きとわくわく感を持ち、一足先に“未来体験”していただきたいです。

人生において「意味があるもの」の選択を


かつて世の中の人を指す言葉は、英語で「citizen(市民)」。
しかし、いつの時代からか世の中の人は「consumer(消費者)」と呼ばれ、消費するのが当たり前という文化・産業経済になりつつあります。そのような中でも、「人=マーケティング上の数字」と捉える消費文化が薄まり、共創・共有する社会になると嬉しいなと思います。
また、あらゆる活動がプロジェクト化され、多くが束の間で終わり、廃棄される現代社会において、個人が人生で取り組むべきことまで短期プロジェクトやタスクの連続になっています。

人生が次から次へと消費・廃棄されるプロジェクト型に依らないよう、企業側は「よいもの」「意味があるもの」を提案・供給・発信し、受け手側はそれぞれの人生において「意味があるもの」を選択できるような選択肢や土壌が広がっていければと思います。