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【丸皿】籠目に真綿
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【丸皿】籠目に真綿

【丸皿】籠目に真綿

2025/05/29・bySansaiSansai

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〈Sansaiに込めた思い〉

手から生まれる美しさを、世界へ届けたい

Sansaiが大切にしているのは、丁寧にものをつくること、そしてそれを日々の中で自然に使ってもらうことです。
手にしたとき、木のぬくもりや、きめ細やかで鮮やかな柄が、ふっと気持ちをゆるめてくれる——そんな存在を目指しています。

私たちの手はいつも素材に向き合いながら、制作を続けています。
その“手の記憶”が、Sansaiのすべてに宿っています。
ひとつひとつの品物が、誰かの暮らしの中にそっと馴染み、長く愛されること。
そして、日本国内だけでなく、世界中の人々にもこの思いが届くことを願っています。


〈Sansaiとは〉

「伝統の技術を、今の暮らしに」——京友禅の染型づくりをルーツに持つ木工ブランド

日本の着物文化に根ざした伝統工芸「京友禅」。
その染め技法の一つに「型友禅」があり、そこでは「型屋」と呼ばれる染型をつくる職人が活躍しています。
美しい染め模様を生み出すために欠かせない“縁の下の力持ち”のような存在です。
私たちはこれまで、型屋として着物文化を陰ながら支えてきました。
しかし、ライフスタイルの変化により着物を着る機会が減り、染型の需要も少なくなってきました。
そこで私たちは考えました。「この技術や感性を、もっと多くの人に届けられないか」と。
Sansaiは、そんな問いから生まれたブランドです。

Sansaiの製品は、工房内で型紙の製作と並行して、一つひとつ丁寧に作られています。
木材の選定から、柄のデザイン、レーザー彫刻、仕上げまでをすべて自分たちの手で行い、使う人の顔を思い浮かべながら制作しています。


柄はデジタル技術で描き、彫刻はレーザー機で施しますが、その線の美しさには、手仕事を経験してきた染型職人の技術が息づいています。
着彩には、食品衛生法に基づいて安全性が確認された顔料を使用し、ひとつひとつ丁寧に行っています。
仕上げには撥水加工としてガラスコーティングを施し、扱いやすさにも配慮しています。

手に取るたびに心が落ち着くような、木製の暮らしの道具。
染型彫刻の技法と、日本・京都らしい図案の美しさを活かし、現代の生活に合うかたちに落とし込んでいます。
Sansaiは、和の美しい暮らしを提案していきます。


着物から生まれたアートの贈り物

着物、特に振袖から着想を得た柄を彫刻した、木製の食器や室内装飾品を製作しています。
日本・京都の文化が感じられる品物として、海外のお客様にも多くご購入いただいており、
「会話のきっかけになる」「海外へのお土産やプレゼントとして選んだ」といった声も多く届いています。
また、木材製品のため非常に軽く、陶器やガラス製品よりも割れにくいため、持ち運びの負担や破損の心配が少ないことも喜ばれています。

〈私たちについて〉

京友禅の染型を専門に手がけてきた「三彩工房株式会社」

私たちは京都で長年、主に振袖に用いられる友禅染の染型を作り続けてきました。
創業者であり代表取締役社長の峪 博は、京友禅伝統工芸士として「京の名工」を受賞するなど、業界でもトップクラスの技術力を有しています。
私たちは、古来より受け継がれてきた日本の美意識に誇りを持っています。


振袖の柄は非常に細やかで、「糸目」と呼ばれる1ミリにも満たない線を、刃物を使って手作業で彫り上げていきます。
また、彩り豊かで華やかな配色を実現するために、1着あたり何百枚もの染型を制作します。
そんな職人技を受け継ぎながら、時代に合わせて手彫りとデジタル技術の両方を用いて製作を行っています。

京友禅・型屋の仕事

京友禅は、江戸時代から京都で育まれてきた染めの技法です。
特徴は、精緻で華やかな図案と、色ごとに型紙を用いて丁寧に染め分ける点にあります。
「手描き」の印象が強いかもしれませんが、実は型紙を使った「型染め」も多く存在し、着物の大量生産を支えてきました。


型染めの型制作では、和紙を柿渋で貼り合わせた型地紙に、繊細な模様を彫り込んで柄を作ります。
まさに“紙に命を吹き込む”ような感覚の仕事です。
この型づくりこそが、私たちの原点です。

時代の変化とともに、現在ではデジタル技術で柄を描き、シルクスクリーン型を用いる方法が主流になりつつあります。
しかし、ペンタブレットで描く柄にも、型彫り職人として培ってきた感覚と手技がそのまま生きています。
また、シルクスクリーンの製版では、柄の種類や使用する染料・顔料の違いによって膜の厚みや仕上げ方法を調整する必要があり、天候によっても仕上がりが左右されるため、熟練の技術と経験が求められます。

これからのこと

着物需要の減少とともに、職人の高齢化が進み、技術の継承が難しくなっています。
そのような現状の中で、私たちは伝統技術や文化を再構築し、これからの京友禅の新たな可能性を切り拓いていきたいと考えています。

そんな私たちにとってSansaiは、“伝統の先”にある挑戦です。
「職人の手仕事の価値を、今を生きる人たちの暮らしの中に届けたい。」
その思いを胸に、ものづくりを続けていきます。