エミィ バオバブ100%オイル
アフリカからの贈り物が、笑顔をつなぐ emiii
サン=テグジュペリ作『星の王子さま』にも登場するバオバブの木。
物語では、バオバブの木を取り除かなければ、伸びた木が王子様の星を貫通してしまう危険があるから、羊に食べてもらおう!という展開でストーリーが続く。
しかし、本当のところは、食べてもらうなんてもったいない!
バオバブの実は、食物繊維や栄養が多く含まれるスーパーフルーツだ。
樹齢数千年、高さはときに20メートルを超え、たくましく生き抜く「生命の木」としてアフリカで愛されてきた。
そんなバオバブの種から採れるオイルを使い、スキンケアブランドを展開しているのが、「emiii」。
若返り成分とも呼ばれる「ビタミンE」と、潤いを閉じ込める「パルミチン酸」の含有量はアルガンオイルを超え、肌にすっと馴染み自然の香りが心地よい。
emiiiを開発・販売しているのは、株式会社シィクリエイティブ インターナショナル。
アフリカから適正価格でバオバブを輸入する岡田さんと出会い、バオバブの効能と使い心地に魅了され、新しいブランドを立ち上げる事を決意した。
使う人、つくる人、みんなが笑顔になれるスキンケアを目指して活動する株式会社シィクリエイティブ インターナショナルに、Freewillのライター古屋が、その想いとストーリーを聞いた。
デザインの力で解き放つ
未だ見ぬ「いいもの」を社会へ
株式会社シィクリエイティブ インターナショナルは、東京都渋谷区にある会社。
2006年に創業し、デザイン事務所として多くの企業とクライアントワークをおこなってきた。
商品の見せ方や伝え方に深く向き合ううちに、開発、販売へと事業の領域は広がり、
社会問題についても考える機会が増える中で、岡田さんと、バオバブに出会った。
〜バオバブのようにまっすぐな、日本人事業家の想い〜
日本にバオバブを届けているのは、「バオバブ・サンライズ」代表、岡田 鉄太さん。
1995年にザンビアへ赴任して以来、25年にわたり、海外協力隊として現場に携わってこられた岡田さん。
「その土地の人たちの暮らしが、少しでも良くなれば」という思いで活動する一方、「この活動は自分が帰国した後、どのような形で、続いていくのだろうか?」という課題も感じていた。
2011年12月から2017年まではJICAとマラウイ政府が主導する「一村一品運動支援」に参画。
その地域ならではの特産品を作り、経済を盛り上げるための活動に携わった。その特産品のなかにあったのがバオバブオイルだった。
バオバブの販売促進のために学びを深めるほどに、驚くべき効能を知る。
美肌に欠かせないビタミンEは、オリーブオイルの10倍、アルガンオイルの2倍。
皮脂に近い脂肪酸組成のため、肌になじみやすく、保湿効果も高い。
色合いも使い心地も素晴らしく、「バオバブの魅力を広めたい」と強く願うようになっていった。
任期が終了し、帰国した岡田さんは生産者と消費者がWin-Winの関係を築くために、
バオバブを日本に輸入する「バオバブ・サンライズ」を立ち上げた。
株式会社シィクリエイティブ インターナショナルのスタッフは女性が多い。
年齢を重ねると、スキンケアに対する期待値が自然と高くなり、新しい商品に驚くことが少なくなるのは、女性あるあるかもしれない。
そんな中で出会ったバオバブオイル。
「これは本当にオイル? さらっとしているのに、保湿力は抜群。
しかも100%のナチュラルな物がこの使い心地…!」
「アフリカの貧困問題は、寄付や物資を送るだけでは、根本的な解決にはならない。現地の産業を育て、持続的で安定的に発展させることが重要な支援になる」という岡田さんの情熱と活動にも共感し、バオバブオイルを使ったブランドを立ち上げる事を決意した。
