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牡蠣殻と水の除菌液「Re:shell」500ml 詰替え用
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牡蠣殻と水の除菌液「Re:shell」500ml 詰替え用

牡蠣殻と水の除菌液「Re:shell」500ml 詰替え用

2022/03/31・by森と海のめぐみ森と海のめぐみ

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メーカー紹介



株式会社日ノ出化工は、先々代からFRP(繊維強化プラスチック)製漁船を製造、現在では給水タンク、薬品タンク、風力発電用プロペラなどを製造しています。


創業50年を目前にFRP製品の製造で培った技術を基に、SDGsに即した新製品の開発に着手しました。


着手から5年目、昨年4月に木炭の製造過程でできる小粒炭をアップサイクルした、脱臭剤「Sumiyoi」、「オーガニックカーボンボード」の商品化、同年9月に廃棄処理される牡蠣殻をアップサイクルした除菌剤「Re:shell」の商品化にこぎつけました。



商品開発のきっかけ



岡山県は、備前刀に代表されるように日本刀の一大産地です。その刀作りに欠かせない燃料の高品質な木炭。「この木炭の製造過程で発生する端材の新しい利用方法はないか」という問い合わせから、プロジェクトが立ち上がりました。


木炭の製造方法や販売などを見たり聞いたり、製造の一部を体験して、今まで端材は廃棄され、二束三文での販売を余儀なくされていました。しかし、新しい価値を付け加えることで森林資源の持続可能な利用促進、環境負荷の軽減が可能になります。さらに、フェアトレードで炭を購入することで、当社のFRP製造技術や生産設備が、地域の伝統産業継続の問題に貢献できるのではないかと思いモノづくりを始めました。



制作秘話


はじめは金型に炭粉末と接着剤(FRP製造で使う合成樹脂)を混ぜて所有しているプレス機で加圧加熱すれば炭のプレートができる予定でした。


1回目で炭のプレートは完成。しかし、炭の粒度がバラバラ。決して綺麗ではありませんでした。ここで粒度を一定にする必要を感じ、粉砕に取り組みました。


端材といえど高品質な木炭のため、粉砕には半年ほど試行錯誤が続き、まずは当社のミキサーで試作。粉砕はできていたのですがまだ粒度が大きく不揃いな粒度だったので、さらにコーヒーミルでの粉砕を試してみましたが、炭が固く金属部分がすり減り断念。粉砕機のメーカーに相談し、今使用している粉砕機を補助金で購入しました。




当初は、使い慣れている合成樹脂の接着剤を使用していました。ですが、社内で行われた最初の製品お披露目会で、社員から「せっかくの炭なら接着剤も自然由来のものにしたらどうか」という意見がありました。その意見を採用し、でんぷん糊などを試しましたが強度不足でロジン(松脂)とシェラック(カイガラムシの粘液の精製物)を使うことで解決し、脱臭剤として炭ボード自体は完成しました。




見事100%自然由来の脱臭剤が完成しましたが、当社は創業から企業向けの製品一筋。ご家庭向けのノウハウが一切ないので、この商品をどう広めればよいか、地元の商工会に相談しました。そこで、紹介していただいたデザイン科の学生にパッケージデザインを依頼し、現在のデザインに至ります。




自社商品は、100%自然由来のノンケミカル商品、炭のフェアトレードや障がい者施設での作業もあり、金額的には高く感じるかもしれません。ですがその分、森林資源の維持や雇用の創出などにも還元しています。