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帯の魅力を日常に 襷Shoulder (M)西陣織 宝尽し文様
ストーリー
帯の魅力を日常に 襷Shoulder (M)西陣織 宝尽し文様

帯の魅力を日常に 襷Shoulder (M)西陣織 宝尽し文様

2026/02/09・bynuimonoyacoconuimonoyacoco

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帯の魅力を日常に 襷Shoulder (M)西陣織 宝尽し文様
¥42,500
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「眠りかけた日本伝統の美と思い出を新たなカタチに」



思い出の詰まった帯をお預かりして、世界に一つの帯Bagに生まれ変わらせる。
どんな思い出があるのか、普段どんなライフスタイルなのか、どんなデザインにしたいのか。
ゆっくり時間をかけて、お打ち合わせし、持つ人・それを見た人の心を振り向かせる一つしかない帯Bagを、エネルギーと手間を惜しまず制作する。


唯一無二のKimono帯Bagクリエイター、TAKAKOさん。
両親から受けた日本伝統織物の影響・文化服装学院で学んだ経験を活かし、個々の帯Bagは、眠りかけていた絹織物本来の魅力と思い出に新たな命を宿す。

社会に向けて自分にしか出来ないことはこれだと、帯と向き合い続けている。
【ぬいもの屋 個々】代表、TAKAKOさんの想いとストーリーを聞いた。

「当たり前はいつしか大切なものに」


東京都世田谷生まれのTAKAKOさん。
両親が呉服業界で仕事をしていたため、小さいころから着物は身近だった。展示会について行ったり、職人さんの空気感を肌で感じ、無意識に呉服の世界に触れる機会が多く育った。
進路を考える際、一からデザイン・縫製・ビジネスを学びたいと思い文化服装学院で学ぶ道を選んだ。



授業を受けたあとも終電まで学校に残って、作った作品のファッションショーの企画をし、帰ってからは課題。寝る間も惜しむ日々が続き、人生で一番勉強をし、充実した3年間だった。

しかし、現実はそう甘くはなかった。

MD(マーチャンダイザー)を目指して必死に勉強していたが、ちょうど就職活動が始まるというときにバブルが崩壊。就職氷河期一期生となり、アパレル業界MDでの求人は0になってしまった。
生きていくために夢を諦めて就職せざるを得ず、半導体企業や映像会社など、全くアパレルとは関係のないところで社会人経験を積むことになった。

「すでにあった私の“使命”」



文化服装学院で一緒に学んだ友人も、アパレルへの想いはあるが作りたいものが作れない日々。数年後にまた集まって1日だけの展示会・ファッションショー「EN」を開催することにした。
そして私は何が作れるだろうか?
数年ぶりに服を作る・企画をするわくわくを感じながら素材を探しているとき、ビビっと来たのが母が集めていたアンティークの縮緬や銘仙の着物だった。
かつての日本の染め・織り・文様には、特別なオーラがある。この魅力を作品にしたい。

27歳の時に友人と【ぬいもの屋 個々】を立ち上げ、お客様の着物を作品にする活動を開始した。
当初は利益なんて考えていなかった。持っていた職業用のミシンで作れる、ワンピースやコートにリメイクしてお客様にお届けした。


結婚し、子供が生まれてからは、家の事情で子育てに専念してものづくりからはすっかり遠のいてしまった。

転機は、3.11の震災。その時社会のために何かをしたいのに、何もできない自分がもどかしかった。
そんな時、たまたま知り合いの依頼で帯をバッグにする依頼があった。
納品した際、「あなたはこれで仕事をしていくといいのに。これがあなたの使命だよ。」と言われ衝撃を受けた。
『そうか。これが、社会に向けて自分が出来ることだ。』と。

そこから準備期間は10年。やるなら趣味ではなく仕事として成立できるよう、起業の為ビジネスを学び直し・工業用ミシン・プレス機・革漉き機で帯を縫うスキルを磨いていった。
自分にしか出来ない付加価値を探求し、家庭用ミシンでは作れない・工場生産出来ない、お客様の帯を生まれ変わらせる。

Kimono帯Bagクリエイターとしての人生を再スタートさせた。


「すべての子が一番のべっぴんさん」



帯Bagを制作して10年が過ぎたが、【ぬいもの屋 個々】の作品に込めた思いは、立ち上げ当初から変わらない。
同じものは作らないという「一個だけ」という意味の個々。
その人自身を大切にする「個人」という意味の個々。
「一個」と「個人」。「既製品にはないお持ちの帯にある思い出や職人さんの技術を残し受継ぐことで、自分らしさを表現してほしい」という想いを込めた。

現在は個展でオーダーを受け、お客様の希望に合わせ一つずつ帯からバッグを制作している。
オーダーのお打ち合わせはお客様と一緒に迷い悩み提案を繰り返す。
その帯とどんな思い出があるのか。今どんなライフスタイルか。自分にとって使いやすいカタチは想いの詰まった帯に鋏を入れるからこそ、失敗は許されない。だから時間とエネルギーをかけることは惜しまない。




制作する上でのこだわりは、ミシン目を表に出さない・絹織物の風合いをそのまま残す縫製・美しい仕上がり。ずっと持ち続けてもらう為に、使いやすさと軽さにもこだわる。

それでも見た目の美しさと重厚感はそのままに。
お客様の想いを受け取り、こだわりぬいたバッグはすべてが特別だ。制作するバッグを「この子」と呼び、納品する際は「お嫁に出す」と表現する。
今日向き合うこの子が特別で、一番の“べっぴんさん”だ。
持つ人・それを見た人の心も振り返る作品が個々の帯Bag。


欲しいものを何でも買えること=豊かではない。
「ものを大切にする・自分のライフスタイルを大切にする」
そういった価値観を大切にしている人が個々のターゲットである。
tells marketはそういった価値観が似ていると思ったため、出品を決めた。
販売するのはずっと愛される定番シリーズと新たなシリーズ。今までのオーダー作品はお客様の想いに寄り添って生まれ変わらせることを大切にしていたが、tellsでは私自身が選び抜き、後世に残したい帯で外国の方にも好まれるものを販売する予定だ。
遠方でアトリエまで来れない人や、海外の人にも届けたい。
tells marketでは、order作品とは一味違う魅力も楽しんでほしい。


「“個”を繋いだ先にある、

みんなで笑い“あえる”世界へ」



50代になり、着付けを覚えて自分で着物を着るようになった。

だからこそ、もっと気軽に着物を楽しんでもらえるように、日常服や簡単に着られる着物の作成にも挑戦してみたいと思い始めた。
海外の人は勿論、異国で暮らす日本人がパーティーの際、簡単に着れて・日本の伝統織物の艶やかさを感じ・伝える着物dress「和airy」をtells marketで販売出来ればと思案中。
大きく変化する時代、自身を大切にしつつも、わくわくを大事に、
自分の楽しいを尊重し、その延長でみんなで笑いあえるように。
そこにはきっと平和があるだろう。
糸で結ばれたご縁を大切にし、想いを繋いでいるTAKAKOさん。

そんなTAKAKOさんが生み出す世界は、きっと笑い“あえる”世界だ。