生命の木が私達に与えてくれるもの
クラウドファンディングで多くの支援をいただき、2022年、ついに商品の販売を開始。
ブランドのネーミングもロゴも、すべて自分たちでデザインした。
emiiiは「笑み(えみ)」のことだ。 “ i ” を3つにして、使う私、作る私、それをつなぐ私、を3つの “ i ” で表している。「人と人がつながり、“笑み”が広がる」という想いを込めた。
商品にあしらわれているバオバブのイラストは、“ emiii =笑み ” から始まり“ バオバブの果実 ➡︎ 芽 ➡︎ 木 ” と一筆書きで、最初と最後がつながるように描かれ、人のつながりと循環を表している。
原料のバオバブ種子油は国際基準のオーガニック認証を取得したオイルを使用。
熱を加えず、時間をかけて絞る低温圧搾製法(コールドプレス製法)で、栄養成分は壊れずに詰め込まれている。
現在はジンバブエ産のオイルを使用しているが、マラウイの生産環境が整い次第、マラウイ産のバオバブオイルも使用する予定だ。
emiiiの商品は、厳格な基準を満たした日本国内の工場で製造している。
ECOCERT(エコサート)など国際的なオーガニック認証をはじめとする各種認証を取得している工場で、自然由来の原料を中心に作られている。
鉱物油、防腐剤、エチルアルコール、着色料、石油系界面活性剤、合成香料フリー。
刺激のある成分を極力使用せず、無添加・低刺激で設計。
年齢や性別を問わず、安心して毎日使用できる。
▲バオバブ美容オイル
毎日のスキンケアや、目元や口元のケア、荒れた唇や乾燥による傷痕のケア、全身の乾燥ケア、パサつく髪のケアにも使えるし、すっと馴染むのでマッサージにも最適なマルチコントロールオイルだ。
贅沢な8つの天然精油の香りは、深呼吸したくなるような清浄な香りが広がり、心までふっと和らぐ。
▲バオバブネイルオイル
こっくり濃厚なオイルで爪や甘皮にしっかりうるおいを与えてベタつきを残さない。
ポイントケアオイルとして、目元や口元のケア、荒れた唇や乾燥による傷跡のケアにも使える高保湿ケアオイル。
▲バオバブ100%オイル。
こちらはナチュラルなバオバブの香り(アーモンドに近い香り)で、世代を問わず安心して使える。
高い保湿力と豊富な栄養成分が肌をやさしく潤し、柔らかな状態に導く。
むくみケア、乾燥による傷跡のケア、運動後のマッサージなどに、幅広く使える。
バオバブの認知を広める活動として、バオバブのイラストを描いたカレンダーの配布や、アースデイのイベントへの参加など、さまざまな活動もしている。
その中でも毎年行っているのが、「バオバブ川柳キャンペーン」。8月19日俳句の日、8月25日川柳の日にちなんで、バオバブをお題にした川柳を募集し、入賞者にはemiii商品をプレゼント。
商品を売るだけではなく、お客様とつながりたいという思いを持って活動を続けている。
2024年は、サステナブルコスメアワード 審査員賞「フェアトレード部門」を受賞したり、バオバブの効果に注目するプロスポーツ選手から連絡をいただく事もあった。
まさに、emiiiが目指した作る人も使う人もみんなが笑顔になれるスキンケアブランドだ。
未来へと伸びる枝の先に
emiiiの挑戦は続いている。
現在、販売しているのはオイル3商品だが、ブランド立ち上げ時は、ミルクタイプも2商品あった。
しかし、まずはバオバブオイルの認知を広めてから、という思いで、ラインナップを減らす事を選択。
将来的には、また商品ラインナップを拡充し、買う人が意識する事なく環境問題に貢献できる消費を普通の事にしたい。
emiiiに関わる全ての人の愛と努力はきっと、emiiiをバオバブのように長く・大きく成長させることだろう。
バオバブオイルで、みんなが笑顔になれる未来を目指して・・・。