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あなたの気持ちに寄り添って [A010]
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あなたの気持ちに寄り添って [A010]

あなたの気持ちに寄り添って [A010]

2021/10/15・bysampaisampai

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sampai

sampaiについて



「産廃を減らす、想いを紡ぐ」をコンセプトに、京都・西陣を中心とした伝統産業・地域産業の生産工程で出る産業廃棄物を再利用しアクセサリーを作成しています。


伝統産業や手工業のそれぞれの素材や製作過程、提供いただいた事業者のストーリーを主役に添えて、商品をお届けします。


1つの素材ができるまで、分業制で沢山の手と手が重なり合って作られます。


それぞれに多くの人の思いが込められていても、色や形、質感がバラバラで捨てられてしまう【産廃】に新たな息を吹き込み、再び消費者に届けます。


sampaiは、単なるアップサイクルアクセサリーとしての地位確立を目的とせず、産業の製作・販売工程における作り手の可視化をミッションに掲げています。


アクセサリーという身近な商品の購入を通して、伝統産業・地域企業に関わる機会を創出。


購入段階での作り手、事業者の想いや苦労の可視化により、商品の購入や「消費行動」について考え直すきっかけを創ります。




職人の苦労、歴史、想いを次の世代に繋ぎたい

sampaiは京都・西陣の「人」と出会い、始まりました。


伝統産業、手工業が多く残る産業のまち「西陣」では、今も西陣織、組紐、杼、友禅染、刺繍、レース等の産業が残っています。そのような産業は、分業制で専門職ごとに異なった仕事を行っています。


しかし、一つ一つの専門職が徐々に産業規模の縮小や衰退、廃業していく事により、西陣全体で「培ってきた伝統」が姿を消そうとしています。


職人の苦労、歴史、想いを次の世代に繋ぎたい、そんな思いでsampaiの事業はスタートしました。


sampaiでは10代から30代の次の世代を担う若い人に、伝統産業・地域産業に興味を持つ、関わる機会を作ります。



タッセルデザインは2種類あります。


小さめのタッセルデザインはお客様との対話の中で生まれました。

sampaiが最初に発売した大きめのタッセルデザインは柄物や大ぶりのアクセサリーが好きなお客様に人気がありました。


一方でデザインは好きだけど大きめのアクセサリーには抵抗がある、職場やあらゆるシーンで利用したいという声に応えひと回り小さいデザインが生まれました。


タッセルは一本の糸を束ねて作るのですが、束ねる際に長さを計算し、一切の無駄を出すことなく作成しています。作ったものが確実にお客様の手に届くよう、多くは作らず、ヒアリングを重ね、改善を繰り返しています。




職人、企業、デザイナーの織りなす技

タッセルデザインで使うアフリカ布はAFURIKA DOGSの仕立て職人デアバロさんが愛する母国トーゴ共和国から直接仕入れているものです。


デアバロさんがこだわりの布でオートクチュールの服を仕立て、その生産過程で出たはぎれがsampaiに届きます。プロダクトデザイナーのtuguが柄や色味に合うタッセルや装飾パーツを組み合わせ、商品が完成します。



<産廃生地を提供いただいている企業について>

京都市上京区西陣の中心部「西陣ろおじ」内に実店舗をかまえるAFURIKA DOGSは、トーゴ共和国に日本人として初の現地法人を設立した企業です。


京都とトーゴの文化の融合で新たな価値を届け続けるファッショニスタ。


代表自らトーゴに赴き、現地語のエウェ語で地域の人とコミュニケーションを取るなかで

「みんなで笑って過ごせる世界」という夢をカタチに変えていきます。



<生地を選定したAFURIKA DOGS仕立て職人 デアバロさんについて>

「好きって最強の武器」AFURIKA DOGSで仕立て職人として働くデアバロさんが愛してやまない、「Chiganvy(シガンビー)」というブランドのアフリカ布をトーゴ共和国から買い付けしています。


「仕立て人が好きなものを使って一番気持ちよく仕事かできる環境をつくりたい」

そんな代表の思いから布を選び、作り手にとっての愛すべき最高の空間をつくっています。


服を作るのが好きなデアバロさんは、オートクチュールで依頼を受けるお客さんの商品を約1週間で仕上げ、手元に届けます。


AFURIKA DOGSで使うアフリカ布には、好きを形に・好きを仕事にする「働く者の好き」を応援したいという気持ちが強くあります。


「愛してやまないもの」から想いのこもった作品をつくることで、お金に変えられない愛情がこもっています。


sampaiがはぎれをいただくことで、これらの想いを新たな消費者に紡いでいます。



<sampaiのプロダクトデザイナー tuguについて>

嵯峨美術大学暮らしのグッズデザイン領域卒業のtugu

小さい頃からものづくりが好きだったことから、大学時代は日々の暮らしに寄り添うデザインを考案・制作。

sampai代表とプロダクトデザイナーtuguは同郷で高校の同期。

共に大学4年間を京都で過ごし、同事業スタートの前にも、

代表がイベント出店を持ち掛けるなど、多方面で共創している。




sampaiのものづくり=職人や事業者の人生そのもの

sampaiにとって「ものづくり」は職人や事業者の人生そのものを体現していると思っています。


時間をかけて作る作品は、一見、形やパターン、色味は一緒でもそれぞれにその職人のこだわりや手法が隠れています。


また、「ものづくり」はひとつの事業者で完結するものではなく、その地域全体で行っているものだと思っています。作り手と買い手が繋がり、商品が購入されて初めて「価値」が生まれると捉えています。

買い手もただ消費するだけではなく、購入でものの価値を見出していく、ものづくりの一員だと思っています。


直接、職人さんや事業者さんに足を運ぶことにハードルがある若い方や他の地域の方に、そういったこだわりを感じて欲しいです。



こうしてsampaiが作品を作り続けられるのは、地域の企業がものづくりを続けているからです。


「ものづくりを続ける企業と一緒に共創していきたい」

「伝統産業や地域産業がこれからの未来も残り続ける下支えになりたい」

そんな想いで産廃の再利用を進めています。


産廃として出るものを新たな形に変えて届ける際に、事業者それぞれを紹介することで微力であれど、地域事業者の認知向上や新たな共創可能性の創出に尽力し、sampaiのみならず、地域事業者がものづくりを続けられる環境を作りたいと考えています。



「商品」が手に届くということは、それぞれに作り手がいて、「消費」という活動を通してそれぞれの人生と交わっていることを知ってほしいと考えています。


作り手から買い手に届くまでの過程を考えることで、商品を大切に、時には修理をして使い続けること、再利用という選択肢を考えてほしいと思っています。


また、地域の産業が衰退や社会問題に直面していると知った時、「自分ごと」に捉えられる買い手が増えてほしいと思っています。




普段の暮らしに少しの「幸せ」を届けるお手伝いをしたい

タッセルデザインではAFRIKA DOGSから生産過程で出たはぎれとして提供いただいた西アフリカ・トーゴ共和国のバティック染めを利用しています。


それぞれ柄や形、はぎれとして出ている量も違うので、使える大きさや柄の組み合わせを見極める作業から始まります。


完成品を想像しながら行う、色味と柄合わせの作業はデザイナーであるtuguにしかできない創造性を伴う作業です。柄を合わせた後に、タッセルのカラーを決めます。アフリカ布の柄、タッセルが決まると装飾のビーズや糸を編んだパーツ等を付けます。商品によっては、小さなパーツも手作りで本当の「たったひとつの作品」を作り出しています。



たわいも無い日々に、インテリアやアクセサリーを通じて、みなさんの暮らしに少しの「幸せ」を届けるお手伝いをしたいと思っています。

地域企業から提供頂く産廃や装飾パーツを使う際に、無駄が出ないように計算し、素材を最大限に活かしたものづくりを心がけています。


西陣や馴染みの地域におもむき、地域の方々と話しながら新しい企画や共創の可能性について考えている時が一番幸せです。

地域産業で生み出される素材や作品をどのように生かすのかsampaiの事業通してのみならず、多くの側面から地域と共に生み出すイノベーションに取り組んでいます。




流行に流されずに、責任ある「消費」をする社会を目指したい

大量消費社会に至る背景として、買い手が商品を手に取る際に、誰が作っているのか、どういった経路で製造・販売されているのかを認知していない現状があると思います。

今、私たちの世代が 「顔の見えない大量消費」 に疑問を持ち、警鐘を鳴らさなければ、作り手が見えない社会が当たり前になってしまいます。


SDGsやサスティナビリティ等の言葉は身近になりました。


しかし「言葉」 として知っていても、日常の生活で手にする商品がどんな生産工程で、苦労で、想いをもって作られているのか、考える機会が減っています。

言葉だけを知った世代が実際に行動に移すには、行動方法や考え方を押し付けるのではなく、”気づきから考えるサスティナビリティ”を進めたいと思っています。


消費活動の中で消費や生産に対して「気づき」を生み出し、ものの見た目や必要性・機能性だけで選ぶのではなく、商品を購入することは作っている企業を支援する、いわば「投票」であることを認識できる「気づき」の機会提供が大切です。


ファストファッションなどの商品を購入する多くの人は大抵が、とても裕福な方ではありません。


消費する際に、安さや流行に流されて衝動的に買い物をしており、その衝動を取り除くと、商品の購入には金銭的な思考をする時間があります。

現代の消費活動は、富裕層も多いことながらそういった考える時間を取れる中間所得層がマジョリティです。


その層が、生産・販売過程等が不透明なものは購入しない、知って購入する消費活動に転換すると、自然と無意識下でも購入の前に考える・正しい判断基準で判断することが習慣化され、買ってもらえる企業・そうでない企業や商品が出てくることで、企業側も販売・生産戦略を見直さざるおえない状況が作れると考えています。


なぜその商品を買うべきなのか、どこがいいのかを流行や他人が決めた判断基準ではなく、自分で基準を作っていく機会作りを社会全体で行っていきたいと思っています。




“顔の見えない消費”に疑問を持って欲しい

アクセサリーという身近な商品の購入を通して、伝統産業・地域企業に関わる機会をつくり、「ものができるまで」の過程を知ることで、日々の”顔の見えない消費”に疑問を持ってほしいと考えています。


また、インターネットの普及で、直接的な繋がりや関係性が希薄化してきた現代で、"多くの人の心と手がつながっている"ことを実感してほしい。


購入者の毎日にその商品を作った誰かの「特別な物語」を添えて、「生活の中にある繋がり」を届けます。



消費者が「消費」を通して、産業や事業者が直面する社会問題を「自分ごと」感じ、地域の産業をその地域に住まう人が支えていく未来がきてほしいと思っています。


近くにどんな事業者がいて、どんな人が作っているのか、一昔前までは日常にあった地域との「消費」を通した繋がりをもう一度取り戻し、ものづくり産業の中で搾取され、苦しむ人がいない社会づくりをしていきたいと考えています。




sampaiからの新たな配送方法の提案

【簡易包装によるレターパックでのお届けについて】


おうちに届く利便さや時間を問わず注文できることから、通信販売が主流になりました。


一方で、再配達をするドライバーへの負担や配達・再配達にかかるカーボンフットプリントの増加が懸念されています。また、通常の配送では大きな段ボールが出てしまい、通常は古紙回収に回るはずのものが、一般ごみに混ぜて捨てられているのを良く目にします。


分別して、各家庭でも捨てやすいように、また再配達の可能性をできるだけ減らすためにレターパックでの配送、また簡易包装を励行しています。

ポスト投函にはなりますが(ポストに入らない場合を除く)追跡もこちらからできますので、届かない等のトラブルがある際はご連絡ください。


環境にも優しい通信販売の利用を目指してsampaiは配送方法の変更や、新たな配送方法の提案をしていきます。




(おまけ)作り手の幸せ時間

西陣や馴染みの地域におもむき、地域の方々と話しながら新しい企画や共創の可能性について考えている時が一番幸せです。地域産業で生み出される素材や作品をどのように生かすのかsampaiの事業通してのみならず、多くの側面から地域と共に生み出すイノベーションに取り組んでいます。